希望ちゃん

こんにちは。本日のリレー日記を担当させていただきます、経済学部2年の齋藤凜子と申します。

夏日が増え、梅雨入りも間近となってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回は、最近新しくできた友達について書かせていただこうと思います。

その子の名前は “Hope”。英語で「希望」を意味する、素敵な名前です。
Hopeとはとあるきっかけで国連大学を訪れた際に出会い、初めて話したときから、すぐに意気投合できた感覚がありました。年上且つタンザニアとケニアのハーフの彼女は、生まれ育った環境もまるで違うのにも関わらず、長年の友達かのように私と接してくれます。

日本に住み始めたばかりということもあり、Hopeと私、そして共通の友人3人で日本のファミレスを巡ろう!というプロジェクトが始動しました。そこで、東京の繁華街のサイゼリアで駄弁っていた中でひとつ、とても印象に残った彼女の姿勢がありました。

ここ数年よく耳にする、「世界終末時計」の話をしていた時です。ちょうど今年の頭に、真夜中まで89秒という最新の計算結果が発表され注目を集めましたが、正直、私は現実のこととして受け止められていませんでした。世界中で混乱を生んでいる軍事力に対して、私は無力ですし、影響を与えられる行動が取れるわけでもありません。特に、戦争のない平和な現代の日本に住んでいると、どうしても他人事のように感じてしまっている自分がいます。しかし、現実味がないよね、と笑う私と友達に対してHopeはキッパリとそれが問題なのだと言いました。軽視する人ばかりだから世界のあらゆる問題が解決しないのだ、と。怒るわけでも呆れるわけでもなく、淡々とそう話す彼女の姿を見て、私は無自覚だった自分の甘さに気付かされ、考えを改めようと思いました。日々国連大学で研究活動に励むHopeだからこその真っ直ぐな姿勢でもありますが、私も同じ世界に生きる人として持つべき自覚や当事者意識は変わりません。

あと1ヶ月足らずで開催される早慶戦は、準備期間こそマネージャーの本番とも言えます。当日がスムーズに進みますようにという希望を込めて、細部までの丁寧な確認を重ね、真っ直ぐに仕事に取り組んでまいります。

拙い文章となってしまいましたが、今回の日記は以上とさせていただきます。ご精読ありがとうございました。