自己紹介

初めまして。本日よりリレー日記に参加させていただきます、理工学部1年の伊藤利紀(イトウ トシキ)と申します。以後よろしくお願いいたします。今回は、初めてのリレー日記ということで私自身の自己紹介をさせていただきます。

 

私は東京生まれで、父の仕事の都合で、1歳から7歳までの6年間をベルギーで過ごしました。現地の人と上手く意思疎通がとれず、苦しい思いをすることもありましたが、まだ幼かったこともあり、両親が常にそばにいてくれたため、思い詰めるようなことは全くなく、楽しい思い出ばかりが記憶に残っています。

 

小学1年生の秋に帰国してからは、公立の小学校、中学校で9年間を過ごしました。幼少期からサッカーと水泳を習い、小学4年生からは空手も始めました。中学では友人の誘いでバスケットボール部に入部し、3年次にはキャプテンを務めました。コロナ禍による影響で最後の大会もなくなり、不本意な形での引退となってしまいましたが、部活動や学校生活を通して色々な人とのつながりができるなど、得るものの多い有意義な3年間だったと今では思います。

 

中学卒業後は慶應義塾大学医学部を目指し、慶應義塾高等学校に入学しました。部活動には入らず、勉学に専念しておりましたが、2年の春に挫折し、強迫性障害という不安障害を発症しました。歩き方が分からなくなるくらいまで症状が悪化し、とても苦しい時期でしたが、家族や友人が変わらずそばにいてくれたおかげで、自分と向き合い、乗り越えることができました。校外で何か習い事をやっていたというわけでもなく、中学生までと比べて充実していたとは言い難いような3年間でしたが、こういった苦しい期間があったからこそ、今前を向くことができている自分がいるのだと思うと、結果的には良い経験だったのではないかと感じています。

 

高校卒業後は、慶應義塾大学理工学部に進学し、バスケットボールをもう一度頑張ろうと思い、理工学部体育会バスケットボール部に入部しました。しかし、1年生のうちは活動日が少なく、春学期は自主練習ばかりで、気づけばそのまま夏休みになっており、入学してからの3ヶ月で成長した実感が持てずにいました。そんなとき、パリオリンピックで器械体操日本代表が活躍する姿を見て感銘を受け、もともとこの競技に少し興味を持っていたこともあり、慶應義塾体育会器械体操部に入部することを決意しました。

 

9月中旬から練習に参加させていただき、秋学期から正式に入部することができました。入部を希望する旨のメールを送らせていただいた際、私のアカウント名が原因で部内に妙なあだ名が定着してしまったのは不本意ではありましたが、先生方や先輩方、同期のみんなが私のことを本当に温かく迎え入れてくださいました。そのおかげで、まだ1ヶ月弱しか経っておりませんが、着実に成長していると感じられる充実した日々を送らせていただいております。入部したからにはとことん体操に打ち込んで、引退する頃には「強くなった」と自信を持って言えるような、価値のある大学生活にしたいと思っています。是非ともこれからご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

 

長く拙い文章となってしまいましたが、以上で本日のリレー日記を終了させていただきます。ご精読ありがとうございました。