本番から得られるもの

こんにちは。本日のリレー日記を担当させていただきます、法学部政治学科3年の岡﨑優太です。

昨日、器械体操部の今年最後の大会である、川崎トランポリンジャパンオープンが終了しました。3年の南がマスターズ部門で決勝に出場するほか、チームとしての通し率も悪くなく、練習の成果を発揮することが出来たと感じております。一方で、演技の細かい部分に意識が行き届いていない、といった課題点も見られました。
そのような中で、私が今大会を通じて最も大きな収穫だと感じた点が“大会会場での心と体のコンディショニング方法”についてです。今大会では満足のいく演技を行うことが出来なかった一方で、緊張・興奮といったメンタル面の制御や、体の温め方(ウォームアップ)などの、本番に向けた調整が非常に上手くいったと感じました。この感覚を忘れないためにも、リレー日記の場を使って書き残したいと思います。

「練習は本番のように、本番は練習のように」という言葉があります。これは、普段でも本番を意識して練習することで、本番の舞台でも練習で培った力を最大限発揮することが出来る、という考え方です。この意識はとても重要なことであり、本番での決定力の向上につながると考えられます。
しかし、実際に本番の舞台に立たなければ経験出来ないことも多くあります。
「大勢の観客からの視線と声援」「周りの選手たちから伝わる緊張感」「時を追うごとに熱を失っていく手足の末端」「演技に入った瞬間に柔軟性を失う筋肉の動き」などなど。
私も今回の“本番”を通じて得られたものが何点かあります。

自分は今までの大会では、本番前にイメージトレーニングを何度も行うなど、自身の内面への集中を重視していました。そうすることで演技への集中力を高めることには成功していましたが、逆に自分の中での緊張感を高め過ぎてしまっている部分もありました。そのため、今大会では敢えて本番前に他の選手やチームメイトのところに行って、談笑を行ってから演技に臨みました。そうすることで、緊張感に押しつぶされることなく、自然と練習の時と同じように演技を楽しむ感覚で本番に臨むことが出来ました。

また、アップの方法に関しても「体を冷やさないこと」「筋肉の瞬発力を落とさないこと」の2点に重点を置いて、ランニングや幅跳びなどの全身運動を多く行うほか、動いていないときはジャージを着こむなど、体温の維持を意識しました。こうすることで、普段の大会よりも良いパフォーマンスで本番に臨むことが出来ました。

一方で通しの中では、体の反応が遅れてしまいジャンプを踏み外してしまう、といったミスも見られました。そういった点で、まだまだ改善すべき点も多くあると感じましたので、今後も本番での決定力を上げることが出来るよう、練習に励んで参りたいと思います。
ご指導ご鞭撻のほど、何卒宜しくお願いいたします。

拙い文章となってしまいましたが、以上で本日のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました。