2020年9月18日(金)、上越市立上越体操競技場ジムリーナにて行われました、第57回全日本トランポリン競技選手権大会予選会の観戦記をご報告致します。
女子個人予選会…浅見杏樹(総4)
男子個人予選会…岩田優佑(商4)、中島聖也(経4)、山﨑大司(理3)、岡﨑優太(政2)
女子個人予選会
浅見杏樹
都道府県大会より難度点を下げた構成で臨んだ。1本目のタックフルインバラニーアウト(前方抱え込み2回宙返り1回半ひねり)で回転不足のため腰が折れてしまい、前方に移動したが、2本目のタックバック(後方抱え込み1回宙返り)でベッドの中心に戻した。その後は4本目のパイクバック(後方屈身1回宙返り)で後方に移動したが、5本目のタックバラニー(前方抱え込み1回宙返り半ひねり)でベッドの中心に戻した。続く6本目のタックハーフインハーフアウト(後方抱え込み2回宙返り1回ひねり)で回転不足のため腰が折れてしまったが、その後は8本目のタックダブルバック(後方抱え込み2回宙返り)〜10本目のパイクダブルバック(後方屈身2回宙返り)までベッドの中心で決めた。静止が乱れ減点となったが、減点の少ない美しい演技を決め、予選会第27位で全日本選手権出場を決めた。
男子個人予選会
岩田優佑
都道府県大会より難度点を下げた構成で臨んだ。1本目のタックルディーアウト(前方抱え込み2回宙返り1回半ひねり)で回転不足のため腰が折れてしまい、その後は5本目のタックバラニーアウト(前方抱え込み2回宙返り半ひねり)で前方に移動し、6本目のパイクダブルバックで回転不足のため膝が曲がってしまった。続く7本目のレイアウトバラニー(前方伸身1回宙返り半ひねり)でベッドの中心に戻し、9本目のタック1・3/4フロント(前方抱え込み1・3/4回宙返り背落ち)・10本目のタックバラニーボールアウト(背落ち〜前方抱え込み1・1/4回宙返り半ひねり)をベッドの中心で決め、通し切った。静止を落ち着いて決め、粘り強い演技を決めた。
中島聖也
都道府県大会より難度点を下げた構成で臨んだ。1本目のタックルディーアウトをベッドの中心で決めたが、2本目のタックバック〜4本目のレイアウトバック(後方伸身1回宙返り)まで僅かな移動が続いた。続く5本目のパイクバラニーアウト(前方屈身2回宙返り半ひねり)でベッドの中心に戻したが、8本目のパイクバックで後方に移動した。9本目のタックバラニーでベッドの中心に戻したが、続く10本目のパイクダブルバックで僅かに移動し、静止が乱れ減点となった。全体的に減点の少ない美しい演技を決めた。
山﨑大司
都道府県大会より難度点を下げた構成で臨んだ。予備ジャンプが乱れてしまったため、跳び直した。予備ジャンプの高さを保ったまま、1本目のパイクバラニーアウトをベッドの中心で決めた。2本目のタックダブルバックで後方に移動し、3本目のタックバラニーアウトで回転不足のため腰が折れてしまったが、ベッドの中心に戻した。4本目のタックバックで僅かに移動し、5本目のレイアウトバラニーで回転不足のため腰が折れてしまい、後方に移動した。続く6本目のレイアウトバックでベッドの中心に戻し、その後は7本目のタックバラニー〜10本目のタックバラニーボールアウトまで落ち着いて決め、通し切った。静止が乱れ減点となった。演技序盤に移動減点が見られたものの、全体的に減点の少ない美しい演技を決めた。
岡﨑優太
都道府県大会より難度点を下げた構成で臨んだ。1本目のタックルディーアウトで回転不足のため膝が曲がってしまったが、2本目のレイアウトバックをベッドの中心で決めた。その後は5本目のタックバラニーで前方に移動したが、7本目のレイアウトバラニーでベッドの中心に戻した。続く8本目のタックバック・9本目のタック1・3/4フロントをベッドの中心で決め、10本目のタックベイビーボールアウト(背落ち〜前方抱え込み2・1/4回宙返り半ひねり)で回転不足のため腰が折れてしまったが、静止を落ち着いて決め、通し切った。全体的に安定感のある演技を決めた。
今大会は、本年度の器械体操部の初めての大会であるとともに、全日本選手権への出場権をかけた重要な大会であった。新型コロナウイルス感染症の影響で約3ヶ月間体育館での練習が行うことが出来ず、大会に向けた調整が困難であった。そのような中で、部員全員が良い内容の演技を決めることが出来、浅見が全日本選手権への出場権を獲得したことは大変喜ばしいことである。今後は、浅見は11月の全日本選手権、その他の部員は12月の川崎市長杯に向けて、新技に挑戦しつつも、演技の安定性を更に高めていきたいところである。
最後になりましたが、ご指導いただきました新谷昴コーチ、審判を務めていただきました日垣博考先輩(H29)、ありがとうございました。この場をお借りし、深く御礼申し上げます。
(記:岡﨑優太、畑田匠、南和希)