こんにちは。本日のリレー日記を担当させていただきます、法学部法律学科2年の吉田一真です。
昨年怪我をした肩は復帰後も寒い日には痛みが強くなることがありましたが、最近は暖かい日も増え、おかげで練習にもより集中しやすくなってきました。皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
今年から就職活動が始まるということもあり、この春休みは部活やアルバイトだけで終わらせるのではなく、何か新しいことに取り組みたいと考えました。そこで、これまであまり縁のなかった読書に挑戦してみることにしました。
選んだのは、自分にとって全く馴染みのない学問分野である行動経済学の本です。もともと本を読む習慣がほとんどない私にとって、この選択は少し背伸びというより、助走をつけて思い切りジャンプしたような挑戦でした。
印象に残っている内容の一つが、「システム1」と「システム2」という人間の思考の仕組みについてです。行動経済学では、人の意思決定はこの二つのシステムによって行われていると考えられています。
システム1は直感的で素早く、自動的に働く思考であり、特に疲れが溜まっているときや余裕がないときには、このシステムに頼って深く考えずに判断を下してしまう傾向があります。一方でシステム2は、時間と労力をかけて論理的に考える思考であり、自分の行動を客観的に見直したり、長期的な視点で判断したりする際に働くものです。
本を読みながら、自分の日常を振り返ると、いかに多くの場面でシステム1に頼っているかに気付かされました。特に疲れているときや忙しいときほど、「楽な方」「負担の少ない方」を無意識に選んでしまっているように感じます。しかし、その選択が本当に自分にとって最適だったのかを考えると、必ずしもそうとは言えない場面も多いのではないかと思いました。
この気付きは部活動にも通じるものがあると感じています。良い結果を求めて日々練習しているにもかかわらず、疲労が溜まっていると「今日は少し強度を落とそうかな」と考えてしまうことも正直あります。しかし、そうした瞬間こそ、その判断はシステム1による直感的なものなのだと一歩引いて捉えることが大切だと思いました。
その上で、「本当に今強度を落とすべきなのか」「長期的に見て自分にとってプラスになる選択はどちらなのか」とシステム2を働かせて考え直すことで、より納得のいく行動につなげることができるのではないかと感じています。今回の読書を通じて、自分の思考や行動を客観的に見つめ直す視点を得ることができたのは、大きな収穫でした。
ちなみにこの本を手に取ったきっかけは、内容を深く吟味したというよりも、「なんとなく表紙がかっこいい」というシステム1による直感的なものでした。しかし、その選択が結果として新しい学びや気付きにつながったことを考えると、必ずしもシステム1が悪いわけではないのだと感じています。
これからは、直感に任せる場面と、しっかりと考えるべき場面を見極めながら、システム1とシステム2の両方をうまく使いこなしていきたいと思います。
拙い文章になってしまいましたが、以上で本日のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました