ドイツ遠征キックオフミーティング

慶應義塾器械体操部が来年迎える創部125周年は、日本の近代スポーツ史とともに歩んできた先輩方の挑戦と努力を振り返る重要な機会です。また、これからの器械体操部の歴史を築いていくうえでも、大切な節目となります。

125年という年月の中で、先輩方は、競技力の向上だけでなく、慶應義塾の「独立自尊」の精神のもと、人間形成や社会への貢献も大切にしながら伝統を築いてこられました。今日、私たちが活動できるのは、その長い歴史の積み重ねがあるからです。

来年のドイツ遠征は、125周年記念事業の一環として実施されるものであり、単なる海外遠征ではありません。近代体操に深く関わってきたドイツを訪れ、これまで交流を続けてきたMTV Ludwigsburgとの対抗戦や文化交流を行います。これは、歴史を振り返ると同時に、新たな歴史を創る挑戦でもあります。

このドイツ遠征には、高校生から大学生まで、男女の選手とトランポリン選手を含む「オール慶應」のメンバー15名が参加します。競技力の向上に加え、多様な価値観や文化に触れ、国境や世代を超えた交流を経験することで、グローバルな視野を持つ器械体操部の次世代のリーダーを育てる機会になることを期待しています。

第1回のキックオフミーティングでは、旅行会社の担当者から旅程の概要を説明していただきました。加えて、私からは遠征の目的と、全6回のミーティングの内容および進め方について説明しました。

その中で、私は4点の実践を部員に求めました。
①学生主体で進めること
②安全を確保すること
③時間を守ること
④当事者意識を持つこと

参加部員は、危機管理(安全対策)班、広報(情報発信・記録)班、文化交流(交流・プログラム)班、庶務(生活・用具・会計)班に分かれます。そして、ディスカッションを通じて部員主体でルールを作り、実践していきます。第2回のミーティングでは、安全対策チームが中心となり、今回のミーティングで出た意見を集約して、危機管理の方向性をまとめて発表します。また、ミーティングの冒頭には、世界を舞台に活躍されているOBをお招きし、安全対策のポイントについて、講話と助言をいただく予定です。

125周年とは、過去を祝うためだけの節目ではありません。先輩方から受け継いだ「襷」を未来へつなぐ責任を自覚する機会です。参加者一人ひとりが慶應義塾体育会器械体操部の代表として行動し、この遠征で得た学びや経験を次の世代へ伝えていくことで、本当の意味での「125周年記念事業」となります。

部員の成長につながる遠征になることを期待し、私も部員を全力でサポートしてまいります!