多様性の交差点、池袋発:豊島岡での青春模様

こんにちは、本日のリレー日記を担当させていただきます、商学部2年の五十嵐美文です。

今回のリレー日記では、私の中学・高校の頃について書かせていただきます。私は中学受験を経て、豊島岡女子学園中学校に入学いたしました。皆様の中には女子校と聞くと、「ごきげんよう」という挨拶を筆頭におしとやかなイメージを抱く方もいらっしゃると思います。しかし、私の母校はそのようなイメージとは異なり、がしがしとことを進めていく生徒が多くいました。学校がSSH(スーパーサイセンスハイスクール)に属していたため、化学・物理・生物の実験を自ら進める活動をする恵まれた環境でありました(理科系の科目が苦手な私は友達に手伝ってもらうことがしばしばありましたが)。ここまでの内容では、真面目な雰囲気で堅い印象を感じてしまうかもしれませんが、個々の生徒には多様性が満ちておりました。私の母校は池袋駅が最寄りであり、当駅には非常に規模の大きなアニメイト(アニメ・ゲームのキャラクターなどを取り扱うお店)がありました。その影響もあるのでしょうか、二次元の話になると衝撃的な知識量で話す子がいました。また、男性の先生を推しにする子、食堂にある全メニューを制覇している子、先生のものまねがプロのように上手な子などもおりました。どのような趣味を保持していても、全員がそれを頭ごなしに否定せず、むしろ受け入れる環境は実は希少だったなと今になって感じております。また、傍から見みると、教室内の授業時間と休み時間のにぎやかさが大きく異なっている、奇妙な環境であったのかもしれません。しかし、私はこのいびつさに居心地の良さを感じておりました。多様性を謳う現代社会において、豊島岡女子学園は素晴らしい環境でした。大学生は高校生に比べそれぞれが多方面で活躍しているため、中学・高校時代に培った、各個人を尊重する姿勢を忘れずにいきたいと存じます。

拙い文章ではありますが、以上で本日のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました。