2024年9月12日(木)、SAGAサンライズパークSAGAアリーナにて行われました、第78回国民スポーツ大会(トランポリン)の観戦記のご報告いたします。
男子個人…上田乃維(環4)
男子個人予選
<第一自由演技>
1,レイアウト3/4バック(後方伸身3/4回宙返り腹落ち)
2,タックコディー(腹落ち~後方抱え込み1・1/4回宙返り)
3,レイアウトバラニー(前方伸身1回宙返り半ひねり)
4,パイクバック(後方屈身1回宙返り)
5,ストラドルバウンス(開脚ジャンプ)
6,シートドロップ(腰落ち)
7,スイブル(腰落ち~半ひねり腰落ち)
8,スタンド(腰落ち~立つ)
9,タックバウンス(抱え込みジャンプ)
10,パイクバウンス(閉脚ジャンプ)
第一自由演技は、難度点が加算されないため、演技点と跳躍点を確実に獲得できる構成で臨んだ。
1本目で後方に移動したが、続く2本目でベッドの中心に戻した。その後は大きな移動、減点もなく、ベッドの中心で美しい演技を決めた。
<第二自由演技>
1,レイアウト3/4バック
2,タックコディー
3,レイアウトバラニー
4,パイクバック
5,ストラドルバウンス
6,シートドロップ
7,スイブル
8,スタンド
9,タックバウンス
10,パイクバウンス
予選を確実に通過するため、第一自由演技と同じ、安定感の高い構成で臨んだ。
全体を通して大きな移動、減点はなく、ベッドの中心で美しい演技を決めた。第一自由演技、第二自由演技ともに安定した演技を決めたため、決勝進出を果たした。
男子個人決勝
<決勝演技>
1,パイクバラニーアウトトリフィス(前方屈身3回宙返り半ひねり)
2,パイクハーフインハーフアウト(後方屈身2回宙返り1回ひねり)
3,タックバラニーアウトトリフィス(前方抱え込み3回宙返り半ひねり)
4,パイクフルインフルアウト(後方屈身2回宙返り2回ひねり)
5,パイクルディーアウト(前方屈身2回宙返り1回半ひねり)
6,パイクハーフインルディーアウト(後方屈身2回宙返り2回ひねり)
7,パイクバラニーアウト(前方屈身2回宙返り半ひねり)
8,タックハーフインハーフアウト(後方抱え込み2回宙返り1回ひねり)
9,パイクフルインバラニーアウト(前方屈身2回宙返り1回半ひねり)
10,ミラー(後方伸身2回宙返り3回ひねり)
決勝では上位入賞を目指し、自分にとって難度点が最高の構成で臨んだ。
1本目はベッドの中心で決めたが、2本目で少し後方に移動し、続く3本目で前方に移動した。4本目で回転不足により膝が曲がった。5本目で大きく前方に移動し、回転不足により膝が曲がった。続く6、7本目はその場での跳躍となったが、8本目でベッドの中心に戻した。9本目で回転不足により腰が折れた。10本目で少し後方に移動したが、安定した着地で演技を通し切ることができた。全体的に移動は多かったものの、リズムよく安定した演技で、4位入賞を決めた。
今大会は、国民スポーツ大会ということもあり、普段よりも多くの観客とメディアに囲まれた中での大会となった。普段とは一味違う緊張感が張り詰めていたが、全国規模の大きな大会でありとても楽しんで大会に参加することができた。予選では9人中8人が決勝に進出できる状況だったため、大会前からさまざまなパターンを想定し、難度点を変えた、より安定する構成を練習していた。その練習が功を奏し、無事に決勝進出を決めたことは、戦略を立てて練習を重ねた結果であると思える。決勝でも、普段の練習どおりの落ち着いた演技を決め、見事4位に入賞することができた。全国規模の大きな大会で4位という結果を残せたことは、今後の大きな自信に繋がった。今回の評価点、改善点をしっかりと見直し、今後の大会に繋げていきたい。
(記:上田 乃維)