自己紹介

初めまして。本日よりリレー日記に参加させていただきます、法学部政治学科1年の佐々木眞歩(ササキ マホ)と申します。以後よろしくお願いいたします。

今回は、初めてのリレー日記ということで私自身の自己紹介をさせていただきます。

私は生まれは東京ですが、5歳の時にアメリカのメリーランド州に移住し、3年間滞在しておりました。日本と同様にCfa気候なのですが、自然の力が凄く、冬は、家の扉が雪で埋もれて、2階の窓から外に出ることになったり、夏はハリケーンの猛威をカーテンの隙間から覗いたりした記憶があります。

器械体操は、テレビに映し出されていた体操選手の姿に憧れて5歳くらいの時に始めました。日本に帰国後も、そのまま朝日生命体操クラブに入り、中学3年生の夏まで所属しておりました。体操クラブは家から自転車で通っていましたが、幼い頃は今以上に体力がなかったので、帰り道は漕ぎながら寝落ちしてしまうことが多く、結局50分くらいかけて帰宅していました。肝心の体操は、コーチが厳しく、実力主義の風潮も強かったので日々の練習は苦しいと感じることの方が多かったのですが、同時に新しい技や局面に達成できた時の嬉しさも身に持って知っていたので、中学3年生まで続けることが出来ました。しかし、自分は目標は高くても目標達成する為の努力をあまりしない性であったので、受験期には自分の体操の実力に見切りを付けて、体操クラブは辞めることにしました。

高校では、自分の高校に体操部がなかったこともあって、タンブリングがあるチアリーディング部に入部しました。高校は非常に楽しかったのですが、病気の発症もあって、部活動と受験勉強に帳尻を合わせられなくなっていき、結果浪人することになってしまいました。浪人が決まった時は一週間くらい部屋から出られないほど落ち込みましたが、逆にこの一年で上を目指せるチャンスだと思って1年間頑張ることを決意しました。受験結果に対して思うことは多々ありますが、過去の自分からは考えられないほど勉強した1年間であったし、得られたことも非常に多かったので、自分に関しては意義のあった浪人であったと思っております。

このような中高時代、浪人期を経て、慶應義塾体育会器械体操部に入部させていただいた私ですが、入部理由として主に二つあります。一つ目は、慶應大学体操部の先輩方の体操に対する姿勢に憧れたからです。慶應大学に体操部があると知った日から、私はインスタで毎日のように先輩方のリレー日記を読んだり、大会・練習動画を見たりしていました。そこには、体操において目的意識を失い、自分の非を改善する努力もしなかった過去の自分とは対照的に、成果にコミットした練習を日々行い、挫折や悩みを抱えつつも高い意識と熱意を持って、体操に取り組んでいる先輩の姿が映っていました。私は人生において幾度なる挫折を経験しましたが、その挫折を白紙にできるような成果を出す努力があまり出来ませんでした。先輩方の人間性・技術面における高度な領域に自分が追いつけるかは定かではありませんが、確実に生き方の一つの指針を示してくださいましたので、私も精一杯努力していきたい思いであります。二つ目は、体操が好きだからです。私は、中学卒業後の4年間体操に全く触れていませんでしたが、他のスポーツをするにしろ、勉強漬けの日々を送るにしろ、自分が本当にしたいことが出来ていないことに対する違和感をずっと抱えておりました。それでも別に自分の為に頑張らなくてもいいのでは、自分の努力が結果的に他の人の幸せに繋がれば良いのではないかと思っていた時期もありました。しかし、去年持病がピークで悪化して、自分の成績や学力を気にかけているどころではなくなった時期があり、その時、自由な環境を掴み取れたらもっと自分のために好きなことをして生きたいという思いが生まれました。ありがたいことに大学で自分が好きな器械体操ができる機会に恵まれましたので、今後は、自分の為だけではなく、体操部の為にも、尽くせる人になりたいです。

拙い文章となってしまいましたが、以上で本日のリレー日記を終了させていただきます。ご精読ありがとうございました。