第60回全日本トランポリン競技選手権大会予選会 観戦記

2023年9月3日(日)、上越市立上越体操場ジムリーナにて行われました、第60回全日本トランポリン競技選手権大会予選会の観戦記をご報告いたします。


男子個人予選会…上田乃維(環3)、金子慶汰(政1)

男子個人予選会

上田乃維
1,パイクフルインバラニーアウト(前方屈身2回宙返り1回半ひねり)
2,タックハーフインハーフアウト(後方抱え込み2回宙返り1回ひねり)
3,パイクルディーアウト(前方屈身2回宙返り1回半ひねり)
4,パイクハーフインハーフアウト(後方屈身2回宙返り1回ひねり)
5,タックルディアウト(前方抱え込み2回宙返り1回半ひねり)
6,タックダブルバック(後方抱え込み2回宙返り)
7,パイクバラニーアウト(前方屈身2回宙返り半ひねり)
8,タックフルインフルアウト(後方抱え込み2回宙返り2回ひねり)
9,タックバラニーアウト(前方抱え込み2回宙返り半ひねり)
10,パイクフルインフルアウト(後方屈身2回宙返り2回ひねり)

今大会は、大きな目標のひとつである全日本選手権大会の出場権を競う大会であった。去年までのボーダーラインである53点を狙える構成を作り、大会に挑んだ。1回目の試技は、通しの後半部分でリズムを崩してしまい、去年までのボーダーラインに少し届かない点数となったため、2回目の試技の実施を決めた。

2回目は全体的にまとまった演技を実施することができ、無事に全日本選手権大会の出場権を獲得することができた。今大会に向けて、普段の8割ほどの完成度の演技を確実に行うという意識で練習を重ねてきた。普段のベストを狙う練習とは一味違った、少し面白みの少ない練習となってしまったが、しっかりと戦略を練って戦えたことは、今後も参考にできる良い経験となった。今月は大会が続くので、自分の心と身体の調子を整えつつ、全力で戦っていきたい。

金子慶汰
1,パイクルディーアウト
2,タックダブルバック
3,タックルディーアウト
4,タックバック(後方抱え込み1回宙返り)
5,パイクバラニーアウト
6,パイクダブルバック(後方屈身2回宙返り)
7,タックバラニーアウト
8,タックハーフインハーフアウト
9,レイアウトバラニー(前方伸身1回宙返り半ひねり)
10,パイクハーフインハーフアウト

今大会は初挑戦となる全日本選手権大会予選会であり、一つの目標にしていた舞台でもあった。自分らしく、プレッシャーに負けずに演技することを目標に大会に挑んだ。1回目の試技では大きなミスなく、まとまった演技を行うことができた。しかし去年までのボーダーラインに及ばない点数であると判断し、 2回目の試技の実施を決めた。 2回目は7本目まで順調にリズムよく決めたが、続く8本目で体勢を崩し、横に移動してしまったためパッドに触れ、8種目中断となってしまった。

自分らしく演技することはできたが、プレッシャーに打ち勝てないというメンタル面での課題が残る結果となってしまった。今週末には東日本選手権が控えているためメンタルコントロールに焦点を当て、調整を行っていきたい。

今大会は動画撮影が禁止されていたため演技の詳細な講評は割愛させていただきます。

今大会は無観客、動画撮影禁止などといった普段の大会とは異なる雰囲気の中での試技であった。普段とは一風変わった緊張感の中、メンタルコントロールの難しい状況ではあったが各部員が全力を尽くすことができ、上田が全日本選手権の出場権を獲得したのは大変喜ばしいことである。今週末には東日本選手権が控えているため気持ちを切り替え、それぞれの目標に向けて励んでいきたい。


(記:上田乃維、金子慶汰)