第55回東日本学生体操競技選手権大会 観戦記

5月21日(土)、高崎アリーナにて行われました、第55回東日本学生体操競技選手権大会の観戦記をご報告いたします。なお、浦口、西尾は怪我の為、ゆか、あん馬、跳馬のみの出場となりました。
関係者の皆様は、For OBOG のページから動画も見られますので、是非そちらと併せてご覧になってください。

男子団体…泉颯真(法3)、浦口優(商2)、西尾颯馬(薬2)、釜屋有輝(政1)、立花陽空(法1)

1種目め…跳馬

1番手、西尾
カサマツ
空中姿勢についてはあまり納得のいく出来ではなかったが、試合1番目での演技で着地を止めることができたのは良かったのではないかと思う。

2番手、泉
カサマツ
突き手の入った跳躍であったが、勢い余って後ろに転倒してしまった。練習や本番でもあまり失敗したことがない技だったので非常に残念だった。

3番手、釜屋
アカピアン
公式戦では約1年ぶりの実施となったが、なんとか着地をとることができた。しかし、まだ立つのに精一杯で、着地を狙えていないので全日本インカレに向けて着地まで意識した跳躍を目指していきたい。

4番手、浦口
ドリックス
前日練習から好調であったが、演技本番は少し力んだことから突っ込んでしまった。着地はなんとか立ったが大きく横に動き、ラインオーバーしてしまった。

5番手、立花
伸身ユルチェンコ2回半ひねり
ラインオーバーの減点はあったが、2回半を試合で初めて立つことができて良かった。点数も14点台に乗せられたので自信に繋がった。

2種目め…平行棒

1番手、泉
1, ピンコ
2, 後ろ振り上がり倒立
3, 移行
4, 棒下宙返り支持
5, 脚前挙
6, 伸肘倒立
7, ツイスト倒立
8, 前振り上がり
9, 後ろ振り倒立
10, 後方屈身2回宙返り下り
国体予選の時から、ツイスト倒立と終末技の精度を上げてきたが、本番ではその成果はあまり発揮できず、また、終末技で後ろに転倒してしまった。しかし、昨年よりも演技全体の出来は良くなっているので、今後は新しい技も入れて、Dスコアの向上も図りたい。

2番手、釜屋
1, 棒下宙返り支持
2, ピンコ
3, 腕支持後ろ振り上がり開脚入れ支持
4, 脚前挙
5, 伸肘倒立
6, モイ
7, 移行
8, ティッペルト
9, 後方屈身2回宙返り下り
ミスなく通し切ることができた。その中でも落ち着いて通すことができたことと、膝、つま先、手ずらしなど細かいところまで意識して通すことができたのが大きな収穫だった。全日本インカレでは今回の通しを幹にして、技を増やして臨みたい。

3番手、立花
1,棒下宙返り倒立
2,ツイスト倒立
3,ディアミドフ
4,前振り上がり
5,後ろ降り倒立
6,棒下宙返り支持
7,ピンコ
8,腕支持後ろ振り上がり開脚入れ支持
9,伸肘倒立
10,後方屈身2回宙返り下り
前半までは良い実施だったが、後半の腕支持後ろ振り上がり開脚入れ支持で失敗をしてしまった。不安な技で失敗をしたので次回からはしっかりと確認をして不安をなくして臨みたい。

3種目め…鉄棒

1番手、泉
1, ヤマワキ
2, エンドー
3, 逆車
4, 移行
5, 車輪
6, 閉脚シュタルダー
7, 開脚シュタルダー
8, 伸身月面宙返り下り
ヤマワキで腰が曲がってしまい、ボローニンとして認定されてしまった。また、ヤマワキと終末技の感覚が狂ってしまっているので、一刻も早く直して夏に向けて新しい技も入れていきたい。全体としては、閉脚シュタルダーでバランスを崩してしまったが、11点台に乗せることができたのは良かった。

2番手、立花
1,ヤマワキ
2,け上がり倒立2分の1ひねり
3,車輪
4,開脚シュタルダー
5,クースト
6,開脚シュタルダーとび3/2ひねり片大逆手
7,逆車
8,逆移行
9,とび車輪
10,伸身月面宙返り下り
今回は新しく開脚シュタルダーとび3/2ひねり片大逆手を増やして臨んだが、練習から噛み合っておらず落下してしまった。しっかりと狙う位置や倒立の角度を意識して次の試合は臨みたい。

3番手、釜屋
1, ヤマワキ
2, エンドー
3, 逆車
4, アドラーハーフ
5, 車輪
6, クースト
7, 開脚シュタルダー
8, ツイスト
9, 移行
10, 伸身月面宙返り下り
内容としてはベストの出来だった。1技目のヤマワキのキャッチで肘が曲がり、エンドーが少し詰まってしまったものの、そこから立て直し、アドラーハーフは倒立からの逸脱を最小限に抑えた。また、着地も止めることができた。鉄棒の着地を試合で狙えるまで終末技の精度を上げられたのは今後の自信に繋がった。

4種目め…ゆか

1番手、西尾
1節目 後方抱え込み2回宙返り
2節目 後方伸身宙返り2回ひねり
3節目 前方伸身宙返り〜前方伸身宙返り1回ひねり
EG Ⅰ      脚上挙、伸肘倒立
4節目 後方伸身宙返り
5節目   後方伸身宙返り2回半ひねり
今回から演技構成を変え、最終節には新しく後方伸身宙返り2回半ひねりを取り入れた。練習では着地がまとまらないことが多くあったが、全体的に着地で大きく動くことなく自信に繋がる結果となった。Dスコアを上げることが今後の課題として挙げられるため、新しい技に果敢に挑戦していきたい。

2番手、泉
1節目 前方伸身宙返り2回ひねり〜前方伸身宙返り
2節目 バク転〜後方抱え込み2回宙返り
3節目 前方伸身宙返り1回半ひねり
EG Ⅰ 前後開脚、伸肘倒立、移行
4節目 後方伸身宙返り
5節目 後方伸身宙返り2回半ひねり
今回は新たに1節目でシリーズボーナスが付く技に挑戦し、前方伸身宙返りのけりが少し抜けてしまったものの、着地まで上手くまとめることができた。また、最後の後方伸身宙返り2回半ひねりの着地を国体予選の時から修正することができた。結果的にEスコアを8点台に乗せることができ、ゆかの自己ベストを更新できた。

3番手、釜屋
1節目 前方伸身宙返り2回半ひねり
2節目 前方抱え込み2回宙返り
3節目 前方伸身宙返り〜前方伸身宙返り1回半ひねり
EG Ⅰ フェドルチェンコ、前後開脚、十字倒立、伸肘倒立
4節目 後方伸身宙返り2回ひねり
5節目 後方伸身宙返り2回半ひねり
国体予選の反省点として挙げていた前方抱え込み2回宙返りと十字倒立は成功させることが出来たが、まだ通すのに精一杯で着地のふらつきが多く見られ、Eスコアは7.45と伸び悩んだ。全日本インカレに向けて着地の精度はもちろんのこと、着地姿勢まで意識して練習していきたい。

4番手、立花
1節目 抱え込み月面宙返り
2節目 後方伸身宙返り1回半ひねり〜前方伸身宙返り2回ひねり
3節目 テンポ宙返り〜後方伸身宙返り2回半ひねり〜前方伸身宙返り
4節目 転回〜前方伸身宙返り1回ひねり
EG I      前後開脚、十字倒立、伸肘倒立
5節目 後方伸身宙返り3回ひねり
今回は3節目を新ルールに対応して珍しい構成にした。着地はまとまったがまだDスコアが低いので次の試合ではもっと果敢に挑みたい。

5番手、浦口
1節目 前方抱え込み2回宙返り
2節目 前方伸身宙返り2回半ひねり
3節目 後方伸身宙返り3回半ひねり
EG I 前後開脚、十字倒立
4節目 後方伸身宙返り2回半ひねり〜前方伸身宙返り
5節目 後方伸身宙返り1回半ひねり〜前方伸身宙返り1回ひねり
6節目 後方伸身宙返り3回ひねり
今回は、前方伸身宙返り2回半ひねりを取り入れた新構成であった。後方伸身宙返り3回半ひねりを3節目にしたことから体力面で練習から不安定であり、本番でも3節目で着地が乱れてしまった。また、近頃安定していなかった十字倒立も認定は取れたものの前に倒れてしまった。全日本インカレに向けて、構成の見直しとグループIの練習を徹底していきたい。

5種目め…あん馬

1番手、泉
1, 正交差横移動ひねり逆交差入れ
2, 正交差とび横移動ひねり正交差入れ
3, 旋回
4, 伏臥
5, 横移動
6, シュテクリB
7, とび横移動
8, 縦向き旋回
9, 旋回倒立450°ひねり3部分移動下り
今シーズンから入れている1技目でバランスを崩してしまい、また、シュテクリBで馬体に脚をぶつけてしまい、何とか落下は免れたものの点数は伸び悩んだ。前回大会同様、今後は安定性まで求めていきたい。

2番手、西尾
1,セア
2,旋回
3,伏臥
4,シュテクリA
5,横移動
6,シュテクリB
7,Bバック
8,縦向き旋回
9,旋回倒立270°ひねり3部分移動下り
練習ではあまり失敗することのなかった伏臥でバランスを崩し落下してしまった。ケアレスミスだと楽観視するのではなく旋回の質から見直し、今後このようなことが起きないように注意していきたい。

3番手、立花
1,正交差横移動ひねり逆交差ひねり
2,正交差とび横移動ひねり正交差入れ
3,旋回
4,とび横移動
5,ロス
6,シュテクリB
7,伏臥
8,旋回とび倒立450°ひねり3部分移動下り
練習から不安であったロスで落下をしてしまった。まだ技術的な面で、あん馬は他の人より劣ってると感じているので人一倍努力、練習をしなければいけないと感じた。

4番手、釜屋
1, バックセア
2, セア
3, 旋回
4, 移行
5, Dコンバイン
6, ロス
7, シュテクリB
8, シュテクリA
9, 伏臥
10, 逆リア倒立3部分移動下り
国体予選では終末技がC難度になってしまったが、今回は終末技もD難度で予定していた4.2の構成をなんとか通し切ることができた。しかし、終末技でバランスを崩し、大きく膝が曲がってしまったことでEスコアは7.4と伸び悩んだ。あん馬は練習の中でも通しの成功率が低く、成功体験が少なかったことによるミスが今回の試合で出てしまったので、まずは通し切ることを前提として今後の練習に臨んでいきたい。

5番手、浦口
1, セア倒立
2, 旋回
3, Dフロップ
4, 横移動
5, ロス
6, シュテクリB
7, シュテクリA
8, 伏臥
9, 逆リア倒立3部分移動下り
前回の大会と同じ構成で臨んだ種目であった。前日練習から、セア倒立、Dフロップ、ロスの3つが上手く噛み合わず本番も不安を抱えながらの演技となった。セア倒立とDフロップは思いのほか流れ良く行うことができたが、ロスで落下してしまった。また、その後も不安定な旋回が続き、下りも移動が行えず、C難度となってしまった。全日本インカレに向けて、練習から落ちない演技を意識していきたい。

6種目め…つり輪

1番手、泉
1, 肩転位
2, 振り上がり十字懸垂
3, クーゲル
4, 後ろ振り上がり支持
5, 脚前挙
6, 伸肘倒立
7, ほん転倒立
8, 後方車輪倒立経過
9, 抱え込み月面宙返り下り
今大会も国体予選に引き続き、個人的に良い演技をすることができた。特に倒立で足を動かさない意識を徹底し、Eスコアの部分で評価されたのが良かった。

2番手、釜屋
1, 肩転位
2, 振り上がり十字懸垂
3, 後ろ振り上がり支持
4, 脚前挙
5, ヤマワキ
6, 伸肘倒立
7, ほん転倒立
8, 後方車輪倒立経過
9, 抱え込み月面宙返り下り
落ち着いて通し切ることができた。演技構成としては国体予選の時と比べて変化は無いが、後ろ振り上がり十字懸垂や倒立のおさめなど細かい部分まで意識して通すことができたのは大きな収穫だった。しかし、Dスコアはまだ3点台で戦えるレベルに達していないので、今後はつり輪強化期間として力技のトレーニングを重視していきたい。

3番手、立花
1,前振り上がり支持
2,クーゲル
3,ジョナサン
4,後ろ振り上がり支持
5,脚前挙
6,伸肘倒立
7,後ろ振り上がり倒立
8,ほん転倒立
9,後方抱え込み2回宙返り1回半ひねり下り
ジョナサン〜ヤマワキの連続を抜いて失敗を防いだ。点数は目標であった12点台に乗せられたが、力技が足りないと今回の試合ですごく実感した。

今大会は今シーズン初の団体戦であり、全日本インカレに向けての前哨戦とも言える大会であった。それぞれが課題の残る大会ではあったものの、久しぶりに大きな大会の雰囲気を感じることが出来た。この経験を糧に全日本インカレでは全員が満足のいく演技を目指していきたい。
泉は開始2種目で大過失を出してしまい、悔いの残る結果となった。しかし、3種目めから切り替えられた点や、ゆかで自己ベストを出した点、つり輪でEスコアが評価された点など良い部分も多くあった。今後はDスコアEスコア共に向上させる必要があるため、新しい技にも果敢に挑戦していきたい。
浦口は、肩の怪我により3種目のみの出場となった。しかし、出場した3種目も満足のいく実施とは言えず悔しい結果となった。また、本試合を通して練習方法や考えを見直すきっかけとなった。全日本インカレに向けて、不安要素を削りきり、自他共に安心できる構成、練習を目指していきたい。
西尾は今年度初の試合であり肩の怪我により3種目の出場となった。3種目のみの出場であったためミスはしないよう練習してきたがあん馬で落下してしまい新たな課題点が見つかる結果となった。目標点に達するには全体的にDスコアが足りていないため現在練習可能な種目から着実に増やしていきたい。
釜屋は全体を通して練習の成果を発揮できたと言える内容であった。またそれと同時に今までの練習の仕方が間違っていなかったことが自分の中で分かったことも今後の自信に繋がった。しかし、今のDスコアだと全日本インカレ時に目標としている77点に届かないので今後の課題としてDスコアの底上げ、特につり輪のDスコアを意識した練習をしていきたい。
立花は自信に繋がった種目もあれば、全く練習が足りてないと感じた種目もあった。特に鉄棒とつり輪の力技は他より苦手意識があり、時間がかかるかもしれないが地道に補強や技練を積んで全日本インカレで良い試合をしたいと思う。あん馬に関しては旋回やセアの難度あげを重視していきたい。

最後になりましたが、チームリーダーを務めていただきました久永将太先生、帯同していただきました首藤聡史先生、審判を務めていただきました田口洸太郎先輩(H28)、ありがとうございました。また、オンライン中継でも、多くの先輩方、並びに保護者の方々にご観戦いただきました。この場を借りて、深く御礼申し上げます。

(記:泉颯真、浦口優、西尾颯馬、釜屋有輝、立花陽空)