こんばんは。本日のリレー日記を担当させていただきます、法学部法律学科3年の泉颯真です。
3月ぶりのリレー日記ということで書きたいことは山ほどあるのですが、今回は昨年の弊部の行動指針でもあった、「関心を持つ」ということについて、お話ししたいと思います。
まず、このことについて改めて考えるきっかけになったのは、多くの新入生が入部してくれたことです。今年度は高大合わせてなんと12名が入部してくれました。それ以外の学年の総人数が15名ですので、ほぼ倍になったということで、とても嬉しい限りです。このような結果になった今年の新歓期間を経て、感じていたことをこの3ヶ月間溜めていたので、少しでもお伝えできればと思います。
例えば、新入生が体験に来てくれたとき、誰もあまり話しかけてくれなかったらどうでしょうか。見学だけで本当にちょっと見たいだけなので、というスタンスで来てくれた方には勿論そこまで質問等はしませんが、少なくとも私は折角体験に来たのだから、気にかけてくれた方が嬉しいです。実際、仮入部をしてくれた方の名前をしばらく覚えていない、という事態がありましたので、それは受け入れる立場としてどうなんだろうという話をしました。名前を覚えることは義務でも偉いわけでもないですし、それが入部の決め手に大きく貢献できるとも思いませんが、覚えてくれていた方が嬉しいのではないかと思います。
これは私の場合の話ですが、中学3年生の時に蝮谷体育館にお邪魔させてもらった際に話しかけていただいた先輩、案内をしてくれたマネージャーの方、入部から1ヶ月後にあった大会で褒めてくださった当時の大学4年生の先輩、まだあまり関わりのない時に気にかけてくださった先輩方全員のことを今でも覚えておりますし、それがこの部が良いなと思った瞬間でもありました。そして、そういったことがあったからこそ、私自身も同じことができるようになりたいと思い、実際に行動に移せるようにしています。
近年の入部者の減少は、そういった努力を怠ったことも多少関係しているのではないかと思います。(新入生の受け入れを努力とも思って欲しくはないですが)。私はこの部のことを見ていて、初期の段階で特に初心者の方々に積極的に話しかけに行ったり、指導しに行ったりする人がそこまでいないように感じます。逆に入部してくれた後は、私なんかよりももっと他の部員の方が仲良くなったりしているので、最初からそうしてくれればいいのにと思うことが多いです。ご本人のやる気が何より大事だとは思いますが、今年はやはり久永先生や広輝さんをはじめとする指導者の方々が、初心者の新入生を見られる機会が指導者の方が増えたことで物理的に多くなったので、それが入部に繋がった要因の1つだと、私見ですが思っております。
さて、話は最初に戻りますが、昨年の「関心を持つ」は部員に向けたものでした。そして、実際に私と部員の関係性は以前より深まったように感じ、練習の雰囲気も一層やりやすいものになりました。私以外の部員もそうであったように思います。したがって、次は器械体操部に興味を持ってくれた人への関心を示すことで、部員獲得にも繋がるのではないかと思います。これだと少し語弊のある言い方になってしまっていますが、数ある部活の中から、または学校の中から慶應の器械体操部を視野に入れた理由が気になる部員は多いはずですので、その関心を「持つ」だけでなく、「示す」というところまでやってほしいということです。体験の方や入学を希望している方がいらっしゃるとき、「コミュニケーションを取るようにしましょう」と部員は何度この言葉を耳にしたでしょうか。私は今年の新歓期間を経て、この言葉の意味を再度理解できたと思います。部員の皆様にも是非この気持ちを理解していただきたいです。
最後になりますが、昨日は早慶戦が行われました。結果は敗北という形にはなりましたが、東日本インカレから重ねてきた練習の成果が見られた演技も多く、意味のある試合にできたというように思います。今回は先輩方から厳しいお言葉を多く頂きましたが、今後はそうしたご期待に応えられるよう、結果で我々の努力を示し、いつかはお褒めの言葉を頂けるようになりたいです。私たち大学器械男子は1度沈んだところから盛り返している途中にいます。再度結果を残すのに長期的な目で思考を巡らせており、すぐに結果が出ないことに焦りを感じてしまいがちですが、確実に進歩していけるようこれからも精進して参ります。
少し長くなってしまいましたが、以上で本日のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました。