特別国民体育大会(トランポリン) 観戦記

2023年9月17日(日)〜2023年9月18日(月)、西原商会アリーナ(鹿児島アリーナ)にて行わ
れました、特別国民体育大会(トランポリン)の観戦記のご報告いたします。

成年の部男子…上田乃維(環3)

成年の部男子予選
<第一自由演技>
1,レイアウト3/4バック(後方伸身3/4回宙返り腹落ち)
2,タックコディー(腹落ち~後方抱え込み1・1/4回宙返り)
3,レイアウトバラニー(前方伸身1回宙返り半ひねり)
4,パイクバック(後方屈身1回宙返り)
5,ストラドルバウンス(開脚ジャンプ)
6,シートドロップ(腰落ち)
7,スイブル(腰落ち~半ひねり腰落ち)
8,スタンド(腰落ち~立つ)
9,タックバウンス(抱え込みジャンプ)
10,パイクバウンス(閉脚ジャンプ)

第一自由演技は、難度点が加算されないため、演技点と跳躍点を確実に獲得できる構成で挑んだ。6本目で少し前方に移動したが、続く7本目でベッドの中心に戻した。全体的に演技点の高い美しい演技を決めた。

<第二自由演技>
1,レイアウト3/4バック
2,タックコディー
3,レイアウトバラニー
4,パイクバック
5,パイクルディーアウト(前方屈身2回宙返り1回半ひねり)
6,パイクハーフインハーフアウト(後方屈身2回宙返り1回ひねり)
7,パイクバラニーアウト(前方屈身2回宙返り半ひねり)
8,タックハーフインハーフアウト(後方抱え込み2回宙返り1回ひねり)
9,タックバラニーアウト(前方抱え込み2回宙返り半ひねり)
10,パイクフルインフルアウト(後方屈身2回宙返り2回ひねり)

予選を確実に通過するため、難度点を落とし、安定感の高い構成で挑んだ。10本目で後方に移動したが、それ以外はベッドの中心でまとまった演技を実施することができた。
着地が乱れ減点となったが、全体的に演技点の高い美しい演技を決めた。

成年の部男子決勝
<決勝演技>
1,パイクバラニーアウトトリフィス(前方屈身3回宙返り半ひねり)
2,パイクハーフインハーフアウト
3,タックバラニーアウトトリフィス(前方抱え込み3回宙返り半ひねり)
4,パイクフルインフルアウト(後方屈身2回宙返り2回ひねり)
5,パイクルディーアウト
6,パイクハーフインルディーアウト(後方屈身2回宙返り2回ひねり)
7,パイクバラニーアウト
8,タックハーフインハーフアウト
9,タックバラニーアウト
10,ミラー(後方伸身2回宙返り3回ひねり)

3本目で大きく前方に移動したが、続く4本目でベッドの中心に戻した。しかし、4本目でリズムを崩してしまい、続く5本目で回転不足により膝が曲がってしまった。6本目で大きく後方に移動し、パッドに触れてしまったため、5種目中断となった。

今回の大会での評価点は、予選演技は自分の想定通りのもの、練習通りのものを大会本番で出し切ることができたこと、決勝での大会への臨み方が、メンタル面ではとても良かったことである。特に、決勝でのメンタル面については、これまでの大会では、自信が持ちきれず強気に戦うということがなかなかできずに、毎回反省点がメンタル面の問題ばかりで技術的な反省があまりできなかったが、今回はメンタル面ではかなり強気に挑むことができ、結果としては中断となってしまったものの、自分の課題点をしっかりと見直せる機会になった。自分の不安な要素に目を向けがちであったが、少し視点を変えてポジティブに捉える、大会当日の流れで良かったところに目を向けるというマインドが試技の直前に自分を落ち着かせてくれた。今回の中断は、結果は残せなかったものの、次に繋げられる良い失敗だと捉えて、次の大会に向かっていきたい。
技術的な面での反省点は、練習の中で圧倒的に通し練習が少なく、自分の通しの経験値がとても低いことである。今回の決勝も、技の入りはとても良かったものの、練習で出たことがないような良いもので、逆にリズムを合わせ切ることができなかったので、普段の練習で通し練習を増やし、自分の通しの引き出しを増やしていきたい。

最後になりましたが、審判を務めてくださいました、日垣博考先輩(H29)、ありがとうございました。この場をお借りし、深く御礼申し上げます。