第74回全日本学生体操競技選手権大会2日目 観戦記

 2020年10月22日(木)、広島県 エフピコアリーナふくやま 福山市総合体育館にて行われました、第74回全日本学生体操競技選手権大会男子個人総合・団体総合の観戦記をご報告致します。

まず初めに男子個人観戦記をご報告致します。

男子個人…佐野浩平(経4)、小島啓太郎(経3)

1種目め…ゆか
1番手は佐野。今回新しく取り入れた、1節目の後方抱え込み2回宙返りの着地は回転が足りず、前に手を着いてしまった。今回新しく取り入れた、2節目の後方伸身宙返り1回半ひねり〜前方伸身宙返りは回転が足りず、前方抱え込み宙返りになってしまい、着地は後ろに転倒してしまった。3節目の前方伸身宙返り1回半ひねりの着地をピタリと止めると、4節目の後方伸身宙返り2回ひねりの着地は小さく前に1歩に抑えた。5節目の後方伸身宙返りの着地をピタリと止めると、その後の前後開脚を丁寧に実施した。最後の後方伸身宙返り2回半ひねりの着地は回転が足りず、後ろに転倒してしまった。
2番手は小島。1節目の後方伸身宙返りの着地を小さく後ろに1歩に抑えると、2節目の前方伸身宙返りの着地は大きく前に1歩動いてしまった。3節目の前方伸身宙返り半ひねりの着地を小さく横に1歩に抑えると、4節目の後方抱え込み宙返りの着地を小さく前に1歩に抑えた。続く前後開脚〜伸肘倒立を落ち着いて実施すると、今回新しく取り入れた、最後の前方伸身宙返り1回ひねりの着地を小さく後ろに1歩に抑えた。

2種目め…あん馬
1番手は佐野。最初のセアひねり〜バックセアを落ち着いて実施すると、続くセア〜とびセアを流れ良く決めた。その後の横移動をしっかりと実施すると、最後の縦向き旋回〜下向き転向下りを無難に決めた。
2番手は小島。最初のセア〜セアひねりをスムーズに実施すると、続くとびセアを丁寧に決めた。その後のバックセアをしっかりと実施すると、続く横向き旋回〜横移動を確実に決めた。最後の下向き転向下りはバランスを崩してしまったが、何とか実施した。

3種目め…つり輪
1番手は佐野。最初の肩転位を確実に実施すると、続く後ろ振り上がり十字懸垂をしっかりと決めた。その後のクーゲルン〜後ろ振り上がり支持〜脚前挙を落ち着いて実施すると、続く十字懸垂を力強く決めた。今回新しく取り入れた、最後の後方伸身宙返り1回半ひねり下りの着地は大きく横に1歩動いてしまった。
2番手は小島。最初のけ上がり脚前挙を正確に実施すると、続く十字懸垂をしっかりと決めた。その後のディスロー〜翻転逆上がり支持〜脚前挙を落ち着いて実施すると、最後のクーゲルン〜前方伸身宙返り半ひねり下りの着地は小さく前に1歩に抑えた。

4種目め…跳馬
1番手は佐野。伸身ツカハラ跳びを実施した。空中姿勢を意識した跳躍で、着地は小さく前に1歩に抑えた。
2番手は小島。屈身ツカハラ跳びを実施した。力強い助走から勢いのある跳躍であったが、着地は回転が足りず、前に手を着いてしまった。

5種目め…平行棒
1番手は佐野。最初のけ上がり〜脚前挙を正確に実施すると、続く伸肘倒立〜移行を丁寧に決めた。その後の腕支持前振り上がり~後ろ振り上がり倒立はややふらついてしまったが、何とか堪えると、最後の後方伸身宙返り下りの着地はピタリと止めた。
2番手は小島。最初のけ上がり〜脚前挙を落ち着いて実施すると、続くピンコをしっかりと決めた。その後の腕支持後ろ振り上がり開脚入れ支持は肘が抜けてしまい、難度不認定となってしまった。続く伸肘倒立を丁寧に実施すると、その後の腕支持前振り上がり〜後ろ振り上がり倒立はバランスを崩してしまい、ダブルスイングとなってしまった。最後の後方伸身宙返り下りの着地は小さく後ろに1歩に抑えた。

6種目め…鉄棒
1番手は佐野。最初のとび越しは足がやや割れてしまったが、何とか実施すると、その後のけ上がり倒立を落ち着いて決めた。続く前方車輪〜1回ひねり片大逆手を丁寧に実施すると、その後の移行をしっかりと決めた。今回新しく取り入れた、続くとび車輪を雄大に実施すると、最後の後方抱え込み2回宙返り下りの着地は小さく後ろに1歩に抑えた。
2番手は小島。最初のとび越しは丁寧に決めたが、その後のけ上がり倒立は倒立姿勢から外れてしまった。続く前方車輪は肘と膝を曲げてしまい、足を開いてしまったが、何とか実施すると、その後の移行を落ち着いて決めた。その後の後方車輪〜翻転倒立は倒立姿勢からやや外れてしまったが、何とか堪えると、最後の後方伸身宙返り下りの着地は小さく後ろに1歩に抑えた。

今大会は、佐野、小島にとっては初めての全日本インカレであり、また、佐野にとっては最後の公式戦であった。佐野は1種目めのゆかでミスが見られたものの、その後は切り替えて最後まで堂々と通し切ることが出来た。小島は失敗こそ出たものの、周りの空気に飲まれずに、練習の成果を発揮することが出来た。今後は、来たる部内戦に向けて、佐野は残り少ない現役生活を楽しみ、小島は来年を見据えて、課題を克服していってもらいたいところである。

続いて男子団体観戦記をご報告致します。

男子団体…小嶋大輝(法4)、藤田優人(理4)、山﨑広輝(総4)、金子航大(商3)、小林武生(経3)、泉颯真(法1)

1種目め…跳馬
1番手は泉。伸身カサマツ跳びを実施した。勢いのある跳躍で、着地は小さく後ろに1歩に抑えた。
2番手は小林。伸身カサマツ跳びを実施した。突き手の入った余裕のある跳躍で、着地はピタリと止めた。
3番手は小嶋。伸身カサマツ跳びを実施した。空中姿勢を意識した高い跳躍で、着地は小さく後ろに1歩に抑えた。
4番手は藤田。伸身カサマツ跳び半ひねりを実施した。勢いのある助走から、着地を意識した丁寧な跳躍で、着地は小さく前に1歩に抑えた。
5番手は金子。今回新しく取り入れた、伸身ユルチェンコ2回ひねり跳びを実施した。突き手の入った跳躍であったが、着地は大きく後ろに4歩動いてしまい、ラインオーバーとなってしまった。
6番手は山﨑。ヨー2を実施した。力強い助走から勢いのある跳躍であったが、着地は回転が足りず、前に手を着いてしまった。

2種目め…平行棒
1番手は小林。最初の棒下宙返り支持をしっかりと実施すると、続くピンコはやや停滞してしまったが、何とか決めた。その後の腕支持後ろ振り上がり開脚入れ支持はややふらついてしまったが、何とか堪えると、続く伸肘倒立を丁寧に実施した。その後のツイスト倒立を正確に決めると、続く腕支持前振り上がり~後ろ振り上がり倒立を落ち着いて実施した。最後の後方屈身2回宙返り下りの着地は小さく後ろに1歩に抑えた。
2番手は藤田。今回新しく取り入れた、最初の腕支持前振り開脚抜き倒立を正確に実施すると、続くヒーリーを落ち着いて決めた。その後の棒下宙返り倒立を丁寧に実施すると、続く車輪倒立は肘が曲がってしまったが、何とか堪えた。その後の棒下宙返り支持〜脚前挙をしっかりと決めると、続く伸肘倒立を確実に実施した。最後の後方屈身2回宙返り下りの着地は小さく前に1歩に抑えた。
3番手は金子。今回新しく取り入れた、最初の棒下宙返り倒立を落ち着いて実施すると、続く棒下宙返り支持〜脚前挙〜伸肘倒立を丁寧に決めた。その後のツイスト倒立は倒立姿勢からやや外れてしまったが、何とか堪えると、続く車輪倒立はしっかりと実施した。最後の後方屈身2回宙返り下りの着地は大きく後ろに4歩動いてしまった。
4番手は小嶋。最初のけ上がり開脚抜き倒立を丁寧に決めると、続くディアミドフを流れ良く実施した。その後の前方開脚5/4宙返り腕支持を雄大に決めると、続くツイスト倒立〜Dツイストを正確に実施した。その後のピンコ〜腕支持後ろ振り上がり開脚入れ支持〜伸肘倒立を落ち着いて決めると、最後の後方屈身2回宙返り下りの着地はピタリと止めた。メリハリのある演技内容で、会心の出来であった。
5番手は山﨑。最初の棒下宙返り倒立をしっかりと決めると、続くピンコ〜腕支持後ろ振り上がり前方屈身宙返り支持を丁寧に実施した。その後のディアミドフ〜マクーツ〜ヒーリーを流れ良く決めると、続くモイ〜ティッペルトを正確に実施した。その後のツイスト倒立を落ち着いて決めると、続く前方開脚5/4宙返り腕支持を美しく実施した。最後の前方抱え込み2回宙返り下りの着地は小さく前に1歩に抑えた。
6番手は泉。最初の棒下宙返り支持を落ち着いて決めると、続くピンコをしっかりと実施した。その後の腕支持後ろ振り上がり開脚入れ支持は足が下がってしまったが、何とか堪えると、続く伸肘倒立は丁寧に決めた。その後の腕支持前振り上がり〜後ろ振り上がり倒立を確実に実施すると、最後の後方伸身宙返り下りの着地はピタリと止めた。

3種目め…鉄棒
1番手は泉。最初のとび越し〜け上がり倒立を正確に実施すると、続く前方車輪〜エンドーを確実に決めた。その後の後方車輪〜シュタルダーは倒立姿勢からやや外れてしまったが、何とか実施すると、最後の伸身月面宙返り下りの着地は小さく前に1歩に抑えた。
2番手は藤田。最初のアドラーハーフをしっかりと決めると、続く開脚トカチェフを正確に実施した。その後のホップターンを落ち着いて決めると、続くシュタルダー〜シュタルダーひねり片大逆手を丁寧に実施した。その後のエンドーは確実に決めたが、最後の伸身月面宙返り下りの着地は大きく前に1歩動いてしまった。
3番手は金子。最初の伸身コスミックを雄大に決めると、その後のエンドーをスムーズに実施した。続くエンドー1回ひねり片大逆手は倒立姿勢からやや外れてしまったが、何とか決めると、その後の開脚トカチェフはバーを掴み損ねてしまい、落下してしまった。演技再開後、再び開脚トカチェフを実施したが、バーに近づいてしまい、続く後方車輪は肘が曲がってしまったが、何とか決めた。その後のホップターンを丁寧に実施すると、シュタルダー〜シュタルダーひねりを流れ良く決めた。最後の伸身月面宙返り下りの着地は小さく後ろに1歩に抑えた。
4番手は小嶋。最初の伸身コスミック〜エンドーを流れ良く決めると、続くアドラー倒立を丁寧に実施した。その後の大逆手エンドーを確実に決めると、今回新しく取り入れた、続くアドラーハーフをしっかりと実施した。その後のシュタルダーを正確に決めると、続くホップターンを難無く実施した。最後の伸身月面宙返り下りの着地はピタリと止めた。
5番手は山﨑。最初のツォリミンをスムーズに決めると、続く伸身コスミックをしっかりと実施した。その後のホップターンを丁寧に決めると、続くシュタルダー〜シュタルダーひねりを確実に実施した。その後のエンドーを難無く決めると、続くアドラー1回ひねりを落ち着いて実施した。その後のアドラーハーフを正確に決めると、最後の伸身新月面宙返り下りの着地は小さく後ろに1歩に抑えた。
6番手は小林。最初のとび越し〜け上がり倒立移行をスムーズに実施すると、続く後方車輪〜ツイスト〜前方車輪を確実に決めた。今回新しく取り入れた、その後の前方浮き支持回転倒立をしっかりと実施すると、最後の後方伸身2回宙返り下りの着地は小さく後ろに1歩に抑えた。

4種目め…ゆか
1番手は藤田。1節目の前方抱え込み宙返り1回ひねり〜前方伸身宙返り1回半ひねりの着地は大きく後ろに1歩動いてしまい、ラインオーバーとなってしまった。2節目の後方抱え込み2回宙返りの着地をピタリと止めると、3節目の前方伸身宙返り〜前方伸身宙返り半ひねりの着地もピタリと止めた。その後の十字倒立、伸肘倒立を落ち着いて決めると、4節目の後方伸身宙返りの着地もピタリと止めた。最後の後方伸身宙返り2回ひねりの着地は大きく横に1歩動いてしまった。
2番手は小林。1節目の前方伸身宙返り1回ひねり〜前方伸身宙返り1回半ひねりの着地を小さく後ろに1歩に抑えると、2節目の後方抱え込み2回宙返りの着地も小さく後ろに1歩に抑えた。3節目の後方伸身宙返り1回半ひねり〜前方伸身宙返りの着地を小さく前に1歩に抑えると、続くフェドルチェンコを落ち着いて実施した。4節目の後方伸身宙返り2回ひねりの着地はピタリと止めたが、最後の後方伸身宙返り2回半ひねりの着地は大きく前に2歩動いてしまい、ラインオーバーとなってしまった。
3番手は小嶋。1節目の後ろとびひねり前方抱え込み2回宙返りの着地を小さく前に1歩に抑えると、2節目の前方伸身宙返り1回ひねり〜前方伸身宙返り1回半ひねりの着地をピタリと止めた。3節目の後方伸身宙返り1回半ひねり〜前方伸身宙返りの着地を小さく前に1歩に抑えると、続く脚上挙、伸肘倒立、閉脚抜き開脚伸肘倒立を確実に決めた。4節目の後方伸身宙返り2回ひねりの着地をピタリと止めると、最後の後方伸身宙返り2回半ひねりの着地を小さく前に1歩に抑えた。
4番手は金子。今回新しく取り入れた、1節目の前方抱え込み2回宙返りの着地を小さく後ろに1歩に抑えると、今回新しく取り入れた、2節目の前方伸身宙返り1回ひねり〜前方伸身宙返り2回ひねりの着地も小さく後ろに1歩に抑えた。3節目の後方伸身宙返り2回半ひねり〜前方伸身宙返り半ひねりの着地をピタリと止めると、4節目の後方伸身宙返り1回半ひねり〜前方伸身宙返り1回半ひねりの着地もピタリと止めた。5節目の後方伸身宙返り2回ひねりの着地もピタリと止めると、続く脚上挙を丁寧に決めた。最後の後方伸身宙返り3回ひねりの着地もピタリと止めた。
5番手は山﨑。今回新しく取り入れた、1節目の前方抱え込み2回宙返り半ひねりの着地を小さく後ろに1歩に抑えると、2節目の前方屈身2回宙返りの着地は大きく前に1歩動いてしまった。3節目の前方伸身宙返り2回ひねり〜前方伸身宙返り半ひねりの着地をピタリと止めると、4節目の後方伸身宙返り2回半ひねり〜前方伸身宙返り1回ひねりの着地を小さく前に1歩に抑えた。その後の十字倒立、閉脚抜き開脚伸肘倒立を丁寧に決めると、5節目の後方伸身宙返り2回ひねりの着地をピタリと止めた。最後の後方伸身宙返り3回ひねりの着地は小さく後ろに1歩に抑えた。種目別第7位入賞に相応しい雄大且つ丁寧な演技内容であった。
6番手は泉。1節目の後方抱え込み2回宙返りの着地は大きく前に1歩動いてしまったが、2節目の前方伸身宙返り〜前方伸身宙返り半ひねりの着地は小さく後ろに1歩に抑えた。3節目のテンポ宙返り〜後方伸身宙返りの着地も小さく前に1歩に抑えると、その後の伸肘倒立、移行を正確に決めた。4節目の前方伸身宙返り1回半ひねりの着地をピタリと止めると、最後の後方伸身宙返り2回半ひねりの着地は大きく前に1歩動いてしまった。

5種目め…あん馬
1番手は藤田。最初のセアは馬端に足が当たってしまったが、何とか堪えると、その後のとびセアを正確に決めた。続くシュテクリAを丁寧に実施すると、その後のとび横移動を落ち着いて決めた。続くロスは足を開いてしまったが、何とか実施すると、その後の逆とび横移動をしっかりと決めた。続く伏臥はバランスを崩してしまったが、何とか堪えると、最後の旋回とび倒立3部分移動下りは馬端に足が当たってしまい、落下してしまった。演技再開後、再び旋回とび倒立3部分移動下りを実施したが、バランスを崩してしまい、旋回とび倒立下りとなってしまった。
2番手は小林。最初のとびセアを丁寧に実施したが、続くDフロップはバランスを崩してしまい、落下してしまった。演技再開後、その後のセアを確実に決めると、続くシュテクリAをしっかりと実施した。その後の伏臥を落ち着いて決めると、続くとび横移動を正確に実施した。その後のシュテクリBをスムーズに決めると、最後の逆リア倒立下りは難無く実施した。
3番手は金子。最初のとびダブルセア〜とびセアひねりを流れ良く決めると、続くDフロップは足を開いてしまったが、何とか堪えた。その後のとび横移動をしっかりと実施すると、今回新しく取り入れた、続くDコンバインを丁寧に決めた。その後のシュテクリB〜伏臥を落ち着いて実施すると、続くシュテクリAはやや足が開いてしまったが、何とか堪えた。最後は逆リア倒立3部分移動下りを予定していたが、バランスを崩してしまい、逆リア倒立下りとなってしまった。
4番手は小嶋。最初のとびセアを丁寧に決めると、続く2/3後ろ移動を確実に実施した。その後のマジャール移動を落ち着いて決めると、続くシバド移動を流れ良く実施した。その後の縦向き1/2前移動を難無く決めると、続くDフロップは足を開いてしまったが、何とか堪えた。その後の伏臥はバランスを崩してしまい、落下してしまった。演技再開後、再び伏臥を実施すると、続くとび横移動をスムーズに決めた。その後のシュテクリBを正確に実施すると、最後の逆リア倒立3部分移動下りをしっかりと決めた。
5番手は山﨑。最初のセア倒立を丁寧に決めると、続く逆リア倒立3部分移動下ろして開脚支持を落ち着いて実施した。その後のとび横移動を難無く決めると、続くロスは足がやや開いてしまったが、何とか堪えた。その後のシュテクリB〜伏臥をスムーズに実施すると、続く一把手旋回をリズム良く決めた。その後のシュテクリAをしっかりと実施すると、最後の逆リア倒立450°ひねり3部分移動下りは確実に決めた。
6番手は泉。最初のとびセアひねりを丁寧に決めると、続くバックセア、セアをスムーズに実施した。その後の伏臥を落ち着いて決めると、続くとび横移動をしっかりと実施した。最後の下向き転向下りは無難に決めた。

6種目め…つり輪
1番手は小林。最初の後ろ振り上がり十字懸垂を力強く実施すると、続くけ上がり脚前挙を難無く決めた。その後の前ロール〜後ろ振り上がり支持〜脚前挙を落ち着いて実施すると、続く屈腕屈身力倒立を確実に決めた。その後の翻転倒立をしっかりと実施すると、今回新しく取り入れた、最後の抱え込み月面宙返り下りの着地は小さく前に1歩に抑えた。
2番手は小嶋。最初の後ろ振り上がり十字懸垂を丁寧に決めると、続くけ上がり脚前挙を落ち着いて実施した。その後の屈腕屈身力倒立を難無く決めると、続く後ろ振り上がり倒立をしっかりと実施した。その後のヤマワキを確実に決めると、続く十字懸垂を力強く実施した。その後の翻転倒立を正確に決めると、最後の抱え込み月面宙返り下りの着地はピタリと止めた。
3番手は藤田。最初の後ろ振り上がり十字懸垂を力強く実施すると、続く後ろ振り上がり支持〜脚前挙を確実に決めた。その後の後ろ振り上がり開脚前挙を落ち着いて実施すると、続く屈腕伸身力倒立をしっかりと決めた。その後の翻転倒立はバランスを崩してしまったが、何とか堪えると、続く後ろ振り上がり倒立は丁寧に実施した。最後の伸身月面宙返り下りの着地は回転が足りず、前に手を着いてしまった。
4番手は金子。最初のけ上がり脚前挙を正確に決めると、続く開脚上水平を力強く実施した。その後の翻転倒立はバランスを崩してしまったが、何とか堪えると、続く後ろ振り上がり倒立をしっかりと決めた。その後のジョナサン〜ヤマワキを確実に実施すると、続く後ろ振り上がり支持〜脚前挙〜屈腕屈身力倒立をスムーズに決めた。今回新しく取り入れた、最後の後方抱え込み2回宙返り1回半ひねり下りの着地は小さく前に1歩に抑えた。
5番手は山﨑。最初の伸腕伸身逆上がり中水平を正確に実施すると、続く後方け上がり中水平を力強く決めた。その後の後ろ振り上がり十字倒立をしっかりと実施すると、続くジョナサン〜ヤマワキ〜ホンマ十字を確実に決めた。その後のアザリアンを落ち着いて実施すると、続く翻転倒立、後ろ振り上がり倒立を丁寧に決めた。最後の後方抱え込み2回宙返り1回半ひねり下りの着地はピタリと止めた。種目別優勝に相応しい力強く丁寧な演技内容であった。
6番手は泉。最初の肩転位を丁寧に決めると、続く後ろ振り上がり十字懸垂を落ち着いて実施した。その後の後ろ振り上がり支持〜脚前挙を流れ良く決めると、続く屈腕屈身力倒立を確実に実施した。その後の翻転倒立をしっかりと決めると、最後の抱え込み月面宙返り下りの着地は小さく後ろに1歩に抑えた。

今大会は、今年度初めての大会であると共に、4年生にとっては最後の公式戦であった。また、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、無観客・選手間での声援も禁止という異例の様式であったが、新鮮な気持ちで大会に臨むことが出来た。いくつかのミスは出たものの、全員気持ちを切らすことなく、最後まで出来ることをやり切った。小嶋は主将としてチームを引っ張り、膝の怪我により、約2週間練習が出来なかったにも関わらず、着地まで意識した素晴らしい演技内容であった。小林はあん馬でミスは出たものの、安定した演技内容でチームを鼓舞し、藤田は主に1番手、2番手としてチームを勢いづけた。山﨑は種目別つり輪優勝とゆか第7位入賞という快挙を成し遂げた。金子は粘り強い演技内容でチームを支え、泉は大学デビュー戦であったが、6種目全て通し切ることが出来た。今後は、部内戦、そして来年を見据え、各々の目標に向かって練習に励んでいきたいところである。

最後になりましたが、チームリーダーを務めていただきました塚田治夫会長(S47)、審判を務めていただきました田口洸太郎先輩(H28)、ありがとうございました。また、遠方での開催であったにも関わらず、御多忙の中、三木康弘監督(S62)にご観戦いただきました。加えて、オンライン中継でも、多くの先輩方、並びに御父兄の方々にご観戦いただきました。この場を借りて深く御礼申し上げます。

(記:泉颯真、八木滉大)