こんにちは。本日のリレー日記を担当させていただきます、薬学部薬学科2年の千秋美怜です。
4月に突入したことで、私もついに2年生と名乗る立場になってしまいました。Gmailの署名設定がまだ1年生のままであるのを思い出したので、今日中に2年生へとアップデートしておこうと思います。
突然ですが、皆様MBTIというものをご存知でしょうか。世間の流行りには大分遅れてしまいましたが、今回はMBTIに関するお話をしようと思います。
そもそも、MBTIとは何であるのか軽く説明します。MBTIとは、4文字のアルファベットで性格を分類する、いわゆる性格診断のようなものです。内向型(I)と外向型(E)、観察型(N)と直感型(S)、思考型(T)と感情型(F)、判断型(J)と知覚型(P)という4つの指標をもとに、性格が16個にカテゴライズされます。
つらつらと説明してみましたが、実は何の文字がどういった性格を表しているのかは私もよくわかっていません。十人十色という言葉がある時代に、全人類の性格を16個の型に当てはめてしまうなんてもったいないと一蹴していた頃もありました。そんな私ですが、MBTIという概念に感心する出来事がありました。観察型であるか直感型であるかを診断する有名な質問に、「りんごと言われたら何が思い浮かぶか」というものがあります。私のこれに対する答えは、「赤い、丸い、甘い」など、りんごそのものに関すること一択でした。しかし、同じ質問をされた私の同期の齋藤と庄司は、「白雪姫」「アダムとイブ」と答えました。私にとって、これは目から鱗という言葉では言い表せないほど衝撃だったのです。「りんご」と言われた私の脳内には、真っ白な背景に一つのりんごが浮いているだけの空間がありました。りんごはりんごであって、毒林檎でも禁断の果実でもありません。しかし、2人にはりんごの周りの景色や人物、さらには物語まで見えているのです。2人の想像力に感心し、自分の安直さに呆れると同時に、これが観察型と直感型の違いかと、初めて肌でMBTIを感じました。
とはいえ、冒頭で言った通り、人間一人の性格は到底アルファベット4文字などで表せるものではないと私は思います。「T型とF型は合わない」「このMBTIは性格が悪い」といった偏見が溢れている世の中ですが、人をMBTIという先入観で判断するのは非常に残念なことです。しかし、一つの話題として、そして物事を測る尺度としてMBTIという選択肢を持つのは中々面白いのではないかと思います。少なくとも、私は今りんごの質問をされたら、「赤くて丸い果物だと私は思うけれど、毒林檎だと思う人もいるだろう」と答えることができます。MBTIの枠を超えて、視野を広げることができたということです。これからも色々な人とコミュニケーションを取り、広い知見と視野を手に入れたいと思います。そんな私のMBTIはISTJ、管理者です。「人気MBTIランキング」という訳のわからないランキングで最下位だったため少し落ち込んだのは、ここだけの話にしておきます。
拙い文章となってしまいましたが、以上で本日のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました。