4年間の振り返り

こんにちは。本日のリレー日記を担当させていただきます、薬学部薬科学科4年の西尾颯馬です。

とうとう全日本インカレまで残すところ1週間となりました。思い返せば入部当初の目標は「4年の全日本インカレで納得のいく演技をする」でした。体操人生の集大成となるこの大会でどんな演技が出来るのか、不安や期待の入り混じる複雑な心境です。

そこで今回のリレー日記では、気持ちの整理という意味合いを込めて入学後からを振り返っていこうと思います。
1年生。体育の授業で器械体操を履修し、そこで当時4年生の福岡先輩に誘われ部活見学に行くこととなりました。部活の雰囲気や施設の良さに惹かれたものの、学業との両立が不安で入部するか悩んでいました。主将の金子先輩の「1年だけでも入ってみれば」という言葉や、コロナの影響で高校の引退試合が行えなかった悔しさなどが動機となり入部を決意いたしました。そこからの練習は我流でやってきた部分が露呈し、基礎固めで目新しいことばかりの日々でした。高校の時点で限界を感じていたので、まだ成長できる可能性を感じさせてくれたのを覚えています。
しかし、秋ごろに吊り輪で亜脱臼をしてしまって以降、同様の症状が定期的に起こるようになりました。

2年生。多くの事を考えさせられた1年でした。私生活に大きな影響が出る怪我ではなかったため、手術をせず体操を辞めるという手もあったはずです。ですが、高校で望ましい引退を迎えていない分、ここで辞める選択肢はありませんでした。学業の負担が増す中、改めて体操をやっている意味や技術向上の方法について考えさせてくれる日々でした。

3年生。術後から半年経過すると徐々に動けるようになり、6種目出来る喜びを再認識しました。4年ぶりに出場した地元長野県の大会では、小学校時代のコーチに「動きが良くなった」と褒められ、怪我の期間も足踏みしていた訳ではなかったのだと報われた気持ちになりました。完全に動けるようになってからは体操人生で最も成長した期間と言っても過言ではありません。

そこから現在に至りますが、現在進行形で一番楽しく体操出来ていると感じます。周りの方々に感謝しています。

入部当初はゆかの前宙連続も飛び降り着地もままならない状態でした。そんな状態からDスコアは4点も上がり、自分にはできる技ではないと考えていたゆかの3回ひねりも演技で使っています。同期はいつも厳しい目を向けて私が慢心しないようにしてくれていますが、よくもまぁここまで上手くなったなぁと。
などとぬかすのは大会が終わってからにします。

拙い文章となりましたが、以上で本日のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました。