2024年7月13日(土)、山梨市民総合体育館にて行われました、第78回国民スポーツ大会関東ブロック大会の観戦記をご報告いたします。
個人競技(女子)…内田祥子(経2)
個人競技(男子)…金子慶汰(政2)
個人競技(女子)
内田祥子
1,タックバック(後方抱え込み1回宙返り)
2,タックバウンス(抱え込みジャンプ)
3,ハーフシート(半ひねり腰落ち)
4,ハーフスタンド(腰落ち〜半ひねり立つ)
5,ハーフピルエット(半ひねりジャンプ)
6,シートドロップ(腰落ち)
7,スイブル(腰落ち〜半ひねり腰落ち)
8,スタンド(腰落ち〜立つ)
9,ストラドルバウンス(開脚ジャンプ)
10,パイク前宙(前方屈身1回宙返り)
<第1自由演技>
1本目で抱えが不十分で開きで腰と爪先が曲がった。2本目で抱えが不十分で開きで手が体側から離れ、4本目で腰が曲がった。5〜8本目はベッドの中心で安定した演技を決めた。9本目で潰しが不十分であった。10本目で潰しが不十分で開きの際に腕が体側から離れ、膝と爪先が曲がった。着地が乱れ、減点となった。減点はあったものの全体的に落ち着いた演技を決めた。
<第2自由演技>
1本目で抱えが不十分で開きで腰と爪先が曲がった。2本目で抱えが不十分で爪先が曲がった。4本目で腰が曲がり、8本目で膝が曲がった。9本目で潰しが不十分であった。10本目で潰しが不十分で開きの際に腕が体側から離れ、膝と爪先が曲がった。1回目よりも跳躍点が上がり、減点の少ない演技を決めた。
2回とも同じ構成で臨み、普段の練習通りの演技を通しきれたことは自信となった。一方、跳躍点や演技点が低いことは課題である。全日本インカレに向けて難度を上げつつ、今回の課題を克服すべく練習に取り組んでいきたい。
個人競技(男子)
金子慶汰
<第1自由演技>
1,レイアウトバック(後方伸身1回宙返り)
2,タックバラニー(前方抱え込み1回宙返り半ひねり)
3,タックバック
4,レイアウトバラニー(前方伸身1回宙返り半ひねり)
5,パイクバック(後方屈身1回宙返り)
6,タックバウンス
7,ストラドルバウンス
8,パイクバウンス(屈身ジャンプ)
9,シートドロップ
10,スタンド
第1自由演技は難度点が加算されないため、基礎技を中心とした構成で臨んだ。3本目で後方に移動したが、4本目でベッドの中心に戻した。その後は安定して美しい演技を決めたが、10本目で跳躍時にベッドに着いていた手を滑らせ、体勢が崩れ減点となった。着地も乱れ減点となった。跳躍点は高かったものの演技点に不満の残る演技であった。
<第2自由演技>
1,パイクフルインバラニーアウト(前方屈身2回宙返り1回半ひねり)
2,タックダブルバック(後方抱え込み2回宙返り)
3,パイクルディーアウト(前方屈身2回宙返り1回半ひねり)
4,タックハーフインハーフアウト(後方抱え込み2回返り1回ひねり)
5,タックルディーアウト(前方抱え込み2回宙返り1回半ひねり)
6,タックハーフインルディーアウト(後方抱え込み2回宙返り2回ひねり)
7,パイクバラニーアウト(前方屈身2回宙返り半ひねり)
8,パイクハーフインハーフアウト(後方屈身2回宙返り1回ひねり)
9,タックバラニーアウト(前方抱え込み2回宙返り半ひねり)
10,パイクフルインフルアウト(後方屈身2回宙返り2回ひねり)
第1演技で出てしまった失敗を取り戻すべく、攻めた姿勢で臨んだ。1本目で回転不足のため、タックフルインバラニー(前方抱え込み2回宙返り1回半ひねり)に変更したが、抱えが大きく減点となった。2本目・3本目は回転不足のため腰と膝が曲がった。また、2本目で前方に移動した。5本目で回転不足のため膝が曲がり、6本目ではひねりの際に足が乱れた。7本目・8本目では抱えが大きく回転不足となり、腰と膝が曲がった。10本目は抱えが大きく、屈身姿勢で膝が曲がり減点となった。また、体勢が崩れ後方に移動し着地が乱れ減点となった。
1本目の種目変更により全体のリズムが崩れた演技となった。しかし、普段なら中断していたであろう部分もあったが跳び出し時に前を見る意識や、上に跳ぶ意識によって通し切ることができたのは日頃の練習の成果が発揮できた部分であると感じる。今後は、さらに中断率を下げ、演技点を上げられるような練習メニューを組み、課題解決に取り組んでいきたい。
今大会は、第78回国民体育大会の予選会であり、上位1名が本選出場権を獲得できることになっていたが、内田が第5位、金子が第4位となったため本選への出場は叶わなかった。10本通しきる強さがあった一方で、技の正確性と安定性に課題が残る結果となった。8月後半から9月にかけて大会が集中しているため、夏休み中に通しの完成度に磨きをかけていきたい。
最後になりましたが、審判を務めてくださいました浅見杏樹先輩(R3)ありがとうございました。この場をお借りし、深く御礼申し上げます。
(記:内田祥子、金子慶汰)