2022年9月10日(土)、ヤマト市民体育館前橋にて行われました、第46回東日本トランポリン競技選手権大会の観戦記のご報告いたします。
個人女子Cクラス予選…永野祐里(商2)
個人男子Aクラス予選…岡﨑優太(政4)、南和希(法4)、上田乃維(環2)
個人女子Cクラス予選
永野祐里
1,タックバック(後方抱え込み1回宙返り)
2,タックバウンス(抱え込みジャンプ)
3,フルシート(1回ひねり腰落ち)
4,スイブル(腰落ち〜半ひねり腰落ち)
5,ハーフスタンド(腰落ち〜半ひねり立つ)
6,ハーフピルエット(半ひねりジャンプ)
7,ハーフシート(半ひねり腰落ち)
8,スタンド(腰落ち〜立つ)
9,ストラドルバウンス(開脚ジャンプ)
10,パイク前宙(前方屈身1回宙返り)
<予選>
新技のパイク前宙を入れた構成で臨んだ。1本目は回転不足のため腰が曲がってしまい、2本目で前方に移動したが、続く3本目でベッドの中心に戻した。4本目で姿勢を崩してしまい、5本目でひねりが不足していたため、技が認定されず、4種目中断となった。今回は前回の大会の反省から演技点を上げることを最大の目標としていたにも関わらず、本番では緊張から今までの練習でミスをしたことがない部分でミスをしてしまった。大会独特の緊張感の中でも焦らず落ち着いた演技ができるよう、日々緊張感のある練習をするよう心がけていきたい。また、今後の練習においても、新技の練習と並行して、基礎技の完成度の向上に取り組み、美しい演技を目指していきたい。
個人男子Aクラス予選
上田乃維
1,パイクバラニーアウトトリフィス(前方屈身3回宙返り半ひねり)
2,タックハーフインハーフアウト(後方抱え込み2回宙返り1回ひねり)
3,タックバラニーアウトトリフィス(前方抱え込み3回宙返り半ひねり)
4,パイクハーフインハーフアウト(後方屈身2回宙返り1回ひねり)
5,パイクルディーアウト(前方屈身2回宙返り1回半ひねり)
6,タックダブルバック(後方抱え込み2回宙返り)
7,パイクバラニーアウト(前方屈身2回宙返り半ひねり)
8,パイクフルインフルアウト(後方屈身2回宙返り2回ひねり)
9,タックバラニーアウト(前方抱え込み2回宙返り半ひねり)
10,ミラー(後方伸身2回宙返り3回ひねり)
<1回目>
新技のパイクバラニーアウトトリフィス、タックバラニーアウトトリフィスを入れた構成で臨んだ。3本目で回転不足のため膝が曲がってしまい、大きく前方に移動したが、4本目でベッドの中心に戻した。6本目で後方に移動したが、7本目でベッドの中心に戻した。10本目で回転不足のため腰が折れてしまい、大きく後方に移動し、アウトバウンスでマットに着地したため減点となった。
<2回目>
1回目で予選を突破できる点数ではないと感じたため、より攻めた演技をする心持ちで臨んだ。5本目で大きく前方に移動したが、7本目でベッドの中心に戻した。8本目で回転不足により腰が折れてしまい、9本目で大きく後方に移動してしまった。10本目で回転不足により腰が折れてしまったが、ベッドの中心に戻し、10本を通し切った。静止が乱れ、減点となった。1本目同様、着地のミスは普段の練習からの課題点であったため、重点的に練習をしていたが、本番ではその練習を活かすことができなかったため、悔いの残る結果となってしまった。このミスをしっかりと反省した上で10月の全日本選手権に臨んでいきたい。
南和希
1,タックルディーアウト(前方抱え込み2回宙返り1回半ひねり)
2,タックバック
3,パイクバラニーアウト
4,タックダブルバック
5,タックバラニーアウト
6,パイクバック(後方屈身1回宙返り)
7,タックバラニー(前方抱え込み1回宙返り半ひねり)
8,レイアウトバック(後方伸身1回宙返り)
9,レイアウトバラニー(前方伸身1回宙返り半ひねり)
10,パイクダブルバック(後方屈身2回宙返り)
<1回目>
