遠くとも

こんにちは。本日のリレー日記を担当させていただきます、経済学部2年の古瀨翔大です。

最近、頻繁に同じ夢を見ます。自分のバイト先で労働をしている夢です。家で昼寝をしている時によくその夢を見て、起きる度に一回分の労働を終えた気分になるのですが、夢なので時給が発生していない事実に落胆しています。しかも決まって忙しいシチュエーションなものですから、寝て疲れを取るはずが、かえって精神的に疲れた状態で起きてしまいます。今後は現れて欲しくないものです。

さて、大学生は夏休みの後半戦に突入しました。授業が無い期間にも関わらず、今年の夏休みはかなり忙しい日々を過ごしているように感じます。今夏はイベントが盛り沢山であり、全日本インカレ、全日本予選会、東日本選手権、慶同戦、等々。リレー日記を書いている現在の私は、全日本インカレと全日本予選会を終えた状態です。折り返しとも言えるタイミングですが、今回の主題は全日本予選会についてです。

私が今年で最も焦点を当てていた大会、それが全日本予選会(以下「予選会」)でした。全日本選手権大会は全国で上位65名しか出られないハイレベルな大会であり、その出場者を決めるのが予選会です。全国の猛者達が毎年しのぎを削っています。昨年、熊本で開催された全日本選手権大会を直接見て、自分もこの大会に出たいと強く思いました。さらに、自分が出場できれば、慶應で団体を組める可能性が高いという点も重要な動機となりました。全国で65名しか出られない大会に、もし慶應3人で団体で出られたらそれ程最高なことはないでしょう。当時の自分にとってはかなり挑戦的な目標ではありましたが、綿密に計画を練り、1歩1歩着実に進み、本気で出場に向けて練習に励みました。

当時の自分が立てた目標は、51点を超える演技をすることでした。近年の傾向を鑑みると、51点あれば上位65名、もしくは追加の5名の補欠には食い込むレベルだと考え、そのためにどのような技を作るのか、どういった構成でいくのかを決め、質を高めるために通し練習も徹底しました。

結果として、本番では50.66点を出しました。目標に届かなかったとはいえ、自己ベストを0.65点更新し、ほぼ会心といえる演技を決めることができました。近年の傾向であれば補欠には届く点数であり、演技後は、予選会を通過できるかもしれないという期待に胸を躍らせました。

しかし、現実はそう甘くはありませんでした。予選会の通過資格を得られた点数は、52.12点。補欠のボーダーですら、51.99点という、近年に比べて1~2点近くのボーダーの上昇。今の私の技術力では、200%の力を出せたとしても通過は難しかったでしょう。ボーダーまで1.33点の差でしたが、この1.33点を埋めることの難しさといったらありません。完敗です。

予選会前の私は、負の感情に大々的に支配されていたかもしれません。特に1週間前の練習ではそれが顕著に現れていました。良い演技を出せても不安感が消えず、悪い演技が出たら通常の3倍萎え、口数も減る。負のオーラを出してしまってトランポリンの皆様には大変申し訳ありませんでした。最も不安だったのは、もし通過できなかった際に、その後の練習へのやる気が全く無くなってしまうのではないかということでした。去年からずっと準備し続け、今年は予選会を通過することだけに焦点を当て、それまでの大会は全て予選会に向けての過程であり、その先のことは深く考えていませんでした。ここまで重きを置いているにも関わらず、結果が伴わなかったときにはひどくショックを受けてしまうのではないかと。

しかし実際は、そのような事は無く、むしろ清々しく再スタートを切ったような感覚です。通過できなかったとはいえ、1年前の構成から自己ベストを約3点更新し、新技も6本ほど増え、本番の演技もベストを尽くせました。ここまでの成長は、確実に自分の自信に繋がっています。去年設定した高すぎるハードルも、本気で越えようとすれば常に上を目指し続けられ、たとえ越えられずとも、振り返ってみれば積み重なった研鑽は意外と大きいものです。確実に達成出来る目標も大事ですが、時には自分に釣り合わない、分不相応な目標を設定してみるのも良いかと思われます。

現在私は2年生の半ばで、引退まであと2年と3ヶ月程です。気づけばあっという間に終わってしまいそうな時間の中で、自分がどこまで行けるのか、そしてどこまで行きたいのかを本格的に考えていきたいと思います。大きな目標を終えたこのタイミングで、また新たな目標を設定し、引退時の構成を考えつつ常に向上心を持って練習に励んでいきます。

拙い文章となってしまいましたが、以上で今回のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました。