きっかけ

こんにちは。本日のリレー日記を担当させていただきます、文学部4年の小澤智也です。

気づけば11月。この器械体操部を引退してから1ヶ月が経ちました。4年間、国内最高峰の練習施設で、素敵な仲間、素晴らしい指導者に恵まれ、最高の環境で競技を続けられたことを本当に幸せに思います。

思えば、私が器械体操部に入ったきっかけは、高校時代の最後の試合を満足のいく結果で終えることができず、大学でも競技を続けようという一心でした。

入部当初は試合に出られたらいいな、ぐらいに考えていたのですが、終わってみれば4年間、全日本インカレに、しかも団体メンバーとして出場させていただきました。これは決して当たり前のことではありません。

前回のリレー日記でお話ししたように、3年生の時の全日本インカレは、結果こそ1歩及ばなかったものの、これ以上ない充実感があり、一生忘れられない試合でした。と同時に、来年自分たちの代で、これを超えられるのか、という不安が1年間頭の片隅にありました。正直、こんないい引退の仕方はないな、とまで思っていて、1個上の先輩方のことが少しだけ羨ましくも思っていました。

そして迎えた最後の全日本インカレ。私自身は最初の跳馬でミスが出てしまったものの、チームのメンバーがミスをカバーしてくれ、その後はチームメンバー全員、いや、応援、サポート含めたチーム慶應全員で、最後まで気持ちを切らさず、誰一人諦めずに戦い抜きました。その結果の団体2位。そして悲願の1部昇格!こんなに嬉しいことはありません。昨年を超える特別な夏にできました。

個人的にも、チームとしても、決して平坦な道のりではありませんでした。悩み、苦しみ、眠れない夜もありました。でも、仲間がいたから、一人じゃないから、最後まで頑張ることができました。ここまでの過程を含めて、自分は本当に幸せ者だと思います。

全日本インカレが終わり、私たちが引退しても、チーム慶應は進み続けます。私も微力ながら、体育館へ足を運び、後輩たちの成長を見守っていきたいと思います。

この場所で過ごした日々は私にとってかけがえのない宝物です。改めまして、4年間、本当にありがとうございました!

拙い文章となってしまいましたが、以上で本日のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました。