カルガモ

こんにちは。本日のリレー日記を担当させていただきます、法学部政治学科2年の中村真成と申します。

全日本インカレの激闘もついに終わり、私は当日もサポートとして、一番近い立場で選手たちの熱量を感じることが出来ました。

このような貴重な経験を積ませていただいたことに深く感謝しつつ、いつか選手としてこの舞台に立つという決意を胸に誓っているところであります。

さて、肌に汗が滲み続ける不快な季節もそろそろ終わりに近づいてきました。しかしながら、今年の夏は、例年と比較して暑さは控えめだったように思います。むしろ、気まぐれな気候に日々悩まされていた記憶が鮮明に残っています。

私の故郷である千葉県は、大変な豪雨に見舞われました。自宅の近くにある貯水池は人生で見たことがない量の水を蓄え、私たちを冠水から守ってくれました。

貯水池は普段は穏やかで、豊かな自然の中に様々な生態系が構築されていますが、私は大雨の度に、彼らは一体どこに消えてしまったのだろうと心配になってしまいます。

特に私が心配しているのは、カルガモです。私の自宅はマンションなのですが、敷地内に人工の池があり、稀に少数のカルガモがその池まで遊びに来ます。朝家を出ては、彼らに、まるで迷い猫を見つけたときのような哀れみを孕んだ視線を向けてしまいます。餌となるような植物も虫もいないので、彼らは数日経つとすぐに姿を消します。池から鳴き声が止むと、寂しさも覚えつつどこか安心した気分になっていました。こうした多様な生き物たちは、今回の大雨をうまくやり過ごすことが出来たのか、心配でなりません。貯水池を注意深く観察し、彼らが無事かどうかを確認していきたいと思います。

ところで、慶應体操部は百年を優に超える歴史を保持しているわけですが、同じメンバーと練習し、戦えるのは必ず一年と限られています。

一世紀の伝統から見れば、我々の一年など、カルガモが私の家の池に居たくらいの時間なのだと思います。そんな貴重な儚い一年、同じメンバーで活動できる期間も限られてきました。一瞬一瞬を大切に、皆と戦える感謝を忘れずに過ごしていきたいと思います。

拙い文章となってしまいましたが、以上で今回のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました。