第59回全日本トランポリン競技選手権大会予選会 観戦記

2022年9月3日(土)、上越市立上越体操場ジムリーナにて行われました、第59回全日本トランポリン競技選手権大会予選会の観戦記をご報告いたします。

男子個人予選会…岡﨑優太(政4)、上田乃維(環2)

男子個人予選会
岡﨑優太
1,パイクフルインバラニーアウト(前方屈身2回宙返り1回半ひねり)
2,タックハーフインルディーアウト(後方抱え込み2回宙返り2回ひねり)
3,パイクバラニーアウト(前方屈身2回宙返り半ひねり)
4,パイクハーフインハーフアウト(後方屈伸2回宙返り1回ひねり)
5,タックバラニーアウト(前方抱え込み2回宙返り半ひねり)
6,タックハーフインハーフアウト(後方抱え込み2回宙返り1回ひねり)
7,パイクルディーアウト(前方屈身2回宙返り1回半ひねり)
8,タックダブルバック(後方抱え込み2回宙返り)
9,タックフルインハーフアウト(前方抱え込み2回宙返り1回半ひねり)
10,パイクダブルバック(後方屈伸2回宙返り)

<一回目>
新技のタックハーフインルディーアウトを入れ、全日本インカレよりも難度点を上げた構成で臨んだ。1本目をベッドの中心で決めたが、2本目で回転不足のため膝が曲がってしまった。4本目で後方に移動し、回転不足のため膝が曲がってしまったが、6本目でベッドの中心に戻した。続く7本目で技のひねりが遅れてしまい、8本目で後方に移動したため9本目を予定していたタックフルインバラニーアウトからタックバラニーアウトに変更した。その後は10本目をベッドの中心で落ち着いて決め、通し切った。通し後半で技のリズムが崩れてしまい、演技点・跳躍時間点が伸び悩む結果となったため、2回目の試技を行った。

<二回目>
1本目をベッドの中心で決めたが、2本目・3本目で回転不足のため腰が折れてしまった。3本目~6本目まで移動が続いたが、7本目でベッドの中心に戻した。その後は8本目・9本目で回転不足のため膝が曲がってしまったが、10本目をベッドの中心で決め、通し切った。静止が乱れ減点となった。今までで最高難度の構成を通し切れた点は自信につながったものの、練習で課題に感じていた通し後半の安定性の低さが浮き彫りになる結果となった。今大会で目標としていた、全日本選手権の出場権を獲得できなかった点は非常に悔しく感じているものの、今週末には東日本選手権が控えているため、今回の反省を活かし、通しの安定性の向上に努めていきたい。

上田乃維
1,パイクフルインバラニーアウト
2,パイクバック(後方屈伸1回宙返り)
3,パイクルディーアウト
4,タックハーフインハーフアウト
5,タックルディーアウト(前方抱え込み2回宙返り1回半ひねり)
6,タックダブルバック
7,パイクバラニーアウト
8,パイクハーフインハーフアウト
9,タックバラニーアウト
10,パイクフルインフルアウト(後方屈身2回宙返り2回ひねり)

<一回目>
今大会は、全日本選手権の出場権を確実に取得するため、全日本インカレよりも難度点を下げた構成で臨んだ。2本目で大きく後方に移動したが、3本目でベッドの中心に戻した。その後は4本目~8本目まで安定した美しい演技を決め、9本目で回転不足のため腰が折れてしまったものの、最後まで落ち着いて通し切った。全体的にミスの少ない、まとまった演技となった。この結果により、10月に行われる全日本選手権への出場権を獲得した。この全日本選手権に向けて、現状の課題点を改善した上で、自己ベストを更新できるよう精進していきたい。

今大会は新型コロナウイルスの影響で、会場内への出入りの規制や、アップルーム、ダウンルームなどの時間制限が厳しく、普段の大会とは一風変わった雰囲気であった。独特の緊張感の中、精神面のコントロールが難しい状況であったが、出場した部員全員が演技を決め切ることができ、上田が全日本選手権の出場権を獲得したことは大変喜ばしいことである。今週末には東日本選手権が控えているため、残り少ない練習時間をうまく使って、それぞれの目標に向けて励んでいきたい。

最後になりましたが、ご指導いただきました、新谷昴コーチ、ありがとうございました。この場をお借りし、深く御礼申し上げます。


(記:上田乃維)