第10回全日本トランポリン競技年齢別選手権大会 観戦記

2023年5月11日(金)〜5月13日(日)、群馬県ヤマト市民体育館前橋にて行われました、第10回全日本トランポリン競技年齢別選手権大会の観戦記をご報告致します。

年齢別17〜21才部門(男子)…金子慶汰(政1)
オープン部門(男子)…上田乃維(環3)

年齢別17〜21才部門(男子)
金子慶汰
1,パイクルディーアウト(前方屈身2回宙返り1回半ひねり)
2,パイクバック(後方屈身1回宙返り)
3,タックルディーアウト(前方抱え込み2回宙返り1回半ひねり)
4,タックダブルバック(後方抱え込み2回宙返り)
5,パイクバラニーアウト(前方屈身2回宙返り半ひねり)
6,パイクダブルバック(後方屈身2回宙返り)
7,タックバラニーアウト(前方抱え込み2回宙返り半ひねり)
8,タックハーフインハーフアウト(後方抱え込み2回宙返り1回ひねり)
9,レイアウトバラニー(前方伸身1回宙返り半ひねり)
10,レイアウトダブルバック(後方伸身2回宙返り)

<1回目>
今大会は金子にとって大学デビュー戦であった。今大会では新技のレイアウトダブルバックを入れ、過去最高難度の構成で臨んだ。1本目で前方に移動してしまったため大きく崩れ、2本目は姿勢が大きくなってしまった。3本目、4本目は回転不足のため途中で膝が曲がってしまったが、5本目でリズムを取り戻した。そして6本目以降は順調に演技することができた。着地が乱れ減点となった。今大会では難度点の自己ベストは更新できたが、合計点では自己ベストに2点ほど及ばない結果となった。

<2回目>
1回目の反省を活かし、1本目は積極的にかけた。しかし2本目で回転を止めきれず体勢を崩した。3本目でパッドに触れたため、2種目中断となった。会場の雰囲気に飲まれず、自分らしくリラックスして演技することが今後の課題である。

オープン部門(男子)
上田乃維
1,パイクバラニートリフィスアウト(前方屈身3回宙返り半ひねり)
2,パイクハーフインハーフアウト(後方屈身2回宙返り1回ひねり)
3,タックバラニートリフィスアウト(前方抱え込み3回宙返り半ひねり)
4,パイクハーフインルディーアウト(後方屈身2回宙返り2回ひねり)
5,パイクルディーアウト
6,パイクフルインフルアウト(後方屈身2回宙返り2回ひねり)
7,パイクバラニーアウト
8,タックハーフインハーフアウト
9,パイクフルインバラニーアウト(前方屈身2回宙返り1回半ひねり)
10,ミラー(後方伸身2回宙返り3回ひねり)

<1回目>
今大会は過去最高難度の演技構成で臨んだ。3本目で回転不足により膝が曲がり、4本目で上手く踏み込めなかったため、4本目をパイクバックに変更した。4本目で姿勢が大きくなり、5本目と6本目で回転不足のため、腰が折れてしまった。8本目で大きく右に移動し、スポッターマットに触れたため、8種目中断となった。

<2回目>
1回目で中断していたため、後のない状態での試技となった。2本目で後方に大きく移動し、3本目でベッドの中心に戻したが、回転不足により膝が曲がった。4本目で上手く踏み込めなかったため、4本目をパイクバックに変更した。4本目で回転不足のため膝が曲がった。5本目で大きく前方に移動し、回転不足のため腰が折れた。6本目で上手く踏み込めなかったため、6本目をタックバック(後方抱え込み1回宙返り)に変更した。6本目で抱えが甘くなったため回転不足となり、膝が曲がったが、ベッドの中心に戻した。7本目で大きく前方に移動するとともに、回転不足のため膝が曲がった。8本目でつま先が曲がり、9本目で回転不足のため膝が曲がり、足が開いてしまった。10本目で上手く踏み込めなかったため、10本目をレイアウトバック(後方伸身1回宙返り)に変更したが、回転不足のため腰が折れ、膝が曲がった。着地が乱れ、減点となった。

今大会は、トランポリンの部員にとって久しぶりの公式戦であった。出場した部員全員が過去最高難度の構成で臨んだものの、練習通りの演技ができず、本番での弱さが如実に表れた大会となった。今週末に行われる東日本インカレや今後の大会では、本番で力が発揮できるよう、緊張感のある練習をしていきたい。

最後になりましたが、ご指導頂きました中田大輔先生、審判を務めてくださいました日垣博考先輩(H29)、浅見杏樹先輩(R3)ありがとうございました。また、今大会は御多忙の中加藤直之先輩(S56)、柴田沙希子先輩(H29)、清水智香先輩(H29)、福田将士先輩(H29)、棟朝銀河先輩(H29)、岩田優佑先輩(R3)、中島聖也先輩(R3)にご観戦いただきました。そしてオンライン中継で多くの先輩方、並びに保護者の方々にご観戦いただきました。この場をお借りし、深く御礼申し上げます。

(記:永野祐里、金子慶汰)