1本目で回転不足のため膝が曲がってしまい、2本目で後方に移動した。3本目でベッドの中心に戻したが、4本目で前方に移動してしまい、回転不足のため膝が曲がってしまった。続く5本目を予定していたタックバラニーアウトからタックバラニー、6本目をパイクバック、7本目をレイアウトバラニー、8本目をレイアウトバック、9本目をタックバラニーアウトにそれぞれ変更した。5本目~9本目で回転不足のため膝が曲がってしまい、10本目で横に移動し、スポッターマットに着地したため、9種目中断となった。
<2回目>
1本目はベッドの中心で決めたが、回転不足のため膝が曲がってしまい、2本目で前方に移動した。2本目で前方に移動してしまったため、3本目を予定していたパイクバラニーアウトからタックバラニーアウトに変更し、3本目、4本目は回転不足のため膝が曲がってしまった。3本目の種目を変更したため、5本目をタックバラニー、6本目をレイアウトバック、7本目をレイアウトバラニー、8本目をパイクバック、9本目をタックバラニーアウトにそれぞれ変更した。5本目で立て直したが8本目まで移動が続いた。9本目、10本目は回転不足のため膝が曲がってしまったが、通し切った。構成の変更や膝曲がりが目立ち、落ち着きのない演技となってしまった。今大会は通し率を重視して全日本インカレと同じ構成で臨んだものの、予定通りの演技をすることはできなかった。会場練習での感触が良かっただけに、悔いの残る結果となった。中盤の2回宙返り連続の不安定さが露呈する結果となったので、今後改善に努めたい。
岡﨑優太
1,タックバラニーアウトトリフィス
2,タックハーフインハーフアウト
3,パイクバラニーアウト
4,パイクハーフインハーフアウト
5,タックバラニーアウト
6,タックバック
7,パイクルディーアウト
8,タックダブルバック
9,タックフルインバラニーアウト(前方抱え込み2回宙返り1回半ひねり)
10,パイクダブルバック
<1回目>
新技のタックバラニーアウトトリフィスを入れた構成で臨んだ。予備ジャンプが乱れてしまったため跳び直し、時間超過のため減点となった。1本目をベッドの中心で決め、その後の2本目~4本目まで安定した演技を続けた。5本目で後方に移動したが、6本目でベッドの中心に戻した。7本目で回転不足のため膝が曲がってしまうとともに、ひねりが遅れてしまい、8本目で大きく後方に移動し、ブルーマットに着地したため、7種目中断となった。
<2回目>
予備ジャンプが乱れてしまったため跳び直し、時間超過のため減点となった。1本目で回転不足のため膝が曲がってしまい、2本目で大きく後方に移動し、ブルーマットに着地したため、1種目中断となった。今大会では2回とも入りの予備ジャンプが安定せず、少し焦った状態で演技に入ってしまった。中断の原因として、今大会に向けた新しい構成の練習が不足していたため、自分の演技に強い自信が持てなかった、ということが考えられる。今後は緊張感のある環境の中でも、自信をもって演技を決めきることができるよう、本番を意識した練習に取り組んでいきたい。
今大会は、全員が今までの大会を通して最も難度の高い構成で臨んでおり、とても積極性のある臨み方ができた大会となった。さまざまな課題がある中で、大会までの残りの日数でできることを逆算しながら日々の練習に向かっていた。しかし、その中で起こった怪我により想定通りに練習を進められなかったり、思うように新技が習得できず難度点を下げてしまったりと、逆算がうまくできておらず、自分の想定から少し逸れた演技をしてしまった部員が多いように感じた。自分が目標とすべき大会から日々の練習メニューを考える上で、残りの日数を逆算し、想定外の怪我や新技への苦戦などを考慮しながら、より正確な目標を立てられるよう努力していきたい。
最後になりましたが、ご指導いただきました、中田大輔先生、新谷昴コーチ、審判を務めていただきました日垣博考先輩(H29)、浅見杏樹先輩(R3)、ご観戦いただきました棟朝銀河先輩(H29)、ありがとうございました。この場をお借りし、深く御礼申し上げます。
(記:岡﨑優太、南和希、上田乃維、永野祐里)