第37回霜月杯 観戦記

2022年11月12日(土)、横浜国立大学常盤台キャンパス体育館にて行われました、第37回霜月杯の観戦記をご報告いたします。
関係者の皆様は、For OBOG のページから動画も見られますので、是非そちらと併せてご覧になってください。

女子個人…稲垣香花(商1)、森千紗(法法1)

1種目め…段違い平行棒

1番手、稲垣
フットカットを新しく取り入れようとしたが間に合わなかったため、慶同戦と同じ構成で臨んだ。通し練習の際に演技が途切れることが多かったため不安が残っていたが、無事に通しきることができた。また、種目別とエレガンス賞で共に第3位に入賞することができたが、け上がりの膝が毎回曲がるため、今後は伸ばして出来るようにしたい。

2番手、森
新しく後方宙返り1/2ひねり下りを取り入れた構成で臨んだ。完成から日が浅く、不安が残るままの演技となったため実施は良かったが着地で膝をついてしまった。段違い平行棒は4種目の中で最も構成要求を満たせていない種目であるため、来年度に向けて構成要求を一つでも満たせるよう練習を続けていきたい。

2種目め…平均台

1番手、森
課題としていたジャンプの連続はうまく繋げることが出来たが、以前から苦手意識を持っていたしゃがみ立ちターンで落下してしまった。また、前後の動きでふらついてしまい、次の倒立前転、伸身前宙下りにうまく繋げることが出来なかった。通し練習を重ね、技以外のところで足を引っ張ることがないよう練習していきたい。

2番手、稲垣
全体的にふらつきが多い演技となってしまった。最近の練習では1回転半ターンで落下することが多かったため、1回転ターンに難度を下げたものの、落下してしまった。今後は演技中のふらつきを無くせるよう、日頃の練習から意識していきたい。

3種目め…ゆか

1番手、稲垣
技の実施に関しては2本目の転回前宙の着地で転倒してしまった。しかし、その他の着地はまとめることが出来た。動きの部分に関しては、練習でも指摘されていたテンポを上手く合わせられなかった箇所もあった。今後は一般規則であっても構成要求を満たせるように技の難度を上げ、踊りの方もしっかり練習を重ねて改善していきたい。

2番手、森
完成から日が浅い後方1回ひねりは、流れてしまったが着地は上手くまとめることが出来た。前後開脚とび1回ひねりは開脚度、跳躍姿勢、着地に不安が残ってはいたが直前の練習で調整することで、ひねりは不足しているものの大過失にはならなかった。今後は技の難度を上げていくと共に、苦手である着地、ダンス系の技の練習も重ねていきたい。

4種目め…跳馬

1番手、森
今回課題としていた着地は止めることが出来た。突きが甘く距離が伸びない跳躍となってしまったが、エレガンス賞の1位、種目別での3位入賞は自信に繋がった。今後は、助走、蹴りを改善し新しい技を習得できるように練習していきたい。

2番手、稲垣
上手く着地をまとめられたが、助走のスピードが遅く、脚の振り上げも足りなかったため勢いが感じられない実施となってしまった。エレガンス賞で第2位に入賞したが、引き続きこれらを改善できるよう努力していきたい。

対抗戦以外で初の公式戦となった今大会は、他大学と交流が出来る良い機会であったと共に、器械女子にとって素晴らしいスタートとなった。演技内容に関してはミスがあったものの、個人総合で森は4位、稲垣は6位、エレガンス賞で森は3位、稲垣は4位と結果を残すことが出来た。
稲垣は、今大会において平均台とゆかでミスがあり、着地も止まらないという満足のいかない実施となってしまったが、引き続き一般規則でも構成要求を満たせるよう練習を重ねていきたい。今後の練習では、苦手意識のあるゆかの動きの改善にも注力していく。また、12月に行われる新人戦に向けてDスコアとEスコアを共に伸ばすため、各種目練習中の技を演技に入れられるように常に膝やつま先を意識して、完成度を高めていきたい。
森は、今大会が大学に入って初めて4種目に出場した大会であった。新しく取り入れた技も多く、各種目に不安要素が含まれた構成であったため、演技の細かいところに通し不足が見えた。今後は苦手意識をなくすためにも通し練習を繰り返し、苦手な着地姿勢を改善して自信をつけていきたい。また、今回は変更規則Ⅱを適用した大会であったため多少構成要求を満たすことができたが、一般規則に変わっても満たせるよう練習を重ねていきたい。

最後になりましたが、お忙しい中、ご帯同いただきました首藤聡史先生、稲葉絢監督(H29)、中尾優花先輩(R3)、ありがとうございました。この場をお借りし、深く御礼申し上げます。


(記:稲垣香花、森千紗)