こんにちは。本日のリレー日記を担当させていただきます、看護医療学部4年の加藤万葉です。
少し前の出来事にはなりますが、本日は6月末に開催された早慶戦について綴らせていただきます。
今年の早慶戦は、私にとって特別な意味を持つ試合でした。マネージャーとして迎える最後の早慶戦。これまで経験してきたどの運営よりも、責任と緊張感が大きくのしかかる大舞台でした。これまでも試合運営は何度も経験してきましたが、どれだけ準備をしても当日は予期せぬ出来事がつきもので、運営においては「うまくいって当たり前」「ミスがあれば失敗」とされる厳しい側面があり、毎回強い緊張が走ります。選手にとっての全日本インカレが大舞台であるように、私にとっての勝負所が、この早慶戦だったのです。
ありがたいことに、当日は多くの方々から温かいお言葉をいただくことができました。それは、この4年間で最も嬉しい出来事だったと言っても過言ではありません。もちろん、素晴らしい演技を見せてくれた選手たちの力があってこそですが、今回は普段は表に出ることの少ない「裏舞台」で活躍してくれた人たちについてお話ししたいと思います。
早慶戦を終えて、疲労とともに最初に感じたのは感謝の気持ちでした。今回の早慶戦は、実に多くの方々の支えがあって成り立ったと、改めて実感しています。
なかでもまず挙げたいのは、マネージャーの存在です。私は幸運にも、3名もの後輩マネージャーに恵まれました。早慶戦の運営にあたっては、細かいことを言ったり、自分の理想とする形を実現するために彼女たちの仕事を増やしてしまったりと、振り返れば少し無理をさせてしまった部分もあったかと思います。それでも、彼女たちは最後まで真摯に向き合い、その尽力のおかげで早慶戦を無事に形にすることができました。
前日には、疲労から体調を崩してしまったマネージャーもいたのですが、それにもかかわらず、当日は全員がひたすら動き続けてくれていて、むしろ私が「少し休んで」と制止する場面があるほどでした。
本当に、彼女たちの貢献は言葉では言い尽くせません。どうか自分たちの頑張りと成果を、誇ってほしいと思います。
また、マネージャー以外のサポーター部員も、当日は本当によく頑張ってくれました。入部して間もなく、初めての対抗戦にもかかわらず、てきぱきと仕事をしてくれた1年生。1年生の面倒を見ながらも、私が何かしているといつも一番に「何かすることありますか」と声を掛けてくれた2年生。2回目の対抗戦ということもあり、自分たちで考えて動いていた3年生。グッズ販売で積極的に声を掛け、完売に導いてくれた部員。挙げればきりがありません。
さらに、早慶戦直前の時期、私の心が折れかけていた際に、たくさん相談に乗ってくださった先輩の存在もありました。その支えは、本当に大きなものでした。
はじめに「早慶戦はうまくいった」と書きましたが、それはあくまで表向きの話であり、大きな混乱がなかっただけで、実際には細かなミスや反省点もありました。私にとっては最後の早慶戦なので細かいことは気にしていませんが、今後のために、試合後には各学年から反省点を集めました。どの学年からも、良かった点や運営としての課題、個人的な反省など、たくさんの意見が寄せられたこともとても嬉しいことの1つでした。
特に1年生は、ワンスクロールには収まらないほどの振り返りを綴ってくれていて、部員全員が当事者意識を持って早慶戦に臨んでくれていたことが本当に嬉しかったです。
2年後には、また慶應で早慶戦が開催されます。そのときには、今回を超えるような素晴らしい早慶戦をつくってくれることを、心から期待しています。
最後になりましたが、改めまして早慶戦開催にあたりご尽力いただきました皆様、またご観戦いただきました皆様、本当にありがとうございました。
拙い文章となってしまいましたが、以上で本日のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました。