視界という視点

こんばんは、本日のリレー日記を担当させていただきます、環境情報学部3年の福岡由唯です。

皆さん、いかがお過ごしでしょうか。不安が続く毎日ではありますが、私は持ち前のポジティブさで、明るく生きていこうと思います。

3月末、練習の自粛が決定した時に、4年生の広輝さんが「筋トレたくさんできるじゃん!イメトレすれば上手くなれるかもよ!」と言っていました。この状況をプラスに捉えていたこの言葉に、私はいい意味で考えさせられ、特に後者には衝撃を受けました。

今回のリレー日記は、これについて書きたいと思います。

「イメージトレーニングで上手くなれる!?」

私には無い発想でした。

もちろん、筋力、体力、技術、感覚等全てを向上させると競技力はアップします。しかし、1つのエッセンスとして「イメトレ」もあるという意味だと思います。体操選手だけではなく、どのスポーツ選手も実施しているこの「イメトレ」は、個人個人の頭の中で行うものです。そのため、どんなことをしているかは他人には見えませんし、競技スキルのように人から教わったり共有することが難しいと思います。

「筋トレが大きく競技力に繋がるのであれば、イメトレも同じように大切なのか!?」

「これにも種類や質があり、精度が上がれば競技力アップに繋がるのか!?」

最近はそんなことを考えながら体操動画を見たり、目をつぶって想像したりしていますが、ここで1つの問題が生じました。

「自分の見ている景色をイメージすることが出来ない…。」

第三者的視点から自分をイメージする(もう1人の自分を見る)ことは容易に出来たものの、自分が見ている世界を鮮明に再現することは出来ませんでした。それはなぜなのか。きっと、日頃から 視界 に注意が向けられていないことが原因だと考えました。私は、体操している時に何かを見て確認することが苦手です。早すぎて見えない、見たら怖いと思って、無意識に逃げてきたのかもしれませんが、イメトレを実施するには視界の把握が必要だということが分かりました。

体操の技が狂った時、私のような人は何が原因なのかを自分で見つけることが出来ませんが、視界を把握している人は、どこがずれているのかを判断し、すぐに修正出来るのかもしれません。また、試合等での環境の変化(天井が高かったり、電気の色が違ったり)にも瞬時に適応し、結果的に自信のある演技に繋がっていくのかなと思います。練習が再開したら、少しずつ視界も意識できるように努力したいと感じました。

早いもので、私も3年生になり、体操人生も残り1年半となりました。

1年半はあっという間です。しかし、最後の最後まで成長したいと強く思います。その為には何が必要なのか、どう過ごすべきなのか、色んな人の影響を受けて自分を更新していきたいと思います。

拙い文章となってしまいましたが、以上で私のリレー日記を終わらせていただきます。ご精読ありがとうございました。