自由と規制

こんにちは。本日のリレー日記を担当させていただきます、商学部2年の永野祐里です。明日3月10日は成績発表日です。無事に進級し、来月から三田キャンパスに通えることを祈るばかりです。

さて今回は、明確な答えのない、表現の自由と誹謗中傷の規制についてお話ししたいと思います。

私は一時期、誹謗中傷などの被害を受ける人々がいることを知って、ちょっとでも酷いことを言った人を逮捕したり、そうしたことが書かれた本やブログ、SNS等を取り締まったりすれば、世の中は良くなるのかな、と考えたことがあります。実際にそうした規制がかかった世の中になったらどうなのでしょうか。実際にそうなってしまった世界を題材とした「図書館戦争」という本があります。読んでみれば分かると思いますが、すごく生きづらい世界です。一つ例を挙げると、ちょっとでも良くないイメージのある「乞食」という言葉が入った本は、検閲を受けて出版停止になっていました。その本の作者は自由に表現しているだけです。また、その本が誰かを批判しているか、などを判断するのは、読む自由をもつ国民であるのに、読むことすらできません。そういった世界だと、私たちが更新しているリレー日記も、もしかすると規制に合うのかもしれません。

かといって表現の自由が保障されているからといって好き勝手言ったりしていると、冒頭に述べたように、誹謗中傷などの被害を受ける人が生まれてしまいます。とても難しい問題です。やりすぎると良くない、じゃあどこまでが大丈夫でどこからがアウトなのか?などと色々考えてみましたが、当然答えは見つかりませんでした。逆に見つかっていれば人生イージーモードです。最終的には、表現の自由の侵害や誹謗中傷の被害を少しでも減らすために、色々な施策がなされているのかな、などとまとまりのない結論に辿り着きました。この議論には終わりはありませんが、色々な人の意見を聞いてみたいとも思ったので、このリレー日記を読んでくださった方も色々考えてみてくださると幸いです。それと同時に「図書館戦争」もお薦めしておきます。面白い話ですし、映画化もされているので興味のある方はぜひ。

まとまりのない文章となりましたが、以上で本日のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました。