初めての◯◯

こんにちは。本日のリレー日記を担当させていただきます、商学部2年の稲垣香花です。

いよいよ今週の水曜日に全日本インカレに向けて出発します。去年は平均台で落下してしまったので今年はノーミスで4種目を通し切れるよう頑張ります。

全日本インカレが開催される鹿児島は私にとって初めての九州になります。ということで、今回は初めて経験したことについて書こうと思います。

私の中で最も印象に残っているのは6歳頃に初めておつかいに行ったことです。頼まれたのは、家から歩いて10分のところにある駅前のスーパーで牛乳を買ってくるというものでした。当時は毎朝母と電車に乗って幼稚園に通っていたので、駅前のスーパーまでの道のりは馴染みがありました。私は母に渡されたお財布とエコバッグを持って家を出発しました。それまで一人で外を歩くのは、迷子になったとき以外に経験はなかったのでとてもわくわくしたのを覚えています。

家を出て一つ目の角を右に曲がり、住宅街の道を抜け、公園の横を通り、自分の思っている通りに歩いていきました。しかし進んでいくうちに、自分が想像をしていなかった景色が目の前に広がっていきました。だんだん不安になってきて泣き出しそうになったそのときでした。タイミングよく、家にいたはずの父が目の前に現れたのです。私は、父に道を間違えてしまったかもしれないという旨を伝え、一旦家に戻ることになりました。

実は、一つ目の角を曲がったときに私は既に道を間違えていました。そのとき私を見送ってくれていた母は、私の先回りをして家に連れて帰ってきてくれ、と父に頼んでいたそうです。父と家に戻り、一旦落ち着いてから改めて母の説明を聞き、気を取り直して家を再出発しました。今度は、家を出てしばらく真っ直ぐ進み、突き当たりを右に曲がり、いつもの道を通り、無事スーパーに辿り着き、牛乳を買って家に帰ることができました。この出来事をきっかけに私は自身が方向音痴であると初めて知ることになりました。今後も、たとえ道を間違えたとしても、一旦原点に戻って自分の進むべき方向を確認し、再出発していきたいと思います。

拙い文章となってしまいましたが、以上で本日のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました。