Coaches’ board

器械体操部コーチによるブログ

2022年度ありがとうございました。

皆さま、2022年度は大変お世話になりました。

3月10日〜12日、蝮谷体育館で春季合宿が開催されました。主務からのリクエストで、「今の部員に求めるもの。」というテーマについて話しをしました。その内容を電子紙芝居風にアレンジしてみましたので、懐かしい風景も含め、ぜひご覧ください。

最後に、来年度もどうぞよろしくお願いいたします。

2023春合宿

3人の五輪メダリストが蝮谷へ!

文/岡﨑隆誠

去る令和5年2月26日、当校蝮谷体育館で「第3回神奈川県ジュニア強化指定選手強化事業(練習会)」が開催され、《田中体操クラブ》の田中和仁先生と田中佑典選手にご指導いただきました。また、3月1日には《日本体育大学》の白井健三先生も来館。お三方の知名度、ご活躍、体操界への貢献度については、説明するまでもありません。

佑典選手には柔軟、準備体操、基本トレーニングについて、実演しながら講義いただきました。和仁先生も参加者をサポートしてくださり、お二人の息がピッタリと合っています。「適当にやるとサボれるが、きちんとやれば効果が大きい」。美しく減点の少ない演技をされる佑典選手のお言葉には説得力があり、質がいかに大切かを再認識させられました。

健三先生も選手と一緒に体を動かしながら指導するスタイルで、目の前でなんとゆかの5回ひねりを実演してくださいました。練習後には質疑応答の時間を設けてくださり、「緊張は味方。敵にしない。その場に立っている人しか緊張できない」のお言葉が心に響きます。体操の技術も高度ですが、コミュニケーション能力が高く、どんな質問を投げかけても的確に即答されます。なかなか真似ができるものではありませんが、努力して少しでも近づきたいと思います。

参加者に気さくに話しかけてくださり、写真を撮っていただいたりサインしていただいたり。和仁先生、佑典選手、健三先生、お忙しいなかありがとうございました。また、招へいを企画してくださった皆様に感謝申し上げます。余談ですが、和仁先生と佑典選手は私と同郷で出身クラブも同じ。今度ゆっくりローカル談義をよろしくお願いします!

個人競技でもチームワークは必須である

こんにちは。塚田治夫です。
スポーツに限らずよく使われる言葉に「チームワーク」というのがあります。チームワークとはなにか?同じ目標に向かって共同で作業を行い、目標を達成するための共同作業です。サッカーとか野球とかバレーボールなどのチームプレーのスポーツでは共同で行うということは理解しやすいと思います。では個人競技、例えば相撲、柔道、剣道などの場合はどうか?その様なスポーツでも必ずチームワークという言葉は使用されます。もちろん器械体操、トランポリンであってもチームワークは絶対に必要です。それは何故か? 一人でやるのに何も一緒にやる必要はないではないか、と思われます。しかしそれは間違いであると思う、なぜならチームワークが無い場合の問題点は、情報の共有、技の共有、伝達がおこなわれないからです。そうなると部活動の中では必要な作業が行われず、また技術の獲得が遅れたりして部の実力は下がることになります。企業でも同じで、チームワークが悪いと情報、知識が共有されず、業績は下がるということが実証されていると言われています。
器械体操部も一つの組織(ソサエティー)であり同じことが起こります。従って情報、知識の共有ができなければ成績は下降し、目標達成は難しくなります。
手段としてはコミュ二ケーションが大事です。コミュニケーションを十二分に取ってチームワークの強化に努め、目標を達成しましょう。

皆様、こんにちは。

現在体操部のトラ監督を務めさせていただいている寺嶋です。

今回初めてCOACHES’ BOARDを担当させていただきます。

最近は徐々に落ち着いてきたとはいえ未だに新型コロナウィルスに伴う様々な制限下にあります。体操部も例外なく影響を受けており、一時は練習も出来ないような状態もありましたが、そんな中でも学生は今出来ることを一生懸命考え、行動しています。

それは我々の体験してきたこととはまた別の経験であり、私では想像できないようなこともしてくれます。

また、いわゆる体育会の気質は若干古いものとして扱われるような社会の雰囲気の変化もありながら、体操部の雰囲気もまた今の世代にあった部分にシフトしている部分もあります。

こういった経験や感覚を身につけた後輩たちは私たちとは違う形で社会に貢献することができ、すぐに自分なんかを追い抜いていくんだろうと思います。

そういった後輩に競技以外に私が何を伝えられるかはいつも自問自答しております。

その中でも一つ大事にして伝えたいと考えているのは先輩との繋がりです。

今の学生が今しかできない体験をしているように私も先輩方もその時しか出来ない体験をしております。私も先輩の体験はすることが出来ません。このような経験を腹を割って話すことというのは実はあまり機会がないことです。

さらに体操部ではこういった経験を認め合いながらお互いに取り込んでいけるような土壌が整っています。これは体操部が受け継いできた伝統の一つだと思っております。

なかなかに壮大なお話になってしまいましたが、結局何を書きたかったというと、またOB・OGの皆さんとご一緒出来る日をいつも楽しみにしているということです。我々の共通言語はいつでも体操と体育会とたぶんちょっとのお酒です。

どんなに時が経とうと先輩は先輩で、共に過ごした仲間は仲間です。この絆の深さはまだまだ現役に負けません。

今年は可能な限りまた皆さまで集まることが出来るようなことも実行していきたいと思いますので、ご期待ください。

ではまたお会いしましょう。(出来れば体育館で)

スモールスタート◎

こんにちは、福岡由唯です。

寒い日が続きますね、体調崩さぬよう気をつけて過ごしていきましょう。選手のみなさんは怪我には一層注意して練習を継続してください!

さて、昨日は『幼稚舎体操教室』を再開すべく、塚田会長/首藤先生/マネージャーとミーティングを行いました。コロナ禍でなかなかリアルでの開催が叶いませんでしたが、このまま消滅してしまうのは勿体無いと思い、春スタートを目指し動き出しました。

体操教室の詳細は置いておきますが、ここでは私が何かを達成する(させる)ために大切にしていることを少し共有できたらなと思います。

それは「小さくでいいので何かしら動き(動かし)始めること」です。何から手をつけたら良いのか分からない漠然としている事に対して、考えるのを放棄するのではなく、今自分にできることを「小さくていい」のでスタートすることが大事かなと思います。

例えば、私の部活関係で言うと120周年式典が記憶に新しいですが、最初は何をどう考えていったら良いか分かりませんでした。しかし、とりあえずミーティングを設定し、そこまでに自分でできることを探し資料を準備しておく。とりあえず先輩に声をかけ、実行委員を決める。するとだんだん何を考えないといけないのか、足りていないのかが見えてきます。スタートした後に、やるべき事って見えてくると思うんです。

みなさんも、もし何か挑戦してみたいこととか、できるようになりたいことが出てきた時にはスモールスタートをお勧めします◎初めからやるべきことなんて分からないし、大きな成果も要らないです。ダメならダメで途中で辞めてもいいので、心にあるそれをちょっと動かし始めてみてはいかがでしょうか?

別にそもそもやらなくても誰にも咎められないし、むしろ普通かもしれないけど、楽が楽しいとは限りません。

ではでは、またです!

福岡由唯