第61回全日本トランポリン競技選手権大会予選会 観戦記

2024年9月7日(土)、静岡産業大学 磐田キャンパスにて行われました、第61回全日本トランポリン競技選手権大会予選会の観戦記をご報告いたします。

男子個人予選会…上田 乃維(環4)、金子 慶汰(政2)、寺沢 健太(理1)

男子個人予選会

金子 慶汰
1,パイクフルインバラニーアウト(前方屈身2回宙返り1回半ひねり)
2,タックダブルバック(後方抱え込み2回宙返り)
3,パイクルディーアウト(前方屈身2回宙返り1回半ひねり)
4,タックハーフインハーフアウト(後方抱え込み2回宙返り1回ひねり)
5,タックルディーアウト(前方抱え込み2回宙返り1回半ひねり)
6,タックバック(後方抱え込み1回宙返り)
7,パイクバラニーアウト(前方屈身2回宙返り半ひねり)
8,パイクハーフインハーフアウト(後方屈身2回宙返り1回ひねり)
9,タックバラニーアウト(前方抱え込み2回宙返り半ひねり)
10,パイクフルインフルアウト(後方屈身2回宙返り2回ひねり)

今大会は演技を通し切ることを目的とし、難度点を下げた構成で臨んだ。1本目で膝が曲がったが、2本目〜4本目は安定した演技をベッドの中心で決めた。5本目〜7本目で回転不足により膝が曲がり、8本目で潰しが不十分であった。9本目でも膝が曲がり、続く10本目で跳躍時に焦って技をかけたためタックフルインフルアウト(後方抱え込み2回宙返り2回ひねり)に変更した。急遽技を変更したため、抱えが不十分で、回転不足により膝が曲がった。着地が乱れ減点となった。目標点数であった52.5点を超えていたため、2回目の演技は実施しなかった。結果としては無事に全日本選手権の出場権を獲得することができた。今までメンタル面で弱さが見られることが多くあったが、緊張感のある今大会で通し切ることができたことは自信に繋がった。今後は引き続きメンタル面の強化と演技点の向上に焦点を当て、練習していきたい。

寺沢 健太
1,パイクルディーアウト
2,パイクハーフインハーフアウト
3,タックルディーアウト
4,タックバック
5,パイクバラニーアウト
6,タックハーフインハーフアウト
7,タックバラニーアウト
8,タックダブルバック
9,タックフルインバラニーアウト(前方抱え込み2回宙返り1回半ひねり)
10,パイクダブルバック(後方屈身2回宙返り)

今大会は全日本選手権の出場権獲得を目指し、前回大会である全日本インカレから難度点を4.4点上げた構成で臨んだ。2、3本目で回転不足により腰が折れた。5本目で潰しが不十分で減点となった。続く6、7本目はベッドの中心で美しく決めたが、8本目で回転不足により腰が折れた。全体としては大きなミスなくベッドの中心で安定した演技を実施することができ、目標点数であった52点を超えていたため、2回目の演技は実施しなかった。結果としては無事に全日本選手権の出場権を獲得することができた。全日本インカレから大きく難度点を上げた構成であったが安定した演技が実施できたことは自信に繋がった。今後も技の正確性を保ちつつ難度点を上げていけるように練習していきたい。

上田 乃維
1,パイクフルインバラニー
2,パイクバック(後方屈身1回宙返り)
3,パイクルディーアウト
4,タックハーフインハーフアウト
5,タックルディーアウト
6,タックバック
7,パイクバラニーアウト
8,パイクハーフインハーフアウト
9,タックバラニーアウト
10,パイクフルインフルアウト

今大会では、安定した演技を目的とし、難度点を下げた構成で臨んだ。通しの前半はベッドの中心で安定した演技を決めた。6本目で回転不足により膝が曲がった。8本目で大きく後方に移動したが、続く9本目でベッドの中心に戻した。9、10本目で回転不足により腰が折れた。着地が乱れ減点となった。目標点数であった53点を超えていたため、2回目の演技は実施しなかった。結果としては無事に全日本選手権の出場権を獲得することができた。全体的に安定はしていたが、技の後半姿勢の乱れによる減点が多くみられた。今後の大会に向けて、技の後半の魅せ方に注力し、基礎的な練習を見直していきたい。

今大会は無観客、動画撮影禁止などといった普段の大会とは異なる雰囲気の中での試技であった。独特の緊張感の中出場した3名とも練習通り落ち着いた演技を実施することができ、全員が本選である全日本選手権の出場権を獲得することができた。3名全員が予選を通過し全日本選手権で団体を組めることは大変喜ばしいことである。来週末には東日本選手権が控えているため、また気を引き締めて練習に励んでいきたい。

最後になりましたが、審判を務めてくださいました日垣博考先輩(H29)ありがとうございました。この場をお借りし、深く御礼申し上げます。

(記:上田乃維、金子慶汰、寺沢健太)