こんにちは。本日のリレー日記を担当させていただきます、理工学部2年の成合俊瑛です。

最近、すっきりしない雨模様の日々が続いておりますが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

本日は、私が「雨」から連想するお気に入りのものを3つご紹介いたします。

1つ目は、新海誠監督の『言の葉の庭』という映画です。雨に関わる作品と聞くと『天気の子』を思い浮かべるかもしれませんが、それよりも前に制作された作品で、個人的には『雲のむこう、約束の場所』と同じくらい大好きな映画です。

靴職人を目指す高校生の孝雄は、雨の日の朝だけ学校をさぼり、新宿御苑で靴のスケッチを描くことを習慣にしていました。ある日、彼はそこで缶ビールを飲む謎めいた年上の女性と出会います。約束のないまま雨の朝を迎えるたびに公園で再会し、心を通わせていく二人を中心に物語が進展していきます。

この映画では、雨という暗く憂鬱な天気が、どこか神秘的で何かを期待させてくれる存在として描かれています。そして何より、息をのむほど美しい作画が魅力です。

2つ目は、King Gnuの『傘』という楽曲です。疾走感がありつつもどこか哀愁を帯びたメロディと重厚なリズムが、しとしとと降る雨や薄暗い空模様によくマッチしています。冒頭のイントロを聴くだけで、一瞬にして雨の日の湿度や空気感が蘇ります。雨の日は気分が沈みがちですが、この曲は鬱屈とした情緒やうまくいかない日常の焦燥感をリアルに表現してくれます。ただ明るく励ますのではなく、陰鬱な感情に静かに寄り添ってくれる世界観が、雨の日の心境に見事にシンクロします。気になった方は、ぜひ歌詞も検索してみてください。

3つ目は「蝉時雨」です。夏場のまとわりつくような暑さは苦手ですが、公園や森で響き渡る蝉の鳴き声を聞くと、深い夏らしさを感じられます。特に夕暮れ時の蝉時雨には特別な情感があります。空が茜色から群青色へと移り変わる一瞬の時間、沈みゆく夕日のノスタルジックな光と降り注ぐ蝉の声が重なり、夏の終わりや一日の終わりを感じさせる独自の寂寥感を醸し出してくれます。

拙い文章となってしまいましたが、以上で今回のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました。