「簡単そう」

こんにちは、本日のリレー日記を担当致します、経済学部2年の畑田匠です。

 

いよいよ本格的な夏を迎えますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

私は、学期末が近づくとともに増える課題と格闘する日々を過ごしております。さて、本日私が書くのは、一流の人の「簡単そう」な動きの話です。今ここで、あえて抽象的な表現をしましたが、具体的には、次のような内容です。私は中学まではサッカーをやっていたので、サッカーを例にとってお話しすると、上手い人ほどいとも簡単そうにリフティングをします。ですが、実際にやってみると最初は10回も続けることが難しいです。このことは他のスポーツ、もちろんトランポリンや体操でも同じことが言えます。実際私も、大会でトップレベルの選手の演技を見て、「簡単そう」だと思って自分で同じ技をやってみても、トップの選手がやっていたような自然な動きにはなかなかなりません。

 

さて先日私が読んだ、本にこんな言葉の一節がありました。【「簡単そう」が、一番難しく高度である】。本文を引用すると、「何の道も一流がやると、自然体で簡単そうに見える」と記されていました。続けて、「突き詰めれば突き詰めるほど無駄がそぎ落とされ、必要なものだけが残る」とも記載されていました。これは、柴田昌孝さんというアパレル業界の方の言葉です。多くのスポーツにも同じことが言えます。上手い人の動きほど、長い時間洗練されたものでありだからこそ自然な動きであり、そこには無駄がなく「簡単そう」に見えるのです。現在の自分のトランポリンの演技と世界レベルの選手の演技を見比べると演技のレベル以外にも大きな違いとして、どこか自分に演技のぎこちなさを感じます。少しでも、その領域に近づくにはやはり積み重ね練習していくことが一番の近道であると改めて感じました。

 

最後になりますが、これを読んでいる方の中には、まだトランポリン競技を見たことがない人もいるかと思います。ぜひオリンピック等でトランポリン競技を見るときは、一流の選手の洗練された動きにも、注目してみてください。

 

拙い文章となってしまいましたが、以上で本日のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました。