心を開くこと

こんにちは。本日のリレー日記を担当いたします、商学部4年の五十嵐美文です。

あっという間に四月も終わり、ゴールデンウイークを迎えようとしております。季節の変わり目、皆様のいかがでお過ごしでしょうか。

今回私がテーマにしたいのは、「心を開く」ということです。 実を言いますと、私は自己開示というものが昔からあまり得意ではありません。友人や周囲から「美文って、何を考えているのかよく分からないよね」と言われてしまうことがしばしばあります。自分としては精一杯、心を開いて接しているつもりなのですが、どうやら相手にはうまく伝わっていないようです。

なぜそうなってしまうのか。自分なりに振り返ってみると、原因は「考えすぎてしまうこと」にありました。 何かを感じたり考えたりしても、それを言葉にする前に「こう言ったら相手はどう思うだろうか」という悩みが頭を駆け巡ってしまいます。そうして迷っているうちに、会話の話題はとっくに次へ移り変わっているのです。特に大人数での賑やかな席ではこの傾向が強く、周りから見れば、ただぼーっとしているように映っていても無理はありません。

先日、中学生時代からの親友にこの悩みを打ち明けたところ、「考えすぎだよ」という結論に至りました。彼女とは中高6年間、毎日同じ電車で帰路につき、部活の話や顧問の先生のモノマネをして笑い合ってきた仲です。今でも当時の情景を思い出すだけでエモーショナルな気分になりますが、そんな気取らない関係こそが、私にとっての理想の形なのだと改めて感じました。

つまり私の課題は、思考を言葉にするまでの時間を要しすぎているという点に尽きます。 ここで、古代ギリシャの哲学者・プラトンの金言を一つ紹介させてください。
賢者は、語るべきことがあるから語る。愚者は、語らなければならないから語る。』

自分に都合の良い解釈を探して見つけた言葉ではありますが(笑)、これは非常に示唆に富んでいます。「語るべきこと」があるのに、それを適切なタイミングで語れなければ、賢者にも愚者にもなれない「無者」になってしまうのではないか——。そう考えると、少し背筋が伸びる思いがします。

ここまで、私のとりとめのない思考をありのままに連ねてしまいましたが、向上心だけは人一倍持っているつもりです。これからは「聞き手」として場にいるだけでなく、自分の想いを言葉に乗せて届ける「語り手」としてのコミュニケーションも意識して参りたいと思います。

拙い文章ではありましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。以上で本日のリレー日記を終わらせていただきます。