近づくほど遠ざかる

皆様こんにちは、本日のリレー日記を担当させていただきます、環境情報学部3年の上田乃維です。

時の流れは早く、もう3年生になってしまいました。大学生活も半分を切っていると考えると、どうにも焦ってしまいます。ここまでさまざまな面で成長できているような、未熟なままであるような感覚に襲われています。実りある4年間にできるよう、今できることを全力で行っていきたいです。

さて、本日のリレー日記のテーマは、「近づくほど遠ざかる」です。
意味わかんないですよね、笑
今回は、このテーマについて自分の今までの経験をもとに、感じていることを綴らせていただこうかと思います。

私はこれまで、トランポリンや大学受験など、人生を賭けたと言えるレベルで努力した経験が何回かあります。その度に経験した、「近づくほど遠ざかる」とは、何かしらの目標に自分が近づいて行く途中で、理想だった目標が現実味を帯びて自分の実力とのギャップに絶望する瞬間のことです。努力を重ね、今までの自分よりも遥かに成長していると感じた時、いざ目標地点から自分の位置までを逆算してみると、思っているよりも目標までの距離が遠く、自分が成長していないように感じてしまいます。どれだけ難度が上がっても合計点は変わっていなかったり、どれだけ参考書を進めて知識を入れても模試の点数は下がってしまっていたりと、思うように進められず、自分の努力に自信が持てなくなる時があります。

どれだけ大きな壁を越えても、またすぐに目の前には大きな壁があって、自分の目標や理想の人はもっとずっと遠くにいるような感覚は、目標を定めていざ努力を始めるという時には気づくことができません。自分がある程度力をつけて、自分の現在地と目標までの距離を測る力が身についてから初めて感じることのできる感覚だと思います。

しかし、俯瞰して見れば、これらの感覚は決して力がついていないのではなく、自分の現在地や目標までの距離感を把握できるほど力がついてきていると捉えることもできると思います。主観的な自分の感情にとらわれず、客観的に自分の進捗を確認し、目標までの適切なルートを通れるよう、努力を重ねていきたいと思います。

今年1年は就職活動や大学の研究など、人生の岐路となるイベントが多い年であり、さまざまな場面で努力しなければなりません。自分の努力できる範囲を把握し、頑張るところと頑張らないところを適切に判断しながら、目標に向かっていきたいと思います。

ご精読いただきありがとうございました。今後ともご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願いいたします。