集中力の引き出し方

こんにちは。本日のリレー日記を担当させていただきます、商学部1年の浦口優です。

8月も後半に差し掛かり、私は日に日に近づいてくる全日本インカレに向け期待と焦燥を感じつつ、日々練習に励んでいます。試合を約2週間後に控えた今、怪我には一層注意して練習に取り組んでいきたいと思います。

さて、今日はフロー体験について書こうかと思います。
私はコロナ禍の影響で高校2年生の秋から現在まで2年弱もの間公式戦に出場しておらず、全日本インカレという大舞台が久々の公式戦ということとなります。そのため本番に向け多少なりとも不安を感じるのは自明であり、練習を積む以外にどうしたら落ち着いて演技ができるだろうかと考えたところ、辿り着いた一つの答えが集中力でした。
そのため、以前から興味があったフローについて少し勉強してみました。

フローとは、人間がものごとに完全に浸り、集中して完全にのめり込んでいる精神的な状態のことをいいます。俗にいうゾーンに入った状態や無我の境地と言ったらピンとくるでしょうか。フローはスキルがちょうど処理できる程度のチャレンジを克服することに没頭しているときに起きる傾向があり、スキルとチャレンジのバランスが重要なようです。チャレンジの難易度が高すぎて失望すると不安になり、逆にチャレンジの難易度が低すぎると退屈し無気力になってしまいます。これを体操に置き換えてみると、確かに前転しようというときには全く集中することはありませんし、何も段階を踏まずにいきなり三回宙返りをやろうとしても、恐怖のあまり集中どころではなくなってしまうわけです。誰もが、自分に適切な目標を立てることは実践していることだと思いますが、こうした知識を踏まえた上で、目標を設定するようにすればさらなる成長も期待できるのではないでしょうか。
余談ですが、首藤先生はよく完璧な成功とは言えなくても、確かに進歩が見られるという場面で、「小さな勝利」という言葉を使われます。フロー体験に照らし合わせてこの言葉について考えてみると、集中力を引き出すための秘訣はこの言葉の奥に潜んでいるのではないかとも思えます。

全日本インカレが差し迫った今、本番に向けてできることは限られてきました。そのため、本番で最高のパフォーマンスを発揮するための一手として、改めて現状の自分にあった目標を打ち立て、反芻していきたいと思います。
拙い文章になってしまいましたが、以上で本日のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました。