2020年12月11日(金)、群馬県 高崎アリーナにて行われました、第74回全日本個人総合選手権兼第74回全日本種目別選手権の観戦記をご報告致します。
男子個人総合…山﨑広輝(総4)
1種目め…つり輪
最初の伸腕伸身逆上がり中水平を確実に実施すると、続く後方け上がり中水平を力強く決めた。その後の後ろ振り上がり十字倒立を落ち着いて実施すると、続くジョナサン〜ヤマワキ〜ホンマ十字を流れ良く決めた。その後のアザリアンを正確に実施すると、続く翻転倒立~後ろ振り上がり倒立はやや力を使ってしまったが何とか決めた。最後の後方抱え込み2回宙返り1回半ひねり下りの着地は小さく後ろに1歩に抑えた。
2種目め…跳馬
ヨー2を実施した。突き手の入った高さのある跳躍で、着地は小さく後ろに1歩に抑えた。
3種目め…平行棒
最初の棒下宙返り倒立を確実に決めると、続くピンコ〜腕支持後ろ振り上がり前方屈身宙返り支持を丁寧に実施した。その後のディアミドフ〜マクーツ腕支持を落ち着いて決めると、続くヒーリーをスムーズに実施した。その後のモイ〜ティッペルトをしっかりと決めると、続くツイスト倒立を正確に実施した。その後の前方開脚5/4宙返り腕支持を力強く決めると、最後の前方抱え込み2回宙返り下りの着地はピタリと止めた。
4種目め…鉄棒
最初のツォリミンを確実に決めると、続く伸身コスミックを雄大に実施した。その後のホップターンを難無く決めると、続くシュタルダー〜シュタルダーひねりをスムーズに実施した。その後のエンドーを正確に決めると、続くアドラー1回ひねりをしっかりと実施した。その後のアドラーハーフは丁寧に決めたが、最後の伸身新月面宙返り下りの着地は大きく後ろに2歩動いてしまった。
5種目め…ゆか
1節目の前方抱え込み2回宙返り半ひねりの着地をうまくまとめると、2節目の前方屈身2回宙返りの着地は小さく前に1歩に抑えた。3節目の前方伸身宙返り2回ひねり〜前方伸身宙返り半ひねりの着地をピタリと止めると、4節目の後方伸身宙返り2回半ひねり〜前方伸身宙返り1回ひねりの着地を小さく前に1歩に抑えた。その後の十字倒立、閉脚抜き開脚伸肘倒立を丁寧に決めると、5節目の後方伸身宙返り2回ひねりの着地をピタリと止めた。最後の後方伸身宙返り3回ひねりの着地は小さく後ろに1歩に抑えた。
6種目め…あん馬
最初のセア倒立を落ち着いて決めると、続く逆リア倒立3部分移動下ろして開脚支持をしっかりと実施した。その後のとび横移動を難無く決めると、続くロスをスムーズに実施した。その後のシュテクリB〜伏臥を流れ良く決めると、続く一把手旋回を正確に実施した。その後のシュテクリAはややバランスを崩してしまったが何とか決めると、最後の逆リア倒立3部分移動下りは確実に実施した。
今大会は、山﨑にとって2度目の全日本の舞台であった。1種目め、得意種目のつり輪を決めると終始落ち着いた試合運びを見せ、全種目大きなミスなく通し切ることができた。結果としては個人総合第32位、0.134という僅かな差で決勝に進むことは叶わなかったが、大いに慶應の存在感を示す演技を見せた。また、この結果により来年度の全日本選手権の出場権を獲得することができた。今後は、来シーズンの試合に向けてよい準備ができるよう、練習に励んできたいところである。
最後になりましたが、チームリーダーを務めていただきました首藤聡史先生ありがとうございました。また、今大会はご多忙の中、塚田治夫会長(S47)にご観戦いただきました。加えてオンライン中継で、多くの先輩方、並びに保護者の方々にご観戦いただきました。この場を借りて深く御礼申し上げます。
(記:山﨑広輝)