こんにちは。本日のリレー日記を担当させていただきます、薬学部薬科学科4年の西尾颯馬です。
先日、今年度初の大会に参加いたしました。そこで慶應は団体優勝という輝かしい成績を残した一方で、個人組の私は5種目で失敗をしてしまいました。
精神的安定が取り柄の私ですが、後半の種目に進むにつれて心の牙城が崩れていく音が聞こえました。最終種目、跳馬の前に励ましてくれたのはデビュー戦、1年生の子でした。
「これ成功したら夜パーティーしましょう」
試合終了後は、吉田君に言いつけられたならば、いくらでもお菓子を買うことを決意いたしました。これほど複雑な気持ちで臨んだパーティーは人生初でした。
そんな茶番のおかげもあってか、もやもやとした感情は一夜にして晴れ、すっきりとした気持ちで皆を応援出来ました。
この大会を通して、改めて体操を楽しもうという気持ちが強くなったように思います。
誰に言われてやっているわけでもなく、“楽しい”で始めたものなのに苦しめられるというのは考えもの。上手くなりたい気持ちがモチベーションになるなら良いですが、かえって首を絞めているならおかしな状況だと思います。特に世間では「苦しいことに耐えること」が美徳とされている風潮があります。たしかに、高い目標を掲げれば高い壁が出てくるのは当然です。ですが、これも“楽しく”越えていきたい。
過度な自己検閲によって自分を追い詰めていないか。
もっと工夫できる点はないか。
ラストイヤーなので原点に立ち返って思いっきり楽しもうと思います。
拙い文章となりましたが、これで本日のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました。