2023川崎ジャパンオープン 観戦記

2023年12月8日(金)~10日(日)、川崎市とどろきアリーナにて行われました、2023川崎トランポリンジャパンオープンの観戦記をご報告いたします。



マスターズ部門19~29歳の部(女子)…内田祥子(経1)
マスターズ部門19~29歳の部(男子)…金子慶汰(政1)
ジャパンオープン部門(男子)…上田乃維(環3)

マスターズ部門19~29歳の部(女子)予選
内田祥子

1,フルシート(1回ひねり腰落ち)
2,スイブル(腰落ち~半ひねり腰落ち)
3,ハーフスタンド(腰落ち~半ひねり立つ)
4,タックバウンス(抱え込みジャンプ)
5,ハーフシート(半ひねり腰落ち)
6,スタンド(腰落ち~立つ)
7,ストラドルバウンス(開脚ジャンプ)
8,ハーフピルエット(半ひねりジャンプ)
9,ストラドルバウンス
10,タック前宙(前方抱え込み1回宙返り)

今大会では前回の東日本選手権での反省をふまえ、通しきることを最優先として挑んだ。2本目で腰、膝が曲がり、3本目で伸びが甘く、腰、膝が曲がった。4本目で抱えが甘く爪先が曲がり、6本目で伸びが甘く、腰、膝が曲がった。7本目で膝が曲がり、姿勢が大きくなり、8本目で膝、肘が曲がった。9本目で膝が曲がり姿勢が大きくなり、10本目で抱えが大きく、爪先が曲がり、着地の際に膝が曲がった。着地が乱れた上に静止時間が短かった為、着地減点となった。今回試技順1番で緊張したが、練習通りの演技をすることができた。今年最後の大会で自己ベストを出すことが出来、自信となった。来年に向け基礎を固めつつ、新技にも取り組んでいきたい。


マスターズ部門19~29歳の部(男子)
金子慶汰
1,パイクルディーアウト(前方屈身2回宙返り1回半ひねり)
2,タックダブルバック(後方抱え込み2回宙返り)
3,タックルディーアウト(前方抱え込み2回宙返り1回半ひねり)
4,タックバック(後方抱え込み1回宙返り)
5,パイクバラニーアウト(前方屈身2回宙返り半ひねり)
6,タックハーフインハーフアウト(後方抱え込み2回宙返り1回ひねり)
7,タックバラニーアウト(前方抱え込み2回宙返り半ひねり)
8,パイクダブルバック(後方屈身2回宙返り)
9,レイアウトバラニー(前方伸身1回宙返り半ひねり)
10,パイクハーフインハーフアウト(後方屈身2回宙返り1回ひねり)

<予選>
今大会はメンタルコントロールを行い、予選と決勝の2回の演技を通しきることを目標として挑んだ。1本目で腕が乱れ、前方に移動した。2本目に回転不足のため腰と膝が曲がり、後方へ移動した。3本目で回転不足のため膝が曲がり、4本目で回転をかけすぎたため腕が乱れた。6本目で回転不足のため開きが遅れ、7本目・8本目で回転不足のため膝が曲がり前方に移動した。9本目で中心に戻したが腰と膝が曲がり、10本目で抱えが大きく、回転が不足し膝が曲がり後方へ移動した。着地が乱れ減点となった。全体的にまとまりのない乱れた演技となったが無事、決勝進出を決めた。

<決勝>
2本目で後方に移動した。3本目で回転不足のため、膝が曲がった。4本目〜7本目までを安定して決めたが、8本目で回転不足のため膝が曲がった。10本目で抱えが大きく回転が不足し、足が乱れ腰が折れた。着地が乱れ減点となった。全体的に安定し、自らができる最大限の演技を決めたことで見事優勝を決めた。


ジャパンオープン部門(男子)
上田乃維
1,パイクバラニーアウトトリフィス(前方屈身3回宙返り半ひねり)
2,パイクハーフインハーフアウト
3,タックバラニーアウトトリフィス(前方抱え込み3回宙返り半ひねり)
4,パイクフルインフルアウト(後方屈身2回宙返り2回ひねり)
5,パイクルディーアウト
6,パイクハーフインルディーアウト(後方屈身2回宙返り2回ひねり)
7,パイクバラニーアウト
8,タックハーフインハーフアウト
9,タックバラニーアウト
10,ミラー(後方伸身2回宙返り3回ひねり)

<1回目>
前回大会である、全日本選手権と同じ構成で挑んだ。1本目〜4本目はベッドの中心で美しく決めたが、続く5本目、6本目で回転不足により腰が曲がってしまった。7本目でも回転不足により膝が曲がってしまった。続く8本目で大きく後方に移動したが、9本目でベッドの中心に戻し、続く10本目もベッドの中心で決め切ったことで見事自己ベストを更新した。

<2回目>
2本目で大きく後方に移動し、マットに着地したため、1本目中断となった。1回目の演技でまとまった演技を決められたが、その勢いに乗り切れず、少し空振りとなってしまった。今後の大会に向けて、2本ともしっかりと決め切る力を身につけていきたい。


今大会はトランポリン部員にとって年内最後の公式戦であった。また、多くの先輩方に対面でご観戦していただける大会であり、部員は設定した目標を達成すべく挑んだ。結果としては自己ベストの更新や部門別優勝という大きな成功体験を得ることができ、自信へとつながった。
今回の結果に慢心せず、これからのオフシーズンで今年見つけた改善点に焦点を当て、練習に取り組んでいきたい。

最後になりましたが、ご指導いただきました、中田大輔先生、審判を務めてくださいました日垣博考先輩(H29)、浅見杏樹先輩(R3)、ご観戦いただきました寺嶋政幸監督(H20)、塚田治夫会長(S47)、田口洸太郎先輩(H28)、木村慧先輩(H29)、福田将士先輩(H29)、棟朝銀河先輩(H29)、川井郁生先輩(H30)、岩田優佑先輩(R3)、中島聖也先輩(R3)、山﨑大司先輩(R4)、並びに保護者の方々、オンライン中継でご観戦いただいた皆様、ありがとうございました。この場をお借りし、深く御礼申し上げます。



(記:上田乃維、内田祥子、金子慶汰)