第39回神奈川県トランポリン大会 観戦記

2025年2月2日(日)、厚木市荻野運動公園体育館にて行われました、第39回神奈川県トランポリン大会の観戦記をご報告いたします。

Cクラス(女子)…大脇美怜(商2)
Bクラス(女子)…内田祥子(経2)
SAクラス(男子)…金子慶汰(政2)、寺沢健太(理1)

Cクラス(女子)
大脇美怜(商2)
1,タックバック(後方抱え込み1回宙返り)
2,ストラドルバウンス(開脚ジャンプ)
3,シート(腰落ち)
4,スイブル(腰落ち〜半ひねり腰落ち)
5,ハーフスタンド(腰落ち〜半ひねり立つ)
6,シート
7,フロント(腰落ち〜腹落ち)
8,スタンド(腹落ち〜立つ)
9,ストラドルバウンス
10,フルピルエット(1回ひねりジャンプ)

<1回目>
今大会で初めて宙返りを入れた構成を行った。1本目で腰が折れ、つま先が曲がった。2本目で潰しが大きく、つま先が曲がった。3、4本目はベッドの中心で安定して決めた。5本目で膝が曲がり、足が開いた。6本目は伸びが足りず、体勢が崩れた。7本目で腰が折れた。9本目で潰しが大きく膝が曲がり、10本目で体勢が崩れ足が開いた。肝心の宙返りは上手くできたものの、その後の基礎技の雑さが目立つ演技となった。

<2回目>
1本目で腰が折れつま先が曲がった。2本目で潰しが大きく、つま先が曲がった。3、4本目はベッドの中心で安定して決めた。5本目で膝が曲がった。6本目は伸びが足りなかった。7本目で腰が折れ、8本目で膝が曲がった。9本目で潰しが大きくつま先が曲がり、10本目は体勢が崩れ足が開いた。2回目は1回目の反省を活かし基礎技にも注力し臨んだものの、合計点は0.2点しか上がらなかった。改めて自分の演技と減点の少ない演技との差を埋める必要があると感じた。また宙返りを初めて入れた通しを2回中断なく通し切ったことは自信に繋がった。

Bクラス(女子)
内田祥子(経2)
1,レイアウトバック(後方伸身1回宙返り)
2,タックバウンス(抱え込みジャンプ)
3,タックバック
4,タックバラニー(前方抱え込み1回宙返り半ひねり)
5,タックバウンス
6,パイクバック(後方屈身1回宙返り)
7,タックバウンス
8,パイクバラニー(前方屈身1回宙返り半ひねり)
9,タックバウンス
10,レイアウトバラニー(前方伸身1回宙返り半ひねり)

<1回目>
今回は前大会の川崎ジャパンオープンと同じ構成でより安定した演技をすることを目標に臨んだ。1本目で膝が曲がり、2本目で抱えが大きくつま先が曲がった。3本目で開きが遅く、膝が曲がり、4本目でつま先が曲がり足が乱れた。5本目で抱えが大きく体勢が崩れ、6本目で膝、つま先が曲がった。7本目で抱えが大きく足が開いた。8本目で膝が曲がり開きの際に腕が体側から離れた。9本目で抱えが大きくつま先が曲がり、10本目で腰が折れ足が開いた。全体的に減点の多い演技となったが、通せたことは自信になった。

<2回目>
2回目は1回目よりも安定した演技を目標に、ジャンプのリズムを一定にすることを意識して臨んだ。1本目で膝が曲がり、2本目で抱えが大きくつま先が曲がった。3本目でつま先が曲がり腕が体側から離れた。4本目で抱えが大きく足が開いた。5本目で抱えが大きくつま先が曲がり、6本目で膝が曲がった。7本目で足が開きつま先が曲がり、8本目で潰しが大きく腰が折れ、足が開いた。9本目で抱えが大きくつま先が曲がり、10本目で腰が折れ足が開いた。1回目よりも各技を落ち着いてかけることができた。今大会では、演技点や跳躍点が課題となった。今後の練習ではつま先や膝を伸ばすことを意識し、自分の最大限の高さで技をかける練習をしていきたい。

SAクラス(男子)
金子慶汰(政2)
1,パイクバラニーアウト(前方屈身2回宙返り半ひねり)
2,パイクハーフインハーフアウト(後方屈身2回宙返り1回ひねり)
3,タックバラニーアウト(前方抱え込み2回宙返り半ひねり)
4,タックハーフインハーフアウト(後方抱え込み2回宙返り1回ひねり)
5,パイクルディーアウト(前方屈身2回宙返り1回半ひねり)
6,パイクハーフインルディーアウト(後方屈身2回宙返り2回ひねり)
7,タックバラニーアウト(前方抱え込み2回宙返り半ひねり)
8,タックダブルバック(後方抱え込み2回宙返り)
9,パイクフルインバラニーアウト(前方屈身2回宙返り1回半ひねり)
10,パイクフルインフルアウト(後方屈身2回宙返り2回ひねり)

<1回目>
今大会は、新技のハーフインルディーアウトを入れた構成で臨んだ。1〜3本目をベッドの中心で安定して決めたが、4本目で回転不足のため膝が曲がった。5本目で前方に移動し膝が曲がり、6本目で足が乱れ、腰が折れた。7、8本目でベッドの中心に戻したが、回転不足のため膝が曲がった。9本目で前方へ移動し、開きが遅れた。10本目で回転不足のため膝が曲がった。全体的に膝の曲がりが目立つ演技であったが、リズムや高さが安定しており、新構成を通し切ることができたことは大きな収穫となった。

<2回目>
1回目よりも攻めた演技を行うことを目標に臨んだ。2本目で大きく後方に移動し、続く3本目でベッドの中心に戻した。4本目で回転不足のため膝が曲がり、5本目で回転不足のため腰が折れ、大きく前方に移動した。そのため6本目の技をタックバックに急遽変更しベッドの中心に戻したが、抱えが大きく減点となった。7、8本目はリズムを取り戻すことができず回転不足のため膝が曲がった。9本目の技をタックフルインバラニーアウト(前方抱え込み2回宙返り1回半ひねり)に変更したが、膝が曲がった。10本目もタックフルインフルアウト(後方抱え込み2回宙返り2回ひねり)に変更したが抱えが大きかった。全体的に焦りが目立つ演技となった。2回の演技を無事通し切ったため、4位入賞となった。しかし、普段の練習では意識していなかった部分でミスをしてしまったため、今後は慣れている技にも再度触れ、精度を高めていきたい。

寺沢健太(理1)
1,パイクルディーアウト
2,タックバック
3,タックルディーアウト(前方抱え込み2回宙返り1回半ひねり)
4,レイアウトバック
5,パイクバラニーアウト
6,パイクバック
7,タックバラニーアウト
8,タックダブルバック
9,タックバラニー
10,パイクダブルバック(後方屈身2回宙返り)

<1回目>
今回は前大会の川崎ジャパンオープンで行った構成よりも2回宙返りを4本多く入れた構成で臨んだ。1〜4本目はベッドの中心で美しく決めたが5本目で後方に移動し、回転不足のため膝が曲がった。6本目で大きく後方に移動し、腕が体側から離れた。7、8本目で回転不足のため腰が折れたが、続く9、10本目は美しく決めた。移動はあったものの、全体としては落ち着いた演技であった。

<2回目>
2回目は1回目よりも安定した演技を目標に、各技を丁寧に踏み込む意識で臨んだ。1〜5本目はベッドの中心で美しく決めた。6本目で左側に移動したが、7本目でベッドの中心に戻した。9本目で腕が体側から離れた。10本目はベッドの中心で美しく決めた。2回目は1回目よりも安定した美しい演技を実施することができた。今大会は2回宙返りを6本使った構成で臨んだが、安定した演技を実施することができ準優勝となった。また、SAクラスの最高演技点賞である知事杯を獲得した。

今大会は、四年生が引退し新体制に移行後の初陣であった。出場した4名全員、2回通し切ったことやSAクラス準優勝という喜ばしい成績を残せた一方で、1つ1つの技の精度、難度点の低さなど多くの課題が明確になる結果となった。5月の年齢別選手権までの約3ヶ月でこうした課題を解決できるように練習に励みたい。

最後になりましたが、審判を務めていただきました、寺嶋政幸監督(H20)、日垣博考先輩(H29)、浅見杏樹先輩(R3)ありがとうございました。また、今大会はご多忙の中、黒井一実先輩(H10)、井上万由先輩(R6)にご観戦いただきました。この場をお借りし、深く御礼申し上げます。


(記:内田祥子、大脇美怜、金子慶汰、寺沢健太)