根を深く張れ

こんにちは。本日のリレー日記を担当させていただきます、総合政策学部4年の山﨑広輝です。

先週末は早慶戦が終わりました。インカレと続けて慣れない環境・雰囲気の中で皆が怪我もなく試合をやり切れたこと、まずは安心しています。心身ともに忙しい時期は超えましたが、気を抜いて体調を崩したりせぬよう、改めて用心していきたいと思います。

 

さて、今回が最後の日記だそうです。あまり実感はありませんが、卒業が近づいているという事実が迫ってきました。まだ私は12月に全日本選手権を控えていますので、最後まで我が部の存在感を示せるよう頑張ります。

 

私が一人の体操選手として後輩たちに残す言葉があるとすれば、やはり基礎の大切さです。というのも、私は中学時代から腰椎分離症に悩まされ、満足に試合を出来たシーズンが殆どありませんでした。

そんな中で、大学2年生のシーズンから身体の使い方を本格的に修正し始めました。特に胸部の可動域と広背筋・肩甲骨の扱い方等…長くなるので詳細は省略しますが、私はこの取り組みを始めたことで慢性的な故障が大きく改善されたのに加え、体操競技の見え方・感じ方が大きく変化したように感じます。どの技をするにも身体がどのように動いているかを意識的に感じるようになりましたし、普段の生活の中でも姿勢や身体の動きに気を配るようになりました。

以前のリレー日記でも書いたような気がするのですが、体操をする為の一つ一つの所作における意識的な情報量が、演技の総合的な完成度につながってくると思っています。昨年からは幸いなことに、少しずつ試合の結果にも結び付いてきました。

基礎的なトレーニングは一朝一夕には成果が出ず、長期間地味な作業をひたすら続け、その結果がじわじわと演技に反映されてくるようなものです。メンタル的に挫けそうなこともありますが、競技を続けている限りはこだわりを持って継続していきたいと思います。競技との関わり方が多様な我が部ですが、それぞれに演技を磨き続けている境遇に変わりはないと思います。部を競技的な面で牽引する立場として、最後まで説得力のある姿を見せられればと思います。

 

以上で本日のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました。