第37回神奈川県トランポリン大会 観戦記

2023年2月5日(日)、厚木市荻野運動公園体育館にて行われました、第37回神奈川県トランポリン大会の観戦記をご報告いたします。

Cクラス女子…永野祐里(商2)、大脇美怜(商1)
SAクラス男子…上田乃維(環2)

Cクラス女子
永野祐里
1,タックバック(後方抱え込み1回宙返り)
2,タックバウンス(抱え込みジャンプ)
3,タックバラニー(前方抱え込み1回宙返り半ひねり)
4,タックバウンス
5,シート(腰落ち)
6,スイブル(腰落ち〜半ひねり腰落ち)
7,スタンド(腰落ち〜立つ)
8,ハーフピルエット(半ひねりジャンプ)
9,ストラドルバウンス(開脚ジャンプ)
10,パイク前宙(前方屈身1回宙返り)

新技のタックバラニーを入れた構成で臨んだ。1本目で回転不足により腰が曲がり、2本目で大きく体勢を崩した。3本目で回転とひねりが足りず、足が開いてしまった。4本目では抱え込みの姿勢が浅く、つま先も伸ばすことができなかった。5本目〜8本目までは落ち着いて演技を決めた。9本目で膝が曲がり、10本目が回転不足となり、アウトバウンスで大きく後方に移動した。前回の大会よりも宙返りを増やすことができたが、その分落ち着きの無い演技となってしまった。しかし、自己ベストを更新できたことは、今後の自信に繋がった。

大脇美怜
1,タックバウンス
2,ハーフピルエット
3,シート
4,スイブル
5,スタンド
6,ハーフシート(半ひねり腰落ち)
7,フロント(腹落ち)
8.スタンド(腹落ち〜立つ)
9,ストラドルバウンス
10,フルピルエット(1回ひねりジャンプ)

 今大会は大脇にとって大学デビュー戦であった。1本目で体勢を崩してしまい、2本目で腕が振り出されてしまった。続く3本目では膝が曲がってしまった。その後は体勢を立て直して9本目までベッドの中心で決めることができたが、10本目ではひねりが足りずに体勢を崩してしまった。目標であった高い演技点の獲得には一歩及ばなかったが、今回のデビュー戦で通し切ることができたのは今後の大会への自信に繋がった。

SAクラス男子
上田乃維
1,レイアウト3/4バック(後方伸身3/4回宙返り腹落ち)
2,タックコディー(腹落ち~後方抱え込み1・1/4回宙返り)
3,パイクバック(後方屈身1回宙返り)
4,レイアウトバック(後方伸身1回宙返り)
5,タックバラニーアウト(前方抱え込み2回宙返り半ひねり)
6,タックハーフインハーフアウト(後方抱え込み2回宙返り1回ひねり)
7,パイクバラニーアウト(前方屈身2回宙返り半ひねり)
8,パイクハーフインハーフアウト(後方屈身2回宙返り1回ひねり)
9,パイクフルインバラニーアウト(前方屈身2回宙返り1回半ひねり)
10,パイクフルインフルアウト(後方屈身2回宙返り2回ひねり)

前回大会である川崎ジャパンオープンから大きく難度を落とし、演技点を狙いに行く構成で臨んだ。3本目で大きく後方に移動したが、続く4本目でベッドの中心に戻した。7本目で大きく前方に移動し、8本目でベッドの中心に戻したが、回転不足のため膝が曲がってしまった。続く9本目では、屈身のフルインバラニーアウトの予定であったが、回転不足のため抱え込みのフルインバラニーアウトに変更した。また、10本目でも屈身のフルインフルアウトの予定であったが、回転不足のため抱え込みのフルインフルアウトに変更することで10本を通し切った。通しの後半にかけて姿勢が崩れてしまうことが多かったため、演技点を狙った構成にも関わらず演技点の低い演技となってしまった。課題である本番での弱さがまたしても出てしまい、悔いの残る大会となったため、次の大会で挽回できるよう、緊張感のある練習を心がけていきたい。

今大会は、体操部トランポリン部門にとって本年度最初の大会であった。納得のいく演技ができた選手は少なく各々の課題が見つかった大会であった。しかし、全員が最後まで通しきることができた点では、これまでの大会での課題であった中断率の高さを克服できたため、今後の自信にもつながった。シーズン期である5月の大会で納得のいく演技ができるよう、今回の大会での反省を活かした練習を心がけていきたい。

最後になりましたが、審判を務めていただきました、寺嶋政幸監督(H20)、浅見杏樹先輩(R3)、岡﨑優太先輩(政4)ありがとうございました。この場をお借りし、深く御礼申し上げます。

(記:上田乃維、永野祐里、大脇美怜)