5円の恩恵

こんにちは。本日のリレー日記を担当させていただきます、薬学部薬学科1年の千秋美怜です。

年明けから早くも一か月が経過しましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。私は、本日から始まった試験を乗り越えるべく毎日化学構造式と睨み合っております。無事に進級することができるよう、お正月に一度も教科書を開かなかった自分を省みつつ、残り1週間の試験期間も全力で走り切りたいと思います。

お正月と言えば、私は毎年の初詣で1年間の健康を願うようにしております。しかし、そんな願いも虚しく、2024年は私にとって病多き年となってしまいました。夏風邪を拗らせて1ヶ月咳喘息と戦うことになったり、部で1番にインフルエンザに罹ってしまったりと、万全の体調であった時間が例年に比べて短かったように感じます。特に、止まらない咳や鼻詰まりで眠れない夜には、健康とはありがたいことなのだと改めて実感させられました。

そのため、今年の「健康に過ごせますように」という願いは、私にとってかなり切実なものだったのです。そんな願いとは裏腹に、年明け最初の授業、私は風邪を引いた状態で出席することとなってしまいました。健康を願った1週間後に鼻声が治らなくなってしまったのですから、皮肉なものです。

とはいえ、少しだけ得なこともありました。ちょうどその頃、授業でラットの解剖を行いました。同級生たちが内臓と薬品の臭いに苦しむ中、鼻詰まりが酷かった私は何の臭いも感じずに実験を進めることができたのです。きっと、これが初詣効果による神様のご加護だったのでしょう。風邪を引かないように守ってくれても良かったような気もしますが、何せ私のお賽銭額はたったの五円でしたので、文句を言う資格なんてありません。内臓臭から守ってもらえただけでも万々歳というものです。

視点を変えると、私は五円分のご加護を使い切ってしまったわけです。なんだか非常に勿体無い気がしますが、残り11ヶ月は自分自身の力で健康でいたいと思います。私は薬学部生ですので、2年生になることができれば、4月からは日吉キャンパスではなく芝共立キャンパスにて毎日授業を受けることになります。大きな環境の変化となりますが、負けずに万全の体調を維持し、常に最大のパフォーマンスを発揮できるよう努めてまいります。

拙い文章となってしまいましたが、以上で本日のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました。