第79回早慶対抗体操競技定期戦 観戦記

6月27日(土)、早稲田大学戸山キャンパスにて行われました、第79回早慶対抗体操競技定期戦の観戦記をご報告いたします。

関係者の皆様は、For OBOGのページから動画も見られますので、ぜひそちらと併せてご覧になってください。

男子団体観戦記をご報告いたします。

男子団体…小田切伊織(総4)、篠田晴三朗(文2)、辻岡大歩(法法2)

1種目め…ゆか
1番手、篠田
1番不安があった1コース目の前方2回ひねりは着地は乱れたもののなんとか立つことができた。しかし、2コース目の前方ダブルで蹴りが合わず尻もちをつく形になってしまった。一つひとつの技の精度を上げて安定した演技を目指したい。

2番手、辻岡
新たに前方ダブルを取り入れた構成で臨んだ。前方ダブルは立つことができたものの、姿勢の低い着地となった。また、大過失はなかったが、着地のブレや低さなど、小さな乱れが多くみられる演技であった。今後は同構成で質の高い実施をするために練習を積んでいきたい。

3番手、小田切
最初の1回ひねりからのシリーズでは若干蹴りが抜け、余裕のある実施ができなかったもののなんとか成功へとつなげることができた。その後は着地で跳ね返される場面はあったが、丁寧な実施が見られた。今後は余裕のもった着地へとつなげられるように精度を高めていきたい。

2種目め…あん馬
1番手、辻岡
前日練習からCセアと旋回のつながりが悪く、演技においても落下してしまった。その後も落下はなかったものの、旋回と技の質が低い実施となり、Eスコアを伸ばすことができなかった。全日本インカレに向け、旋回の質を最優先として練習に取り組んでいきたい。

2番手、篠田
新たにロスを加えた構成で臨んだ結果、その前のコンバインで落下してしまった。練習でも失敗することのほとんどないコンバインでの失敗で動揺してしまい、その後も乱れた実施となってしまい、終末技もひねりきることができなかった。得意種目として点数を稼げるように各技のポイントを今一度確認し直し、安定した演技をしていきたい。

3番手、小田切
全体として質の高いサークルとリズム感のある演技であり、Eスコア8.5とかなりの評価をもらうことができた。全日本インカレに向けてさらに得点を伸ばすために、まず終末技のE難度を安定させ、また下向き転向系の技へも挑戦していく。

3種目め…つり輪
1番手、辻岡
全体としてまとまりのある演技で、東日本インカレで減点の多かった後ろ振り上がり倒立の質も上がっていた。今後は力技と終末技の難度を上げ、高いDスコアでの演技に取り組んでいきたい。

2番手、篠田
前2種目での失敗を引きずることなく落ち着いて演技できた。しかし、倒立や終末技の質の低さによる減点は多いため、全日本インカレに向けて基本の倒立から改善するとともに力技にも挑戦していきたい。

3番手、小田切
腰の痛みから、序盤に予定していた力技を抜いた演技を実施した。中盤までは落ち着いていたものの、終末技の接地で踏ん張り切ることができず後ろへ転倒してしまう結果となった。東日本インカレから振動系の技術改善はみられたものの、まだ完璧とはいいがたいため、引き続き練習を積んでいく。

4種目め…跳馬
1番手、辻岡
カサマツを実施した。以前と比較すると高さと余裕のある実施であった。今後は全日本インカレに向け、カサマツハーフやアカピアンといった価値点の高い技を実施できるよう、練習に取り組んでいきたい。

2番手、篠田
アカピアンを実施した。直前アップで良い実施ができたこともあり、無意識的に着地を狙いすぎてしまい前に大きく1歩動いてしまった。成功率自体は上がってきているため、より高さと回転をつけて余裕を持った着地ができるようにしていきたい。

3番手、小田切
つり輪での腰の負傷よりアカピアンを実施した。十分に助走で勢いに乗ることができず、成功したものの雄大さに欠ける演技となった。

5種目め…平行棒
1番手、篠田
1技目に棒下倒立を入れた構成で臨んだ。棒下倒立が少し流れてしまいその後のモイ、バクダンも慌てた実施となってしまった。技の精度向上とともに、演技構成も工夫していきたい。

2番手、辻岡
Dツイストとツイストの順番を入れ替え、演技に臨んだ。手ずらしやDツイストにおける足割れの影響でEスコアが伸びず、12点に乗せることができなかった。今後は、Dツイストと終末技の質を上げ、演技の完成度を高めていく。

3番手、小田切
従来までと同じ構成を実施した。一つひとつの倒立のおさめや秒数、姿勢までを意識した演技がみられ、東日本インカレからの課題を改善できたように見える。今後はDスコアを向上させつつ、質も落とさないような練習を積んでいきたい。

6種目め…鉄棒
1番手、篠田
落下はなかったもののアドラーハーフの角度、終末技の姿勢などで大きく減点され、点数を伸ばすことができなかった。一つひとつの技の精度を高めてEスコア8.0以上を取れるようにしていきたい。

2番手、辻岡
新たにチェコ式車輪を取り入れた演技構成で臨んだ。ケステが流れたもののチェコ式車輪は成功した。しかし、その後の開脚トカチェフで落下をしてしまった。着地は止めることができたものの、落下により、得点を伸ばすことができなかった。今後は伸身トカチェフを取り入れ、ケステの質を高めることで12点台後半を狙っていきたい。

3番手、小田切
1技目のアドラーひねりで手が抜け、肘をぶつけてしまった。その後も手のしびれが取れないままの演技となり、大幅な構成変更、終末技も後ろへ転倒してしまう結果となった。自分の演技にとらわれず、コンディションに応じた構成変更なども考える必要があるように感じた。

今大会は、各自のコンディション不良もあり、練習では見られないミスが発生した。しかし、今回のミスは各自の隠れた弱みだと捉え、全日本インカレに向けて修正していく必要がある。また、コンディション不良に関しては試合に向けて調整する能力の不足であり、全日本インカレにおいては個人だけでなく、チームとしての改善も行い、万全の状態で臨めるようにしていく。

小田切は、試合直前に腰を痛めてしまい十分な調整ができていないままの試合となってしまった。そのなかでも、これまでの練習から全体としては過失を抑えた試合運びができたように感じる。まずは身体を治し、全日本インカレにピークを合わせられるように練習を積んでいきたい。

篠田は、普段では出ないようなミスが多く見られた試合だった。試合が続き疲労が十分に抜け切らないまま今大会をむかえてしまったことが要因だと考えられるため、技術練習だけでなく身体のケアにも注力し、全日本インカレでは万全の状態で当日をむかえられるようにしていきたい。

辻岡は、2つの大過失があったものの、収穫のある試合であった。全体的に終末技の着地を狙いに行くことができ、練習の成果が出ていた。また、減点箇所も明確であり、修正することにより高いE得点を狙うことができる。今後は全日本インカレに向け、今大会の演技構成を基盤としながら新技を取り入れ、質が高く丁寧な演技を行えるよう練習を積んでいく。

(記:小田切伊織、篠田晴三朗、辻岡大歩 )

女子団体の観戦記をご報告いたします。

女子団体…庄司眞菜(理3)、柄本莉奈(法政2)、福佐美友(環2)

1種目め…跳馬
1番手、柄本
一本めは転回跳び、二本めは転回一回ひねり跳びを実施した。どちらもお腹が抜けた跳躍となり、一本めは大きく前にでて二本めはひねりきれず転倒する形となってしまった。今後は転回の形を引き続き直すとともに、ツカハラに挑戦したい。

2番手、庄司
一本目、二本目ともに転回一回ひねり跳びを実施した。一本目は突きまでに浮きがあり、うまく突きが入らない跳躍となったが、二本目では突きの入った跳躍となり着地も小さく一歩に抑える事ができた。今後は、ツカハラ系の技の練習に努める。

2種目め…段違い平行棒
1番手、福佐
東日本グループと同様の構成で臨んだ。上バーでの停滞の多さが課題であったが、今大会ではフットカットから高棒け上がりを繋げることができた。今後は、下りまで繋がった停滞のない演技やフットサークルやともえの練習に励みたいと思う。

2番手、庄司
東日本インカレと同様の構成の実施の予定だったが、前方足裏支持回転が掛けられない実施となった。演技自体はまとまった実施となり、フットカットからけ上がりの流れもスムーズであったため、良いともえから下りの実施ができた。今後は、倒立や車輪を含む構成に向けて練習を積んでいきたい。

3種目め…平均台
1番手、庄司
東日本インカレと同様の構成で臨んだ。動きや、全体の流れはふらつきがなく安定した演技となったが、アクロバット、ダンス系ともにつま先や膝のゆるみが目立つ演技となった。また、手なし前転では落下してしまったため、今後は落下のない安定した演技に向けた練習に加え、後方系の技の練習に取り組む。

2番手、柄本
東日本インカレと同じ構成を実施した。上がりと後方倒立回転で不安定さが見られたものの、ジャンプの膝まで意識できた演技で、高いEスコアを得ることができた。今後は、空中局面のある技や下りなど新技に積極的に取り組んでいきたい。

4種目め…ゆか
1番手、福佐
以前から不安要素であった前宙からのロンダート宙返りを実施することができた。しかし、1本目で回れて安心してしまったこともあり、3本目では宙返りをすることができなかった。また、前大会と同様に2回転ターンが回転不足で不認定となった。今後は、前宙と宙返りの伸身の練習に加え、ダンス系や踊りの練習に努めたい。

2番手、柄本
一本目に前宙からロンダート宙返りを予定していたが、数日前の怪我からの不安で宙返りに行くことができなかった。一方で、三本目の後方一回ひねりは比較的ひねりを待つことができた。まだ気持ちが焦ってひねりをかけるのが早いため、余裕をもって実施できるよう努めたい。また、ダンス系の要素の難度の低さや実施の荒さが目立つため、アクロ系と並行して練習を積み重ねたい。

今大会は、それぞれが東日本グループ、東日本インカレの反省を活かして演技できるものになるように臨んだ。結果としてそれぞれに収穫のある大会にすることができた。

庄司は、東日本と同様の構成で臨み、安定した演技が見られた。今後は、秋の試合に向けてしっかりと新技練習に努め、新技を加えた通しが実施できるよう練習していく。

柄本は、東日本で跳べなかった転回一回ひねりと実施しなかった前宙〜ロンダート〜宙返りをリベンジする意気込みで臨んだが、どちらも良い形では終われなかった。しかし、平均台では安定した演技を実施することができて収穫のある試合となった。次の試合まで間が空くため、得意を活かした構成をもとに新技や細部まで意識した練習を続けたい。

福佐は、精神的に不安であった技を実施することができた試合であった。一方、普段しないようなミスも見られたため、現段階の通しの安定性を高めて、新技を入れる余裕のある演技ができる様に取り組んで行きたい。

(記:庄司眞菜、柄本莉奈、福佐美友)

最後になりましたが、審判を務めていただきました佐野浩平先輩(R3)、土合和先輩(R3)、久岡萌子先生、コーチを務めていただきました首藤聡史先生ありがとうございました。また、本大会の出場にあたり、ご指導・ご支援を賜りました田上雅徳部長、三木康弘監督(S62)、村上涼平先輩(H28)、永久千尋監督(H18)、岡﨑隆誠監督(H6)、塚田治夫先輩(S47)、ありがとうございました。また、本大会にはご多忙の中、宮崎正己会長(S53)、松平定紀先輩(S51)、安藤伸樹先輩(S57)、黒井一実先輩(H10)、細川万梨子先輩(H18)、田口洸太郎先輩(H28)、杉野広尭先輩(H31)、加藤万葉先輩(R8)、並びに多くの保護者の方々にご観戦いただきました。この場をお借りし、深く御礼申し上げます。