次は俺の番だ

皆様こんにちは。本日のリレー日記を担当させていただきます法学部政治学科3年の伊保内啓佑です。

寒くなってきましたね。あっという間に11月も半分が過ぎ、師走の影がチラついて参りました。師走という言葉の通り、冬は何かと忙しい時期であります。そんな“師走”にこそやるべき事を“し忘”れないように注意していきたいものですね。私のアツアツの越冬ギャグでこの冬を温めていければ良かったのですが、そう上手くはいかなそうです。

 

さて、本題に入りましょう。先日私は、過労により倒れ、救急で搬送されました。正直もう色々と限界を迎えていたのですが、それらが募り爆発したといった具合です。人と接することさえ苦に感じていたのですが、そんな私にも手を差し伸べてくれる家族や友人、先生や先輩方がいました。

真っ暗闇だった私の心に何筋もの光が差し込んできました。苦しい時に優しくされると人間弱いものです。私は鈍感なもので、普段はあまり感じられていませんでしたが、いざ私が危機的な状況に置かれた時、これだけ多くの方々が気にかけ、心配してくださるのかと肌身を以って感じました。私は多くの方々に支えられて生きていると改めて断言できるようになりました。

 

今年の7月頃、正式にこの部の主将となり、部員をまとめ、先導していく立場となってから、私は長らく孤独感を感じていました。日々部員の為を想い、どうすればより良い活動環境を整える事ができるのか。どうすれば彼ら彼女らの4年間、7年間が充実したものになるのか。そういったことに、永遠と頭や身体、精神を使ってきました。尤もらしい事をしている様に見えますが、結果や成果が目に見える形で出ていたかと聞かれるとそうでも無かったため、協力してくれる人は現れないし、感謝してくれる人もいない。そんな孤独感と悲壮感に耐えかねていました。

その間、首藤先生には何度も相談させていただいておりましたが、その度に「トップは孤独だよな」と励ましの言葉をかけてくださいました。先生は本当に優しい方で、今回も例に漏れず心配と励ましのメッセージをくださいました。「私はいつでも啓佑の味方だから」と。これは少しズルいですよね。これで泣かない人はいません。傷付いていた私の心には、痛いほど沁みました。

 

と、このように様々な方から心配や応援の声を頂き、どうにか、再び、1年を残した体操部人生の旅路に戻ろうと決心できました。支えられてばかりではいけないのは自覚しています。今度は私の番です。いや、私達の番です。

前回のリレー日記にもありました通り、11月25日の井上主務の引退を以って本格的に代交代となります。いよいよ始まる私達122代の執行代。正直不安で仕方ありませんが、これまで私が支えられた分、しっかりと皆様に恩返しをして参りたいと思います。

先生方、先輩方、同期、後輩達、関係者の皆様が、いつでも帰って来れるようなアットホームな体操部を守り続けたいと、関わってくださる全ての方々に勇気と活力をお届けしたいと。そして体操部がより強く逞しい組織となる様に身を粉にして貢献したいと、そのように考えています。

具体的な施策については12月17日に行われます納会でお話させていただければと思いますが、今ここで軽くではございますが、私の決意を表明させていただきました。

 

拙い文章となりましたが、以上で本日のリレー日記とさせていただければと思います。ご精読ありがとうございました。今後とも慶應義塾体育会器械体操部をよろしくお願いいたします。