2023年6月10日(土)、草薙総合運動場体育館このはなアリーナで行われました、令和5年度国民体育大会静岡県予選会の観戦記をご報告いたします。
関係者の皆様はFor OBOGのページから動画も見られますので、是非そちらと併せてご覧になってください。
男子個人…小田切伊織(総1)
1種目め…鞍馬
序盤の流れは良かったが、前移動〜シバドの切り返しで、膝をポメルにぶつけてしまい、落下してしまった。その際に足が痺れてしまい立つことが困難となったため演技中断という結果になった。旋回の抜きで腹が抜け反った形になる傾向があり、ぶつけてしまったことが原因だと考えられる。鞍馬は得点源となる種目であるので旋回の見直しをしつつ演技の安定性を追求していく。
2種目め…つり輪
東日本インカレの構成から下り技を後方2回宙返り2回ひねり下りに変えた演技を実施した。全体的に落ち着いてできたものの、下り前の経過車輪の抜きが早くなってしまい、高さが生まれず前のめりの着地となってしまった。今後はスイングの見直しをしつつDスコア向上に取り組んでいく。
3種目め…跳馬
1種目めの鞍馬での足の痺れが完全に抜けておらず心配であったが、アカピアンを実施することができた。着地に余裕も生まれてきたので、さらに高難度の技にも取り組んでいきたい。
4種目め…平行棒
前半は流れがよかったが、後半のチッペルトであふり込みが足りず、ギリギリでバーをキャッチする形になってしまった。平行棒は通るものの全体的な粗が目立つようにみられるため、一つひとつの質をあげられるようにしていく。
5種目め…鉄棒
チェコ式車輪の最後をケステに変えた演技で挑んだ。最初の閉脚エンドーで手前に体重が残ってしまい戻りかけたが、それ以降は無難に通し着地もまとめられた。鉄棒も得点源となる種目のため、離れ技を増やしつつ新技にも挑戦してDスコアの向上に努めていきたい。
6種目め…床
鞍馬で負傷した足の痺れは完全にとれており自信をもって行え、全体的に高い着地と小さな一歩に収めることができた。去年までの演技に戻せるようにまずは怪我の治療に専念する。
今大会は東日本インカレでの反省点を試す意味合いも含んだ試合であったが、1種目めで予想外のアクシデントがあり、目標としていた点数には程遠い結果となった。一方で2種目め以降は切り替えて落ち着いた試合運びができ、大過失を出すことなく終わることができた。国体東海ブロック大会の出場権は得られなかったが、今大会の経験を糧に全日本インカレへつなげていく。
(記:小田切伊織)