『白い巨塔』を見て

こんにちは。本日のリレー日記を担当させていただきます、薬学部薬学科2年の千秋美怜です。

春休みに入り、時間を持て余してしまったため、「白い巨塔」というドラマを一気見しました。2003年に放送された、唐沢寿明と江口洋介が主演を務めた作品です。このドラマでは、財前が教授の座を目指して大学病院の権力争いに奔走したり、医療裁判に勝つために試行錯誤したりと、医療機関を医療そのものとは少し違う側面から描きながら物語が進んでいきます。「人を診るというのはどういうことなのか」「人の命の重みに差はあるのか」といった問いを含んだ物語を、自分なりに解釈しながら見進めるのはとても興味深く、今では人におすすめしたいドラマの一つとなりました。

さて、そんな私が夢中になったこのドラマの中で、最も印象に残ったセリフを紹介します。主人公、財前五郎の愛人である花森ケイ子が、教授選を前にして悩む財前にかけた言葉です。

「この世には誰からも好かれる人間なんていないのよ。だって、誰からも好かれる人間を嫌う人は必ずいるでしょ。」

この言葉が果たして財前の心にどれほど響いたのかは分かりませんが、少なくとも私の心には深く刺さりました。私は人からの評価を気にしすぎてしまうところがあり、嫌われるよりは好かれていた方がいい、と思っていました。しかし、このドラマを見てからは、他人の評価よりも、自分がどうありたいのかを軸に考えることが大切なのではないか、と考えを改めるようになりました。

もちろん私は財前や里見のように医者としての才能があるわけではありませんし、大学病院での権力争いに関わることなど、おそらく一生ないでしょう。しかし、迷ったときには一度立ち止まり、客観的な評価ではなく、自分の主観として「自分はどうありたいのか」を考え直してみることも大切なのではないかと思いました。

拙い文章ではありますが、以上で本日のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました。