2022川崎トランポリンジャパンオープン 観戦記

2022年12月9日(金)〜11日(日)、川崎市とどろきアリーナにて行われました、2022年川崎トランポリンジャパンオープンの観戦記をご報告いたします。

マスターズ部門19~29歳の部(女子)…永野祐里(商2)
ジャパンオープン部門(男子)…岡﨑優太(政4)、南和希(法4)、上田乃維(環2)

マスターズ部門19~29歳の部(女子)予選
永野祐里
1,タックバック(後方抱え込み1回宙返り)
2,タックバウンス(抱え込みジャンプ)
3,シート(腰落ち)
4,スイブル(腰落ち〜半ひねり腰落ち)
5,ハーフスタンド(腰落ち〜半ひねり立つ)
6,ハーフピルエット(半ひねりジャンプ)
7,ハーフシート(半ひねり腰落ち)
8,スタンド(腰落ち〜立つ)
9,ストラドルバウンス(開脚ジャンプ)
10,パイク前宙(前方屈身1回宙返り)

1本目で回転不足により開くことができず、膝が曲がってしまった。2本目で姿勢を立て直すことができず、前方に移動した。3本目でベッドの中心に戻したが、4本目で少し前方に移動した。5本目で再度ベッドの中心に戻した。続く6本目で少しひねりすぎてしまい、7本目でわずかに右に移動した。9本目で膝が曲がり、10本目で足が左右揃わず膝も曲がってしまった。着地が乱れ、減点となった。1本目を大きく失敗した焦りから、つま先や膝を意識することができず、目標としていた点数に届かなかった。大会1週間前の練習では意識できていたため、緊張感のある中でも細かいところに意識しながら演技できるよう、練習を改善していきたい。

ジャパンオープン部門(男子)予選
南和希
1,タックルディーアウト(前方抱え込み2回宙返り1回半ひねり)
2,タックバック
3,タックバラニーアウト(前方抱え込み2回宙返り半ひねり)
4,タックダブルバック(後方抱え込み2回宙返り)
5,タックバラニー(前方抱え込み1回宙返り半ひねり)
6,レイアウトバック(後方伸身1回宙返り)
7,レイアウトバラニー(前方伸身1回宙返り半ひねり)
8,パイクバック(後方屈身1回宙返り)
9,パイクバラニーアウト(前方屈身2回宙返り半ひねり)
10,パイクダブルバック(後方屈身2回宙返り)

<1回目>
南にとって今大会が最後の公式戦であった。怪我等の影響で新技を進められなかったため、東日本選手権と同じ構成で臨んだ。1本目はベッドの中心で決めたが、回転不足のため膝が曲がってしまった。2本目は落ち着いて決めたが、3本目も回転不足のため膝が曲がってしまい前方に移動した。4本目でベッドの中心に戻そうとしたところ、大きく前方に移動してしまい、回転不足のため開くことができなかった。続く5本目も回転不足のため開くことができなかったが、ベッドの中心に戻し、6本目、7本目は落ち着いて決めた。8〜10本目は回転不足のため膝が曲がってしまったが、通し切った。移動や膝曲がりが目立つ演技となった。

<2回目>
1本目はベッドの中心で決めたが、回転不足のため膝が曲がってしまい、2本目で前方に移動した。3本目・4本目も回転不足のため膝が曲がってしまい、右側に移動してしまった。続く5本目~7本目は回転不足のため膝が曲がってしまったが、7本目でベッドの中心に戻した。8本目以降も膝曲がりが見られたが、ベッドの中心で決め、通し切った。静止が乱れ減点となったが、粘り強い演技を決めた。今大会は7年間の競技人生を締めくくる引退試合だった。目指していた難度には到達できず、内容もあまり良いものではなかったが、会場やライブ配信で応援してくださった先生方・先輩方、部員の前で通し切ることができたことは大変喜ばしいことだった。

岡﨑優太
1,タックバラニーアウトトリフィス(前方抱え込み3回宙返り半ひねり)
2,タックハーフインハーフアウト(後方抱え込み2回宙返り1回ひねり)
3,パイクフルインバラニーアウト(前方屈身2回宙返り1回半ひねり)
4,パイクハーフインハーフアウト(後方屈身2回宙返り1回ひねり)
5,パイクバラニーアウト
6,タックハーフインルディーアウト(後方屈身2回宙返り1回ひねり)
7,タックバラニーアウト
8,タックダブルバック
9,タックフルインバラニーアウト(前方抱え込み2回宙返り1回半ひねり)
10,パイクダブルバック 

<1回目>
岡﨑にとって今大会が最後の公式戦であった。東日本選手権より難度点を上げた構成で臨んだ。予備ジャンプの高さを保ったまま1本目を決めたが、2本目・3本目で回転不足のため膝が曲がってしまった。4本目で後方に移動するとともに、5本目で左側に移動し、パッドに着地したため、4種目中断となった。

<2回目>
1本目~3本目まで回転不足のため、膝が曲がってしまい、3本目で後方に移動した。4本目で左側に移動し、5本目で回転不足のため膝が曲がってしまったが、ベッドの中心に戻した。続く6本目で回転不足のため技を終わらすことができず、マットに着地したため、5種目中断となった。今大会が引退試合であっただけに、非常に悔いの残る大会結果となってしまった。しかし、現役の最後まで挑戦を続けることができたという点では、今後の自信につながる非常に良い経験となった。

上田乃維
1,パイクバラニーアウトトリフィス(前方屈身3回宙返り半ひねり)
2,タックハーフインハーフアウト
3,タックバラニーアウトトリフィス
4,パイクハーフインハーフアウト
5,パイクルディーアウト(前方屈身2回宙返り1回半ひねり)
6,タックダブルバック
7,パイクバラニーアウト
8,パイクフルインフルアウト(後方屈身2回宙返り2回ひねり)
9,タックバラニーアウト
10,ミラー(後方伸身2回宙返り3回ひねり)

<1回目>
10月に行われた全日本選手権大会と同じ構成で挑んだ。1本目はベッドの中心で決めたが、2本目で少し前方に移動した。3本目でベッドの中心に戻すことができず、続く4本目で大きく後方に移動し、パッドに接触したため3種目中断となった。

<2回目>
1本目を中断していたため、不安が残る中での演技となってしまった。1〜4本目をベッドの中心で決め、かなり良い入りができたが、5本目で前方に移動し、続く6本目も後半に移動し、パッドに接触したため5種目中断となった。良い入りができただけに、かなり悔いの残る結果となってしまった。普段の練習でノルマの練習をすることが少なく、技の基本的な部分が固まっていないのが原因であると考える。この点をこれからの練習で対策し、次の5月の大会で良い結果が残せるよう努力していきたい。

今大会は、器械体操部トランポリン部門にとって年内最後の大会であると同時に、4年生にとって最後の公式戦であった。また、久しぶりに多くの先輩方に対面でご観戦していただける大会でもあった。4年生は、本番で失敗こそあったものの、最後まで向上心を持ち続け取り組むことができ、競技生活の良い締めくくりとなった。一方で2年生にとってはこれからの課題が多く見つかる大会となった。次は5月に年齢別選手権大会を控えているため、そこで良い結果が出せるよう、これからの練習に取り組んでいきたい。

最後になりましたが、ご指導いただきました、中田大輔先生、新谷昴コーチ、審判を務めていただきました日垣博考先輩(H29)、浅見杏樹先輩(R3)、ご観戦いただきました三木康弘監督(S62)、寺嶋政幸監督(H20)、塚田治夫会長(S47)、松平定紀先輩(S51)、加藤直之先輩(S56)、岡﨑隆誠先輩(H06)、丸山伸吾先輩(H14)、田中雄介先輩(H20)、小西峻資先輩(H28)、佐藤洸輔先輩(H28)、末永朱音先輩(H28)、村上涼平先輩(H28)、棟朝銀河先輩(H29)、川井郁生先輩(H30)、鈴木輝一先輩(H31)、岩田優佑先輩(R2)、佐野浩平先輩(R2)、中島聖也先輩(R2)、金子航大先輩(R3)、福岡由唯先輩(R3)、並びに保護者の方々、オンライン中継でご観戦いただいた皆様、ありがとうございました。この場をお借りし、深く御礼申し上げます。

(記:上田乃維、永野祐里)