冬をこえて

こんにちは。本日のリレー日記を担当させていただきます、法学部法律学科2年の森千紗です。

「600度の法則」
皆様ご存知でしょうか。これは2/1から毎日の最高気温を足していき、その合計が600度になった頃に桜が開花するという桜が比較的気温に正直な植物であるために成り立つ法則です。桜の開花は春の訪れを告げる一方、春休みの終わりまで告げます。残り少ない春休みをこの桜たちと共に噛み締めて生きていきたいと思います。

さて、春休みも終盤ということで、ついに明日から合宿が始まります。今年は新潟県のジムリーナにお邪魔し、3泊4日で練習に励んでまいります。今回の合宿は今冬の練習の集大成とも言える重要な時間になると感じています。今冬を振り返ってみると、11月に行われた交流戦、霜月杯での苦手種目であった段違い平行棒の失敗の連続から始まり、そこから苦手意識を克服すべく段違い平行棒の練習に励んだオフシーズンであったと思います。12月からは駒澤大学との合同練習が始まりました。男女ともに一部校である駒澤大学から多くの刺激を受け、昨年までの他校との合同練習が少なかった時期と比べると格段に成長幅が広がったと実感しています。それはやはり自分が挑戦したい技を身近で見ることができるという環境があったからだと思います。「百聞は一見にしかず」という言葉があるように見るということは何よりも早く理解することに繋がります。もちろん見るだけで技を習得することはできませんが、この期間に私は技に対する多くのヒントを得られたような気がします。こうした環境が私の冬の練習を支えてくれたと言っても過言ではありません。合宿が終わればいよいよ試合シーズンが始まり、今冬にお世話になった他校の先生方や選手たちとも顔を合わせることになると思います。その恩返しとして少しでも上手くなった姿を見せられるよう残り短い体操に集中できる時間を大切にしていこうと思います。

拙い文章となってしまいましたが、以上で本日のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました。

今だから言えること

こんにちは。本日のリレー日記を担当させていただきます、法学部法律学科2年の立花陽空です。

 

本日14日は、ホワイトデーですね。小学生の頃は、手作りでお菓子を作る技術がなかったので、雑貨屋で買ったペロペロキャンディをお返しで渡していました。今年は20歳になり、大人になったということで、何か手作りお菓子を作りたいと思っています。女性陣の皆さん、お楽しみに。

 

私たちは、3月19日から22日にかけて新潟県のジムリーナにて春合宿を行います。ジムリーナは、私にとってとても思い出深い場所のひとつです。高校3年生の頃に出場したインターハイが新潟県で開催され、その試合のサブアリーナとしてこの施設を使用しました。思い出の地で、再び体操をすることができる喜びを噛み締めながら、たくさんの学びを得て、日吉に帰って来たいなと思います。

 

今回は今だからこそ言える、上越インターハイ2021の裏話を少ししたいと思います。上越インターハイの大反省事件のひとつは、メンバーの半分以上が朝ザリの集合に遅刻したことです。それにプラスしてメンバーの1人がジーパンで参加し、他のメンバーが田んぼでランニングをしてる中、私は公園のど真ん中で首藤先生にお叱りを受けました。こんなに首藤先生を怒らせてしまったことは初めてだったので、これで決勝に進出しなかったらいよいよまずいと思い、ここでメンバーが団結することができました。また、新潟県に来てまで、何もしないで帰るということをしなくなかった私たちは、首藤先生に内緒で海に行きました。おしゃれな海辺のカフェでおしゃれなドリンクとハンバーガーを食べ、映え写真を撮り、海でみんなで遊びました。勝手に私たちの私利私欲で海に行ってしまい、大変申し訳ございませんでした。

 

今だから笑って話せることかもしれませんが、当時の私たちは、首藤先生を怒らせてしまったことを本当に反省しました。しかし結果として、インターハイで決勝に出場できたことで、首藤先生を最高の笑顔にすることができて本当に嬉しかったです。また、この思い出の地、新潟県で上越インターハイに出場したメンバーと一緒に合宿することができるので、とても嬉しいです。今回は前回と違って、寝坊したり、勝手に海に行ったり、タクシーで先生を置いて行ったりしないように気をつけたいと思います。首藤先生がこのリレー日記を見ていないことを祈ります。



長く拙い文章となってしまいましたが、以上で本日のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました。




ひらめき、ざわめき、君の中に

こんにちは。本日のリレー日記を担当させていただきます、理工学部物理情報工学科2年の黒沢星海です。

 

―心を無くさず楽しく普通に生きられるように工夫をしたほうがよい。その中でも大切にしたいのは、季節を感じるということである。

 

―それを忘れてしまうと俳句から季語が消えるように味気ないものになってしまう。

 

 音楽家として知られる星野源さんの短編集、『いのちの車窓から』より、『恋』というエッセイの一節である。昼間に集まって遊ぶ中高生や、眼を擦る人々の様子に、季節の移り変わりを感じる今日この頃、その光景がより一層心に沁みる、美しい文章であると思った。



 彼の著書を読んでいて、とある思いがひとつ、確信へと変わった。私は星野源が羨ましい。彼のお嫁さんがあの国民的女優だからではない。音楽も文学も、そのセンスを持ち合わせているからである。広く世間に愛されるようなポップスから、しんみりと寄り添うようなバラードに至るまでの、鋭利な音楽感覚。そしてそれに裏付けされた歌詞には、日本語の美しさや遊び心が含まれている。エッセイを読んでいても、簡潔で情景を思い浮かべやすい、しかし奥行きのある言葉が並んでいる。

 もちろんそれらの才能は、彼が積み上げてきた努力の結晶とも言えるだろう。彼の生い立ちから察するに、一朝一夕の賜物ではないことは確かである。だから、羨ましいとか、妬ましいという表現よりも、自分もああなりたい、憧れの存在という言葉の方が適しているのかもしれない。



 人間の心というものは、まさに難攻不落の迷宮のようだと、常々思う。そしてそれに対抗すべく、人類は長い文明の中で、言葉という攻略アイテムを獲得した。全容は見えずとも、部分部分を表現する手段があるからこそ、自分が、そして他人が、ダンジョン内で迷わないようになる。

 星野源はそんな攻略アイテムの上位互換を2つも上手く使いこなしている。これこそ、彼が憧れの存在となりうる理由である。音楽、そして文学という表現によって、自分が迷いそうになったとき、または他人がそうなったとき、迷路を抜け出せるようになる。あるいは心の僅かな機微を、ダンジョンの隠し部屋へ案内するように、言葉にのせて届けることだって可能だ。私だって出来ることならこんな芸当を軽々とやってのけたいものである。もはや私に限らず、世界中の全人類ができるようになるべきことである。誰もが抱える心の中のゆらめきを、美しい文章として他を毒さずに、または他に勇気を与えるものとして零していけたなら、それは素晴らしいことだ。まだまだ遠く遥かな道のりではあるが、たくさんの言葉を食べ、たくさんの文章を書き、私も心の攻略アイテムを少しずつ獲得していきたい。

 

 春はやがてすぐに訪れるだろう。そうしたら、できるだけたくさんの本を読もう。あと、花見にでも行こう。忙しさの中にも季節を感じないといけないし、去年の桜の樹の下には何が埋まっているのか、確かめてみたいから。

 

長い文章となってしまいましたが、以上で本日のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました。

先生始めました。

こんにちは。本日のリレー日記を担当させていただきます、法学部政治学科2年の釜屋有輝です。

春休みが始まり、早1か月が経ちました。あっという間に半分が過ぎてしまった春休みに焦燥感を覚えると共に、成績発表という忘れかけていた現実が間も無くつきつけられます。「試験は終わってしまったのだから緊張してもしょうがない」などと冷めたことを言う人がいますが、なかなかそうもいかないものです。

さて、私事ではありますが最近新しく「塾講師」のアルバイトを始めました。勉強をするのも教えるのも苦手ではなかったのでとりあえず始めてみたような形なのですが、いざ面と向かって生徒に教える、指導するとなるとなかなか上手くはいかないものです。
特に私が勤務している塾は名の知れた進学塾では決してないのですが、生徒数が多い為、毎回異なる生徒を指導する形をとっています。その中で自分より年下の小中学生に分からない所を分かるようにさせるというのは塾講師歴3ヶ月、週1勤務の私にとってなかなか難しいことでした。自分なりに教えたつもりになっていたものの、その後別の先生の所に行って同じ箇所を質問している生徒の姿を見た時にはさすがに少し凹みました。教える、指導するということがそう単純なことではないということ、また指導者という存在の偉大さにも気がつきました。私が中学受験を経験した際にも付きっきりで先生が指導して下さったり、現在も部活動という場で様々な先生、コーチにお世話になっています。私が出会ってきたこうした立派な先生方になるには程遠いですが、私もこうして塾の先生となった以上は責任を持ってこれからも生徒に寄り添っていきたいと思っております。

拙い文章となってしまいましたが、以上で本日のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました。

断捨離

こんにちは。本日のリレー日記を担当させていただきます看護医療学部2年の加藤万葉です。

3月に入り、春休みも残り半分となりました。私は3年生からキャンパスが変わり、信濃町キャンパスになります。熊本から出てきた田舎娘がついに新宿という大都会に進出します。期待と同時に新宿で迷子にならないか不安を抱えている今日この頃です。

先日、友人と断捨離大会を行いました。断捨離大会とは、断捨離できた量を競うという不毛な争いです。私は買い物が好きなのに加え、ガチャガチャを見つけたらついつい回してしまうような性格なので、どんどん物が増えていってしまいます。新年度が始まる前に部屋を整理し、スッキリとした気持ちで4月を迎えようと友人とこの大会を企画しました。部屋の隅々から服などあらゆるものを取り出し、1日かけて一つ一つの所持品と向き合いました。その結果、捨てられたものは衣服3枚だけ。惨敗でした。
普段あまり来ていない服や物でも「いつか使うかもしれない」「もったいない」と思って私はなかなか捨てられません。私はとても決断力に欠ける人間なのです。

決断力が欠けているがために最近困った経験をしました。
双方が全く異なる意見を言ってきて、どちらの意見も一理あると感じた場合、皆さんはどのように対応しますか。私はどちらの意見を優先すべきか決められず、故に解決策も見つけられず、自分自身がショートしてしまいました。おそらく答えは単純な話で、自分が共感する意見を優先したり、どちらの意見も最大限に尊重した上で、妥協点を見つけたりすればいいだけだと思うのですが、言葉通りにうまくはいかないものです。

「断捨離」とは、単に物を捨てることではなく、「本当に必要なもの」を見つめ直すことだそうです。私も「本当に必要なもの」を見極め、決断する力を身に付けていきたいと思います。

拙い文章となってしまいましたが、以上で本日のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました。

カレー

こんにちは。本日のリレー日記を担当させていただきます、文学部2年の小澤智也です。

最近の気候は三寒四温という言葉の通り、寒暖差の激しい日々が続いております。同時にここ数日は花粉が飛散しており、花粉症の方々にとっては悩ましい季節となっています。体調管理の難しい時期ではありますが、春の訪れを楽しんで過ごしていきましょう。

春の訪れ、それは即ちシーズンの始まりを意味します。器械体操部でも男子の方では4月のグループ選手権に向けての選考会を行っており、メンバー選考の場であると同時に、冬季のトレーニングの成果を照らし合わせて新たな課題を発見する絶好の機会となっています。今週末に第2回の選考会が開催されますので、OBOG皆様方もぜひ体育館に足を運んでいただき、部員の姿をご覧いただけたら幸いです。

選考会の話が出たところで、今回は私のチェックや試合の前欠かさず行っているあるルーティーンについて話していきたいと思います。それは、前日の夕食にカレーを食べることです。このルーティーンは大学入学以来ずっと続けており、試合の際にはホテルの近くのカレー屋さんを事前にチェックしておくほど、私の中では大事なものです。

なぜカレーなのかといいますと、単純に自分の1番の好物だからです。試合前の緊張している時でも好きなものを食べることで幸せな気分になり、頑張ろうというモチベーションになります。試合当日も昨日カレーを食べたから大丈夫、という安心感を得るある種の験担ぎのようなものです。側から見ればなんだそれ、と言われてしまいそうですが、くだらないことでも本番のパフォーマンスに自分の実力を反映するためには努力を惜しんではならないと考えています。みなさんも自分なりの験担ぎを見つけてみてはいかがでしょうか。

拙い文章となってしまいましたが、以上で本日のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました。

再開

こんにちは。本日のリレー日記を担当させていただきます、商学部2年の稲垣香花です。

ここ数日は急な気温の変化が見受けられましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。寒暖差に注意しながら体調管理をしていきたいと思います。

さて、私事ではございますが、10月から一旦お休みしていたバイトを今月から再開しました。久しぶりにシフトに入ると、想像していたよりも緊張せず、無事にその日を終えることができました。久しぶりに多くの人たちと接した感想として、お客さんの笑顔やお礼を直接受け取れるのが嬉しく感じました。その反面、何か大きなミスをしてしまわないかとヒヤヒヤすることも多々あります。しかし、気温が低いということもあって、夏の繁忙期と比べてのんびりとした営業になっていたことが唯一の救いでした。慣れてからは忙しくて、若干しんどいと思っていましたが、やりがいのある仕事だと改めて実感しました。

器械体操において、もちろん毎日継続して練習することも大事ですが、久しぶりに技をかける事で新たな気付きを得ることもあります。これから始まるシーズンに向けて、コツコツ努力を積み重ねつつ、時には遊び心を取り入れて多くの物事に触れながら練習に励んでまいりたいと思います。

拙い文章となってしまいましたが、以上で本日のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました。

 

〜Do my best〜じゃ意味はない

こんにちは。本日のリレー日記を担当させていただきます、薬学部薬科学科3年の西尾颯馬です。

一昨日、今年1回目の試技会が行われました。2月という時期にしては、チーム全体として良い演技が多かったのではないかと思います。また、私個人としても練習の成果が出せたと思います。演技の幹となる部分が安定してきたことが確認でき、枝葉をつけていくための自信が付きました。そういった意味で良い機会だったわけですが、同時に焦りも覚えました。

大会までの期間の短さ、得点の低さといったものに由来する焦燥感ももちろんあります。しかし、幼少期に憧れた大きい人たちのようになれているのかという不安の要素が大きいです。
地元の国体予選大会では、大学生や社会人が魅力ある演技を披露して会場を沸き立たせていました。自分の演技が控えていても、ウォーミングアップをそっちのけにして見入っていたのは良い思い出です。地元では大学受験をして体操をやり続ける人が少ない中、続けているのは憧れが原動力になっていることは間違いありません。
気付けば自分も観られる側の年齢になっていました。難しい技、綺麗な演技の実施に努めるのは前提です。頑張って偉かった、踏ん張って良くやった、そんな慰めで終わらない何か魅せられる演技をしたいなと思います。

拙い文章となりましたが、以上で本日のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました。