ルーティン

こんにちは。今回のリレー日記を担当させていただきます、法学部法律学科1年の立花陽空です。

 

いよいよ1週間後には、三重県で行われる全日本インカレが迫っており、私たち選手一同は厳しい暑さの中、日々練習に励んでおります。

 

さて、私たちが行っている体操競技というものは、本番1発勝負で結果が決まるため、練習で行ってきたものをいかにそのまま本番で発揮できるかが鍵となります。演技前に決まったルーティンが存在することで、本番でもそのルーティンを行えば、いつもと同じイメージで演技を行うことができます。あの世界王者の内村航平選手も跳馬の演技を行う前に、手を上下に重ねる動きをルーティンとして行っていました。世間から見ても、内村航平選手といったらその動きが1番に思い浮かぶと思います。

 

私も演技を開始する前に2つルーティンが存在します。

1つ目は、跳馬の助走の前に行う動きです。まず、両手を伸ばし、手を握ります。次に、その握った手の中心と一直線上に助走路のラインとロイター板が真っ直ぐに位置するように体を合わせてから走り出します。このルーティンを行うことで、ロンダートを真っ直ぐ実施でき、跳馬に曲がらずに手をつくことができます。特に私の跳馬の技は背面で入り、跳馬を最後まで見ずに手をつくのでこのルーティンは欠かせません。

 

2つ目は、緊張を抑えるために、どの種目の演技前にも行うルーティンが1つ存在します。それは耳たぶを引っ張ることです。昔から緊張することが多く、演技前にも技のことを考え過ぎてしまい、落ち着けないことが多いです。そこで耳たぶを引っ張ることで緊張がほぐれ、落ち着いて演技に集中することができます。特に試合で自分の前の演技の人の点数が出るのに時間がかかる場合や、何かアクシデントが起きるなど、普段の練習では予想できない状況での落ち着きを保つために大切です。このルーティンは、小学生の頃に緊張していた僕を安心させるために、コーチが考えてくださったもので、今では癖となり深呼吸と同様にいつも行います。

 

最後になりましたが、このように決まったルーティンを作ることで自分の中で平静を保ち、自信を持って演技に挑むことができます。約1週間後に迫った全日本インカレでも私のこの2つの動きにも注目して見てくださると幸甚に存じます。必ず、皆様の期待に応えられるような演技をし、笑顔で帰って来たいと思います。



拙い文章となってしまいましたが、以上で本日のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました