やるからには

こんにちは。本日のリレー日記を担当させていただきます、法学部法律学科3年の森千紗です。

先日、春学期の成績表が発表されました。いつになっても成績発表は緊張するもので、今回はSFC時代の先輩と共に見たのですが過去最低の成績をとってしまいました。毎回のことですが次の学期からは頑張ろうと気を引き締め直しているところです。

さて話は変わりますが、「存在価値」とはなんでしょうか。最近、出身校であるSFCや新しく創設されました中等部体育会クラブの指導をお手伝いさせていただく機会が多くあります。せっかく役割をいただいて、頼っていただいているからには何か自分にしかできないものを提供してあげたいという思いで臨むのですが、実際には女子部員なら誰にでもできることしかできずに終わってしまいます。私が行くべきだったかを問い直すようなことも多々あります。

私は2年生の時から女子トップとして仕事をさせていただいています。2年生の時は正直、手元の仕事をこなすことで精一杯でした。そこに自分らしさを出していくなど考えられるほどの要領は当時の私にはありませんでした。しかし現在は2年目ともなり、仕事にもだいぶ慣れてきたので、自分らしさや付加価値というものを意識するようになりました。誰でもできることをしているだけでは、それは私自身に「存在価値」があるのではなく、女子トップの「存在価値」があるということになってしまうのではないでしょうか。私は選手の考えていることやコンディションを見定めることが得意なので、最近は個々人に合ったメニュー作りに取り組んでいます。体操歴が短い部員が多いこともあり、個々人にメニューを与えることで目に見える成長が見られ、練習の効率性にも繋がり、私の強みも活かされる。これこそ私らしさであり、私の「存在価値」であると今は思っています。

卒業まで残り一年、競技力、人間力ともに至らない点は多々ありますが、私が存在した意味を体操部に少しでも残せるよう、精進して参ります。

拙い文章ではありますが、以上で本日のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました。